開催日時:2022年9月3日(土)10:00~15:30
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童18名(1,2,4年生)職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名
活動内容詳細:
活動前は小雨、活動中はくもり、という日だった。先週に続き同じ児童館の子どもたちだった。1年生が半数を占めた。2,4年生でも坪沼八幡神社での活動は初めてという子どもたちが多かった。人数確認の後、神社の石段に向かった。途中の畦道で虫やカエルやコオロギがいてもあまり反応を示す子どもはいなかった。
石段前の鳥居のところで記念写真を撮り、子どもたちは一列になって元気に石段を登った。
今回の参加者は途中休むことなく、齋じいが待つ最後の石段まで一気に登り切った。境内脇で全員水分補給をしてから社務所と神楽殿グループに分かれ、探検の準備。その後、齋じいのところに集まった。
齋じいは坪沼八幡神社の歴史とバクの彫り物について説明し、鎮守の杜へと向かった。杜で齋じいは檜の赤ちゃんと大きな檜の樹齢について子どもたちの親の年齢に重ね合わせて説明した。大きな檜を前にして「何年くらい生きていると思う?」「100年!」「50年!」いろいろな答えが反応良く返ってきた。
いつものように齋じいは館跡へ向かった。館跡の看板周囲は夏草が生い茂り、子どもたちは背丈ほどの草をかき分けながら齋じいの立つ場所へ集まった。
齋じいは昔、敵がこの場所に攻めてきたがそれは天皇たちで、最初は天皇が負けたことやこの土地の本当の神様の話などを1年生にもわかるよう丁寧に話した。
大きな栗の木の裏にある、この土地の神様の社(やしろ)を見に行った。次に、子どもたちは空堀降りの体験をした。
ロープが子どもたちの手ではなかなか木に引っかからないのを見かねた職員が手伝い、ロープ掛けは無事完了。空堀はこのところの雨で滑りやすかったが、降りるのを怖がる子どもはいなかった。空堀を抜け、畦道を通り、炭焼きの場所を見ながら午後の活動場所である檜林を確認に向かった。
午後は前回倒した木の枝払いをノコギリを使って行った。ターザンロープでも遊んだが、なぜか男子に人気だった。ロープを握った手を離す子どもがいたが、10回以上も挑戦した。
友達が楽しそうにしているのを見て自分もやってみたいと高いところに上がるのだが「無理」と言って諦める子がいた。その子はそれを6回繰り返した。女子にはシーソーが人気だったが、木材が古くなっていたので、それを取り替える作業を子どもたちと一緒に行った。
新しいシーソーはお尻が痛くないと、好評だった。一本橋渡りを楽しむ子どももいたし、草むらでカエルを捕まえることに集中する子どももいた。みんな自分がやりたい遊びを見つけ、それぞれ創意工夫をしてのびのび楽しんだ。
きっとよい気分転換になったことだろう。子どもたちはもっと遊びたそうだったがあっという間に活動終了時刻になった。
子どもたちは帰り支度を終えると齋じいのところに集まり、挨拶を済ませ、いつものように赤い鳥居のある裏参道から元気にバスまで帰っていった。
館長が「楽しかった人?」と聞くと、全員が手を挙げて「楽しかった。また来たい!」と大きな声で答えた。
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