児童館プロジェクト 平成27年度以降

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト11/19 成田東小学校児童クラブ「坪沼自然体験ワークショップ」

11月19日(土)9:45~15:30
場所:坪沼八幡神社
参加者:成田東小学校児童クラブ児童10名 職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容詳細:
昨夜が雨だったこともあり、全員長靴でバスから降りてきた。畦道の手前で汚れるのはいやだと言う子どもがいたが、すかさず5年生のリーダーが「ここは汚れて活動する場所なんだよ。」と諭した。

去年参加したという2年生が初参加の1年生に石段が100段以上あり、上るのが大変だということを話していた。1年生が心配だったが杞憂に終わった。

全員社務所に荷物を置くと探検の準備を整え、齋じいの待つ社殿に向かった。齋じいは、神社の歴史と神様のこと、そして彫り物のバクの話などをしてから裏山へと向かった。裏山では倒木を見つけた何人かがその上を歩いた。自然とのファーストコンタクトがここで起こった。よかった、と思った。それまで1列に整列して歩いていた子どもたちはそのことをきっかけにバラバラに歩けるようになった。

齋じいは裏山を下りる途中でヒノキの話に軽く触れた。「赤ちゃんの木を踏むなよ。みんなのお母さんくらいになるとこんなに大きくなるんだ。みんな木じゃなくてよかったな。」大木を指さしながらそんな話をして畑の脇を通って根添城の館跡に向かった。

初参加の子どもたちを集めて空堀の説明や土地の神様の祠(ほこら)を見た。

その間に5年生が桑の木にロープを結び、空堀下りの準備をした。下りるのが不安げな子どももいたが全員ロープを頼りに下りることができた。

ヒノキの森に行く途中で藪漕ぎの体験。これも全員体験することができた。

午後からは大根収穫があるので、早お昼を取り、1時までヒノキ林で遊ぶことにした。

大根収穫では掘った大根は家に持ち帰れるということで子どもたちは張り切っていた。
その数120本。それを1,2年生が9人と5年生1人で抜いた。農家さんから大根抜きの方法を聞いて一斉に畝に縦一列に並んで頑張った。子どもの中には2本脚や4本脚のものを抜いて驚いたり、とても楽しそうだった。

大根の収穫が終わると大根を担いで駐車場経由で、森に移動した。

子どもたちは森で齋じいの手伝いをしたり、ターザンロープやシーソーで遊んだり、木登りに挑戦したり、ノコギリでお土産用にヒノキの丸太を切ったりと、思い思いの遊びを楽しんだ。

すべての活動が終了すると「今日は遊んでくれてありがとう」と何人にも言われた。

自然を満喫し、よほど楽しかったのだろう。帰りのバスからはいつまでも手を振る子どもたちの笑顔があった。

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