開催日時:2024年7月6日(土)10:00~15:30
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童17名(1・3年生) 職員5名
講 師 :齋 正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
虎尾 裕(宮城教育大学名誉教授)
サポート:SOAT3名
活動内容詳細:
バスが到着すると子どもたちは元気に下りてきた。
神社の石段までの畦道では数人の男子が虫を捕まえたり、カエルを見つけたりと普段身の回りでできないことをやり始めた。自然と関わろうとする姿は微笑ましかった。
長い石段を登ると社務所と神楽殿に分かれ、探検の準備をして齋じいのところに集まった。齋じいは日本では人間でも神様になれるということや鏡の話をした。
境内には夏越の大祓(なごしのおおはらい)に使われた茅の輪が残されていた。それを見て「これなに?」と興味を示す子どももいた。齋じいは神社の神様の話や貘の彫り物の説明を終えるとそのまま鎮守の森へ入っていった。
森の中をしばらく行くと齋じいは大きな檜を指さしながら「この木は君たちのお母さんくらいの年だ」と話し始めた。そして足下にある小さな赤ちゃん檜に気をつけて歩くよう促した。
森を抜けると根添館跡地まで歩いた。
齋じいが館跡の説明をしたが半分ほどの子どもたちは虫取りや別の遊びを探し回っていた。興味のある子どもたちは齋じいの後ろについて土地の神様を見た。空堀下りの前に水分補給の休憩を取った。
空堀を下りるためのロープを縛るときに子どもたちが協力する姿が見られたのはよかった。いつもなら空堀を出て田んぼの畦道を歩くのだが今回は熱中症対策もあり、空堀の先にある斜面を登って戻るコースに変更した。全員が戻ってくるのを待ち、午後の活動場所である檜林を確認し、昼食を食べに戻った。
昼食後は齋じいのノコギリグループとトラちゃんのノミグループになんとなく分かれ活動した。齋じいは斜面に生えている竹を子どもたちと一緒に切った。
トラちゃんは木の枝を切ってその皮をノミで削り好きなものを作る活動だった。檜の切り株の皮むきを始める子どもやターザンロープで遊ぶ子どもたちもいた。
自分でやりたいことがある子どもがわりと多く、自分の活動に熱中して取り組んだ。活動の途中で休憩の声がけをして、いったん活動を中止した。
活動終了後は着替えやトイレなど帰る準備をして社務所で休憩を取った。
その後、齋じいに挨拶をして旧参道を通ってバスの迎えを待った。
日々のストレスを発散できたのか子どもたちの帰りの顔がすっきりして見えたのがよかった。
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