開催日時:2022年7月2日(土)14:40~20:50
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:成田小学校児童クラブ児童館 児童20名(全年生)、職員5名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名
活動内容詳細:
到着は事前計画通り、午後2時40分。ネット情報では36度。アスファルトの上はもっと暑いはず。希望者40名の中から選ばれた20名がバスから元気に降りてきた。参加児童は1年生から6年生まで、全学年参加だった。
いつものように坪沼八幡神社の石段目指して草道をかき分けながら進んだ。虫が苦手な子もいた。虫がいるとは知らないで参加した女子もいた。信じられない話だが、視線の先には大きなジョロウグモが巣を張っていたから、怖がる気持ちがわからないでもなかった。
石段を上がると齋じいが上で待っていた。
子どもたちは社務所と神楽殿に分かれ、探検の準備を済ませて齋じいのところに集まった。齋じいは神社の説明を終えると「これから遊ぶからね」と子どもたちと一緒に神様へ挨拶をした。
6年生が崖下り用のロープを持つ係になり社殿裏の檜林を歩いた。
齋じいは根添城の館跡へ続く畑道への近道を通ったがそこが草ボウボウ。
5,6年生の背丈以上の草も生えていた。バスから降りたときは気持ち悪がっていた子どもも覚悟を決めたのか、みんなの後をついて草の中へ入っていった。
児童が植えたサツマイモと枝豆、坪沼農園の様子
齋じいは地元の神様と坪沼八幡神社の神様同士の戦いの話を終えるとロープを使った空堀下りへと子どもたちを誘導した。水分補給を済ませると、5,6年生が協力して崖近くの木にロープを結んだ。今回のロープ結びは苦労したようだった。
齋じいが先頭になり崖を降りた。崖下りに不安げな子どもたちもいたが職員の声がけに勇気をもらい、全員スムーズに大昔の子どもたちが作った空堀の跡を降りることができた。
その後、蛍出現場所を確認し、炭焼き場所を見学しながら鎮守の杜へ向かった。鎮守の杜では再度水分補給を行い、子どもたちはそれぞれに釘打ちやターザンロープ、1本橋渡り、シーソーや縄登り、木登りなど考えつく遊びをすべてやった。
5時半になり「夕飯の時間だぞ」と声をかけると「やったー。腹減ってたんだー。」とうれしそうだった。
夕食時間が終わると、ちょうちん作りを行った。マジックでちょうちんに好きな模様や絵柄を描いた。広い面を塗りつぶす子や線画を描く子などいろいろだった。
社務所の様子
神楽殿の様子
7時半になり手描きのちょうちんを手に子どもたちは社務所前で待つ齋じいのところに集まった。周りはなんとなく薄暗く、蒸した。子どもたちのワクワク感とドキドキする心臓の鼓動が聞こえるようだった。
「さぁ、蛍見に行くぞ。」齋じいのかけ声で昼来た道を逆に歩いた。「ここの蛍は時間が正確だから出る時間は8時と決まっている。今7時56分だからまだ出ない。もう少し待つぞ。」「あっ、いた。」時刻は8時1分。蛍が1匹、また1匹と次々出てきた。何匹みつけられるか競う子もいて、49匹見つけた、と大喜びしていた。この日は空の状態が良く、三日月や北斗七星がきれいに見えた。夏の大三角形は見つけることができなかったが、子どもたちは日常生活では得られない貴重な体験をたくさんし、満足そうにちょうちん片手にバスへと戻っていった。
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