児童館プロジェクト 平成27年度以降

9/28 榴岡児童館訪問/「舟であそぼう」ワークショップ開催

9月28日(火)14:30~16:30 
参加者:榴岡児童館児童 児童13名、職員2名
講師:齋正弘
サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)

活動内容詳細:
 今回も笹の葉で舟を作り、流して遊ぶという内容だった。児童館職員が前もって立派な笹の葉を準備してくれていた。

齋じいはなんとなく周りに集まった子どもたちに「笹で舟を作るぞ。作り方知ってるか。」と声を掛けた。結構知らない。大人は結構知っているのに現代の子どもたちは笹舟を知らないのである。だから楽しいのであろう。

SOATスタッフも総出で一人一人に作り方を教えた。作り方は簡単なのだが、話を聞かない子どももいた、というか、丁寧に説明しないといけないと感じた。当然、笹の葉を見せながらやるわけだが、葉の裏表を間違って折る子がいる。こーだよ、ではなく、濃い緑の方を上にしてこう折るよ、と言わないといけない子どもたちがいる。そんな子どもも折ってみれば簡単とわかりうれしそうに舟を作った。

齋じいは最初に笹舟を流すために館庭に池作りを始めた。石をよけてからシャベルで子どもたちは池を掘り出した。深く掘るためスコップも出してきた。適当な大きさのくぼみができあがると大きなビニールシートをその上に広げた。池の水が地面に吸い込まれない工夫だ。ロールになったシートをはさみで切ると放水だ。水がどんどん溜まり、池からあふれた。川も掘った。水の量が増し、川からあふれた。「川が氾濫したぞ。水害だ!」そう言うと川岸を熱心に作り出す子どもたちが現れた。

それを見ていた4年生が、ダムを造ろうと言い出した。数名の4年生が協力して桜の木の根元近くに穴を掘り始めた。川からの流れをそちらに引き込むように考えて作った。水はダムの方に引き込まれていった。「やったー。ヨンヨン・ダムの完成だ。」と喜んだ。なぜヨンヨン・ダムかと聞いたら4年4組のチームで作ったからとのことだった。このあとヨンヨン山も作る予定だったがなぜか工事は途中で中止になった。

笹舟は池から川を流れ見事、齋じいの作ったゴールまで流れていくものもあったが、多くは沈没したり難破したりだった。沈没船や難破船は人気があり、うちわで風を送ったりホースの水で川の流れを強くしたりと工夫して遊んだ。もちろん新造船も次々池に浮かんだ。

そうこうしていると齋じいが青竹を割り始めた。竹の節がパンと高い音を響かせた。2つに割られた竹の節の内側を金槌で取り、流し素麺の青竹を作った。椅子の上に片端を乗せて2本つないでホースの水を流した。そこへ笹舟投入、である。節のくりぬきは不十分だったが舟はよろよろと流れて池へと下った。

齋じいはお手製の小さなボートを取り出して流して見せた。笹の舟とは違い青竹の中をスイスイと流れていった。子どもたちは木の舟作りも興味が湧いたようだった。

だが今日の活動はここまで。もっと遊びたいとか、木の舟も作りたいと言った意欲が高い内に終わるのもよいと思った。

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