開催日時:2021年11月13日(土)10:00~15:30
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童19名(1~4年生)、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)
活動内容詳細:
10月23日以来2度目の坪沼八幡神社での活動だった。バスから降りる時、いつものように挨拶の声がけをしたが、なかなか返事が返ってこなかったので少し心配になった。今日の子どもたちはちゃんと遊べるのか。畦道の草ぼうぼうの中を歩き出したらその心配は吹き飛んだ。
オナモミ集めをする子どもたちがたくさんいた。1年生の女の子が1,2名畦道を歩くのにひるんだくらいだった。軽く背中を押したが動こうとしない。様子を見ていると女性職員が手慣れた感じでその子達を動かした。一人が歩き出すともう一人も動く。
長い石段まで来ると元気のよい男子が「ここ走って登りたい。」と言い出した。最初はみんなと一緒に登れば途中から走っていいよ、と伝えると「やったー。」うれしそうだったが、石段の途中まで持たず、走るのを諦めた。
探検の準備をして齋じいのところへ集まり神様への挨拶を済ませ、ゾウの話を聞いて裏山に行った。
リピーターの子が齋じいが話す前にゾウのことを言い出した。知っていることは言ってみたいのだろう。
林の中では毒茸の注意を受けたり、檜の年齢の話を聞いたりした。その後、畑に立ち寄って午後から収穫する大根の状態を見て、
根添館跡で神様同士の戦いの話を聞き、土地の神様をお参りして空堀下りとなった。
怖いと言って最後まで1年生の女子が2名残ったが、勇気を出して頑張り二人とも降りることができた。
昼食後は檜の森で少し遊び、大根収穫に向かった。
農家さんの抜き方説明と「人間大根」を見せてもらい驚く子もいた。スーパーでは売っていない形だから見たことがなかったのだろう。よい経験をしたと思う。今年の大根は小学生が本気を出せば抜ける太さだった。葉はバリッと大きく広がり、見るからに元気そうな大根ばかりだった。抜いた大根は家に持って帰れるとあって、どの子も本気で大根抜きに挑戦した。
特に女子のパワーは男子を圧倒していたように感じた。「ぬけない。」そう言うと近くの子が変わって抜いてくれたり、いつの間にか協力態勢ができていた。だが、あまりの本数があるので今回は2畝分収穫して終了とした。子どもたちは大根を車に積んで、また檜の森に遊びに行った。
ターザンロープ、シーソー、一本橋渡り、縄登り、木登りや一本ブランコなどで遊ぶ子ども、齋じいの手伝いをする子、のこぎりで小枝を切る子など、子どもたちはやりたいことを目一杯やって遊んだ。小枝を切る子は珍しいので声を掛けた。
「何作っているの。」「家族だよ。」切り取った枝は4本とも更に少し切れ目が入っていた。切り口を開いて「口だよ。」そう言いながら、お父さんとお母さんを並べて見せてくれた。切り込み一つで小枝から家族を作り出した感性に脱帽である。
11月も半ばになり日が暮れるのが早く、午後の活動時間が30分ほど短くなったが、子どもたちは疲れたと言いながら笑顔でバスまで帰っていった。
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