開催日時:2021年12月4日(土)10:00~16:00
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童20名(2、3年生)職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)
活動内容詳細:
今回の子どもたちは、以前参加したことのある子どもが多かった。そのためかどうかはわからないが自然の中での遊び方が上手な印象だった。
石段までの畦道ではトンボを見つけたり、ひっつき虫を集めて自分の服やマイ手袋につけて本当にひっつくか試したりした。また、途中で渡る小川の流れを見て「キラキラしてきれい」と感想を思わず発する子どももいた。
石段では100段あるんだよねと言いながらうれしそうに力強く登る女子もいた。石段の上で待つ齋じいにも元気に挨拶。齋じいもニコニコ顔だった。
社務所と神楽殿の二手に分かれ、荷物を置くと早速、鎮守の杜探検に出発した。いつもの通り、齋じいがゾウの彫り物の話をすると何度も聞いているのだろうが、素直に聞いていた。「鼻の先が変だ。ボールみたいなのがくっついてる。」と素直な感想も出てきた。
根添城館跡の説明でもほとんどが齋じいの話を真剣に聞いていた。空堀下りでは1、2名自信なさそうな子どもがいたが勇気を出して降りることができた。
どの子も元気いっぱい、トトロの小道から竹笹を藪こぎして急坂を登り、畑の脇に出た。そして広い畑の脇を抜け、午後の活動場所の確認をした。
毎回先走って活動場所とは違う方向に行く子どもがいるのだが、今回は誰も齋じいを追い越そうとしなかった。遊ぶときは遊ぶ、話を聞くときには聞く、用心すべき時は用心して行動する、そんな感じの子どもたちだった。
午後の活動ではノコギリが大人気だった。齋じいが木の切り株を切るように言い、ノコギリの使い方を注意した。子どもたちはしっかり注意を聞き、一斉に木を切り始めた。13本のノコギリはすぐになくなったが、一緒にいる友達と疲れたら交代し、仲良くノコギリを使うこともできた。
うまく切れないと「ワタナベさーん」と呼ばれる。見ると太い木を切っている。子どもの手では40分はかかるような木である。半分ほど切ってやり「どうする?」と尋ねると「ありがとうございます。次、やります。」弱音を吐く子がいなかった。
中には「SOATはちがうなぁ。すごいや。」と言う子どももいて、頼まれると断れない状況となった。自力で切った丸太の年輪を見て「きれい。年輪かぞえてみよう。」そんなことを言う女子もいた。
ターザンロープ、一本橋、鉄棒(といっても檜の丸太である)や木登り、綱登りなどをして遊ぶ子どもも多かった。今回は齋じいの手伝いをする子どもも多く、いつもよりいろいろ作る活動を楽しむこともできたようだ。
そうこうしているうちに活動終了の時刻があっという間に来た。冷えた体をほぐすためにホットココアやお汁粉を飲み、身支度を調えると齋じいの待つ境内に集合した。
どの子どもの顔からも満足した表情を見ることができた。バスの窓から大きく手を振る様子から子どもたちの感謝の気持ちが伝わってきた。
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