令和3年2月19日
時間:9:30~16:00 開催。
開催場所:福島県双葉郡富岡町社会福祉法人富岡町社会福祉協議会福祉センター 小ホール
対象者:地域住民15名
講師・指導:千田教子(パッチワーク・布小物作家)SOAT藤原、高橋、
協力:富岡町社会福祉協議会
布素材協賛…株式会社アクタス
このプロジェクトについて
今年度、SOATは富岡町にお住いのみなさんに「お手伝いボランティア」として、町内での活動をサポートしていただいています。そのお手伝いボランティアでの交流を通して、「もっと町や子供たちのためになにか出来ないか?」とのお話も聞かれるようになりました。そこで、富岡町第一・第二小学校、中学校、三春校の子ども達を応援する活動はどうか?と案がありました。富岡町教育員会、富岡町社会福祉協議会の協力を得ながら、住民のみなさんと作品制作を進めてきました。今回はその集大成、子ども達に贈る「共同制作押絵とつまみ細工のオブジェ」が完成の日を迎えました。このオブジェは富岡の子ども達に聞いた「富岡の好きなところ」をアイデアとしてデザインしものです。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、令和3年に入ってから活動が中断していました。支援員のみなさんが戸別訪問をすると住民の方が「次の活動はいつ?」「卒業式には間に合うのかな」と大変気にされていると聞き、私たちもとても苦しく思っていました。今回ようやく再開することができ、完成に向けた活動を行うことが出来ました。開催にあたっては事前よりSOATスタッフは体調管理を行い、会場においては3密の回避、換気の実施、作業都度の消毒など感染対策を行いました。
活動が中断していたことで、作品の完成の進捗が大幅に遅れました。そのため事前に下準備をSOATが行い、開催当日の午前中には支援員のみなさんに土台を貼り込む作業をして頂きました。そのおかげで住民のみなさんの手で当日完成できる段階まで整えることが出来ました。
午後になり、集合時間よりも30分早く住民のみなさんが集まってくださいました。そのお顔は活動の再開と、卒業式までに作品が出来上がる喜びでいっぱいに見えました。
作業が開始尉されると、この2カ月間のブランクを感じることはなく、さらにパワーアップ!ボンドを塗る人、花を貼る人、下絵を参考に位置を支持してくれる人などみんながいろんな役割を自然にこなしてくれました。仕上げもみんなで遠目に近目に、一つ一つパーツの配置を考えながら行いました。最後に「よし、これでいいいね!!」の声を聞くと自然と拍手が沸き起こりました。
寄贈について
今回完成した「共同制作押絵とつまみ細工のオブジェ」と、すでに完成している「つまみ細工のコサージュ」は、3月8日に富岡第一・第二小中学校へ寄贈されます。
講師所感
コロナ禍で予定通り集まることができなかったことを住民の皆さんはとても気にかけてくれていて、急に決まった作成日にも快く集まってくれました。とてもうれしかったです。時間がかかると思っていた作業もみんなが自然に役割を分担してくれ、エネルギーを集中してくれてあっという間に絵に花を咲かせてくれました。活動の見通しが立たないときには大変不安に思っていましたが、「あきらめない、みんななら出来る!」と言う強い住民のみなさんの熱意に感動をしました。完成し作品の桜も皆さんの笑顔も満開になり、とてもステキな富岡を表現してくれました。とてもうれしくなりました。このような機会を与えてくださりありがとうございました。
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