児童館プロジェクト 平成27年度以降

7/20 成田東小学校児童クラブ訪問 / 砂場ワークショップ開催

7月20日(火)15:00~16:00 
参加者:成田東児童クラブ児童 28名、職員2名
講師:齋正弘、サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)

活動内容詳細:
 気温が30度越えの真夏の午後3時からの砂場ワークショップということで、活動予定時間を短縮し、1年生30分、2年生30分に分けて実施した。児童クラブが砂場に簡易テントを用意していたのでテント張りからワークショップがスタートした。1年生はテントを張る経験などないので大喜びだった。

 テント張りが終わると齋じいが熊の落とし穴の話を始めた。なんとなくいつもと違う。砂場の魅力に負けたのか、齋じいの話が終わる前に砂掘りを始める子どもたちがいた。齋じいはここに落とし穴を掘ることを伝え、スコップの先で大きな円を描いた。話を聞いていた子どもたちはその場に群がりシャベルで掘り出した。そうでない子どもたちは山を作り始めたり砂場の隅で穴を掘ったりした。自分でやりたいことがあったのだろう。

子どもたちの様子をよく見ると友達と一緒に、というよりは自分がやりたいことをそれぞれがやる印象だった。もしかしたらコロナ禍の生活で人と人のつながりが薄くなってしまった世の中の影響を受けているのかもしれない。一人一人を見ると実に熱心に砂掘りを楽しんでいた。活動時間が30分だったため、齋じいは残り10分前には水を流す活動に移った。

じょうろやバケツを手にした子どもたちは校舎脇の水場に走って行った。できるだけ多くの水を運ぼうとバケツになみなみと水を入れ、頑張って運ぶ姿が印象的だった。何度水を入れても掘った穴に水がたまらない。いつの間にか子どもたちは水をためたいという思いが一つになった。すると「水もっと持ってきて!」「わかった。」子どもたちに連携する姿が出てきた。こういう遊びは子どもにとって大切だと改めて感じた。

 砂場の穴を元通りにしたところで2年生が登場した。「1メートルの穴を掘る」と齋じいは言うと1メートルはどのくらいの深さかを子どもの身長をもとに確認した。自分の身長を知らない子どもが多い。齋じいは子どもの肩の辺りを指さして掘る深さを伝えた。「ここまで掘るのにはたくさん掘らなければいけないので、大きなスコップで掘ろう。」

 齋じいが示した場所に子どもたちが集まり、一斉にスコップで穴を掘り出した。活動時間が30分だったのである程度の穴が掘れたところでバケツ、じょうろの登場となった。1年生同様、一斉に水場に走って行った。一度に2つのじょうろを持って来る子どももいた。すごいね、と言うと次は3個持ってきた。頑張って運びたかったのだろうが、さすがにそれは無理だった。1年生と違うところはバケツ一杯の水を運んだ後で運び方を自己修正できる子どもたちがいたことだ。「もっと水入れなくていいの?」「重いし、途中でこぼすから。」冷静な2年生に驚いた。

それぞれ30分と活動時間は短かったが、熱中症になる子どももいなく、楽しく元気に最後まで活動できた。

↑このページの先頭へ