にじいろぱれっと

アートで繋ぐ復興支援活動in石巻~開催の報告!

手芸粘土教室(クレイアート)指導者養成講習会
開催日:2016年10月20日(木)
開催時間:10:00~17:00
開催場所:Coworking!@Ishinomaki(石巻市穀町12-25 大もり屋本店ビル1階)
参加者:石巻地域で手芸粘土教室の運営を希望する方 14名、
株式会社日清製粉グループ2名、
高頭千代子(被災者支援事業コーディネーター)
主催:株式会社日清製粉グループ本社
協賛:日清アソシエイツ株式会社 商品販売事業部
講師:大脇達也(日清アソシエイツ株式会社 商品販売事業部)、藤原久美子(SOAT)、佐藤晴香(SOAT)
活動趣旨
3.11で被災した地域の復興支援活動として自ら手芸粘土教室の運営を希望する団体に対し、指導員(インストラクター)を養成する研修。
仮設住宅が撤去されておらず、十分な遊びの場や機会のない地域の児童に対し、遊びの機会を提供する。または仮設住宅及び災害公営住宅等の居住者に対し、手芸粘土活動により、地域コミュニティ活動への参加への「きっかけ」を提供する。
仮設住宅でのコミュニティ活動に停滞が生じている地域、災害公営住宅においてコミュニティ再編や形成を必要としている地域の自治会や地元支援団体に対し、手芸粘土教室開催・運営という活動機会を提供する。これにより被災地の「心の復興」の一助とする。
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活動内容
10:00~12:00 手芸粘土の取扱い方
講師:大脇達也(日清アソシエイツ(株))
粘土のこね方や保管方法など、基本的な取り扱い方から始まり、今回使用の樹脂粘土を触るのが初めてという参加者でも安心して取り組める講座でした。
ポイントを教わりながら粘土を丸める、つぶす、といった簡単な動作でマカロンやアイスクリームを作りあげると参加者は「本物っぽい!」「意外と簡単に出来た」と仕上がりに驚き、コツをつかむまで何回も練習をしていました。
13:00~17:00 手芸粘土による造形遊び
講師:藤原久美子、佐藤晴香(SOAT)
実際の事例紹介(0.5h)
講習作品のアイデア出し(1h)
午後は花やお菓子など応用的な作り方を行い、バリエーションの幅を広げる活動です。
薄く伸ばしたり、型を抜いたり、使い方によって全然違う仕上がりになるのが樹脂粘土の奥深く面白いところで、「こんな風にもなるんだ!」と色々な手法を試しながら学んでいきました。
後半は参加者に持参していただいたアイテムを活用して、それぞれの自由な発想で制作に取り組みます。
午前に行った丸める動作を応用して仙台名物のずんだ団子を作ったり、好きな色のお花と葉っぱを組み合わせてバスケット飾りに仕上げたり、細かい表現にこだわりながら動物に挑戦したり、
手を動かすうちに様々なアイディアが出て、参加者は時間のかぎり熱心に取り組んでいました。
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参加者からの声
・楽しくあっという間の時間。子どもたちへこの楽しさを伝え、楽しい時間を過ごしてもらう為に指導していきたい。
・年齢、性別等に関係なく、自身が開催しているサロンで明日にでもすぐ活用できることがよく分かった。粘土細工は作ったことがあったが、今回の受講できちんと教えてもらえたので安心して取り組める。
・指導する立場とすると、本日の受講だけでは粘土の扱いに不安があるが、作ったものを見せ合ったり自然と会話が弾むのは素晴らしい時間になると思うので、頑張りたい。
・有意義な時間を過ごすことができた。親子向け、仮設住宅向けなどいろいろ開催していけたらと思う。
などの感想が寄せられ、実際の教室開催に向けての不安はあれど、全員が「出来る・出来そう」と満足度の高い充実した講座となったようでした。
この活動が地元の笑顔に繋がっていくと嬉しいですね。

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