~SOAT・アートで繋ぐ 復興活動~「久留米美術館記念プレ事業」ワークショップ開催にあたり
東日本大震災は、死者・行方不明者2000人に加えて福島原発放射能被害・風評被害など、5年が過ぎた現在も帰宅することのできない人たちが全国に避難してます。アートで繋ぐSOATの 復興活動は、風化されつつある被災地の現状をアートワークショップを通して伝え、再発防止の参考にしていただきたいと思っております。そして、熊本震災もまた死者と住宅全壊多数などの被害をもたらし車中や避難所で暮らしを余儀なくされてます。
久留米市でアートワークショップを開催することで、被災地のみなさんの復興に繋がり、アートの力が心を癒して人を元気にし、子どもの育成と地域社会に貢献すると信じて活動しております。
8月17日(水)「オリジナルミニだるまを作ろう!」
100人限定無くなり次第終了!
時間10:00~14:20
講師:森敏美(東北生活文化大学生活美術教授)
「だるま」は、七転び八起の縁起もの。福島県郡山市で作られただるまに思いを込めた絵やメッセージを絵付けするワークショップ。
参加者の声、
「最初に構図を決めるところが、難しかった」「楽しかった」「お髭が難しかったけど、楽しかった」ほか、
沢山の楽しかったの声を頂きました。
8月18日(木)「アート探検ワークショップ」
開催時間10:00~15:30
講師:齋 正弘(宮城県美術館学芸員(元教育普及部長))
参加者:9名
午前10:00~12:00「UVシェルターを作ろう!」
文化センター内を探検。
日差しを避けるためのシェルター作りを新聞紙を工夫して作りました。
なぜか!?爪の形が似ているどうしが、3人ずつチームを作り、各々が新聞を工夫してオリジナル日よけシェルターを作りました。
偶然できた、男女混合チームには、年配者の知恵が光りました。さすが久留米絣(織物)の産地!
女子3人チームは、8歳のリーダー中心に創意工夫!どんどんスケールが大きくなって完成!
制作作業は楽しかった。木と繋げるところが難しかったとリーダーの感想。
男子3人チームリーダーは、7歳。何ができるのかな?なるほど!!案山子が日よけを支えている。3人分のシェルターだったんだね。
楽しかった。満面の笑顔!リーダーの説明を受けながらチーム団結、お疲れさんでした。
午後13:00~15:30
齋さんの講話会「どうしたら美術館が楽しくなるか?」を開催しました。
齋さんの講話は、「人間は昔サルだった」で始まり、「子どもは、描くことでものの見方を理解していく」
「理解して描くことが出来るのは、人間のすごいスキル!」
「描きたい様に描く」これが、現代アートの始まり。・・・・
なぜか!?美術館まで外反母趾探しに出かけよう!
参加者の声、
「美術館は嫌いだ、と言っていた子供が楽しい。楽しかった!」と言っていた。
「美術の見方が変わった」「面白い!」などの感想をいただきました。
8月17日(水)~19日(金)「くるめあみがすりオブジェワークショップ」開催
七夕まつりで有名な宮城県・仙台と福岡県・久留米を繋ぐ久留米絣模様をイメージした巨大オブジェを一般参加者と共同で作り上げるワークショップの8月は、土木用の網目に襖紙(34㎜×34㎜)約6,000枚を久留米絣の模様に貼り付けて仕上げました。
開催時間10:00~16:30(最終日14:30)
参加者:180名
講師:佐藤晴香(SOATプロジェクトリーダー)
参加者の声、
「だるまを絵付けしていた子供が、襖紙はりに夢中になって!」と、絵付け途中のだるまを手に子どもに付き合うお母さんの姿。
「昨日は、おじいちゃんと来たけど、今日は、夏休みの宿題してからおばあちゃんときました。11月も参加したい!」
「楽しい!」などなど、一人で何枚も貼ってくださる姿が何人もいました。
今回の参加者からは、11月も来たいとの声を沢山いただきました。
~久留米あみがすりオブジェ~
久留米市の通商産業大臣指定伝統工芸品であり重要無形文化財でもある「久留米絣」をイメージした、参加者とSOATの共同制作ワークショップです。参加者にはデザイン画を見ながらネットの目に和紙を貼り付けて模様を作っていただき、鋳物鉄粉を接着し、模様を鉄の作品に仕上げます。
地域の方々と共に、大切に受け継がれてきた伝統文化と、福岡の近代産業を支えた鉄の要素を組み合わせたアート表現を通して、「ひと」「もの」「まち」を繋ぎます。佐藤晴香(SOATプロジェクトリーダー)
久留米石橋文化センターでのワークショップ開催準備作業風景
6月あみがすりオブジェ制作試作、鉄化成功!
~福興しだるまワークショップ~開催にあたり
3・11東日本大震災の復興を願って企画された~福興だるま~に熊本震災復興と久留米市民の願いを込めた絵やメッセージを絵付けする創作だるま作り。
どんなに転んでも起き上がる「七転び八起」の縁起物として親しまれ、「福興し(復起こし)」=「復興」への希望が込められている。今なお厳しい状況下のなか前を向いて進もうとする被災地。そして、それを応援する自分たちが元気に笑顔で過ごせるように。自由なデザインで楽しく制作するオリジナルだるま。特別な福をねがいましょう!
8月ワークショップ使用材料準備風景・11月使用巨大だるま型製作状況
姉妹都市・九州の久留米市×東北の郡山市
激動の明治、新しい日本の象徴として行われた国家事業「安積開拓」。
戊辰戦争に敗れ、賊軍の汚名を被った東北地方に武士の世から変わる新しい国づくりが始まった。
そして、東北開拓の先駆けとして選ばれたのが、郡山の「安積野(あさかの)の地」。
江戸時代末期に宿場町となり、人々が集い始めた郡山の人口は、5,000人。周辺は、農家のための秣場(まぐさば)や荒れた原野が広がっていた。
もともと水利が悪かったこの地に、山を越えて猪苗代湖から水を引いた安積疏水(あさかそすい)の開さく事業に、延べ85万人の人々が携わり、3年の月日を費やした。
この安積疎水の開さくの決定を機に、5,000人の町の周辺に、約2,000人余の士族が全国から集い、国の威信をかけた大事業「国営安積開拓(あさかかいたく)」が動き始めた。これは、明治政府による国営事業の第一号。
安積疎水により水利が拓き、安積開拓により豊かな大地へと変貌したこの土地は、人々を魅了し続け、全国から多くに人が集まった。
現在、東北をリードする都市までに成長した
開拓者精神(フロンティアスピリッツ)
一尺を開けば
一尺の仕合せあり
一寸を墾すれば
一寸の幸せあり
(郡山市公式ウエブサイト引用)
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