8月19日(木)10:00~11:30 砂場ワークショップ実施
参加者:成田東児童クラブ児童 24名、職員4名
講師:齋正弘、サポート:SOAT3名(藤原、渡邊、佐藤)
活動内容詳細:
梅雨時のような曇り空と低温が1週間以上続いた後の砂場ワークショップだった。当日は校庭の気温が33度の晴天。暑い、の一言だった。その状況を察し、児童クラブの室長さんがテントを2張り用意していた。
子どもたちの体調を気にしながらもワークショップ開始時刻となった。齋じいを先頭に子どもたちが一斉に建物から飛び出してきた。元気だ。砂遊びをはじめる前に子どもたちでテントを立てて砂場まで運んだ。テントの足をそれぞれが持ち4人一組で息を合わせて移動させた。中・高学年ともなると相手の速度に合わせて動くことができる。手招きされた場所に無事設置し、齋じいから本日の活動について穴掘りの指示がでた。
今回参加した子どもたちは3年生以上ということもあり、きちんと話を聞くことができた。「池みたいに広く掘ったらどうなるかな。」そんな一言をつぶやくとそれぞれで掘っていた穴を横に広げ、連結し大きな穴にした。掘ったときに出た砂を見ながらまた一言つぶやいてみた。「この砂はどうするのかな。山っぽいけど。」また反応する。女子が裸足になり出した。「気持ちいい。海みたい。」その一言で男子も裸足になり出した。本気モードで遊びだした。
しばらくすると先ほどの場所に大きな山ができていた。過去に砂場ワークショップに参加したことがある子どもたちがそれを見て「後で水流すから」といいながら山肌に筋をつけ、川を作った。その様子を見ていた子どもたちも山に川を作り、川の行き着く先に穴を掘りだした。池にするのだろう。トンネルの中を水が通ったら面白そうだということで山にトンネルを掘り出す子どもも現れた。砂と水という、たった2つの要素から子どもたちは想像力という力を使い、自分の思い描く世界を実現した。
活動の前半が終了したところで水分補給タイムを取った。活動の手を止めると子どもたちは暑い、暑いと言い出した。暑さを忘れて砂遊びに集中していたことがわかった。水分補給後はいよいよ水を流す活動だった。子どもたちはバケツやじょうろを手にし、校舎脇の水場まで走って行った。バケツを2つ持つ子もいた。ホースで水を出してやると「たくさんください。」「いいって言ったら止めてください。」バケツ2つに目一杯水をくみ、ふらふら歩き出す女子もいた。
いつの間にかスカートやズボンが濡れ、「足を洗いたい。ズボン濡らして。気持ちいい。」「頭にかけてください。」「雨がいい。」ホースの水を空に向けると大喜び。「涼しい。あっ、虹だ。きれい。」砂場に作った川には水が流れ、その先の池に水が溜まった。もっと大きな池にしたい子どもたちは穴にどんどん水を入れ、池を作った。
やがて活動終了となり、でこぼこした砂場は元の状態に戻され無事終了となった。
真夏の日差しの中、子どもたちの生き生きとした笑顔が太陽以上に輝いていた。
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