開催日時:2019年10月16日(水)14:30~16:30
場 所:新田児童館
参 加 者:児童80名、職員6名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)、宮城教育大学生2名
活動内容詳細:
新聞紙を使った創作ワークショップを開催した。呼びかけるとあっという間に予想していた倍の人数が集まり、遊技場は新聞紙遊びを楽しみにする子ども達でいっぱいになった。昨年度は新聞紙を使って天井に触るという活動をしていたが、今回は〝日よけ作り″をすることになった。会場のライトを太陽の光に見立てて、紫外線を遮るものを作るという。
齋じいは新聞紙を1枚手にとって軽く丸めて棒を作りながら、丸め方によって紙の強度が変わることを説明した。
作り始めの合図と共に子ども達はワッと新聞紙の束に駆け寄り、3日分ほどの量を持ってさっそく作り始めた。一人で作る子もいれば、数人でグループになって作る子達もいる。
それぞれに「どうする?」「どんなのにしようかなぁ。」と頭の中でイメージを膨らませ、まずは思いついた通りに形にしていった。
作り始めて数分、「柱が立たない!」「棒がすぐ折れちゃう。」など、さっそく壁に突き当たるチームが出てきた。スタッフは子どもにどうしたいか話を聞き、アドバイスをして一緒に解決策を考える。「あ、そうか!」「じゃあこうすればいいんじゃない?」と新しいアイディアがひらめいた子ども達の手はまた動き出した。
家の形にするチームが多かった。柱を組んで自立するテントのようなものを作ったり、上から吊る形で安定させる家があったり、それぞれに工夫を凝らして様々なバリエーションの家が出来た。その他にも帽子を作ったり、バットや髪飾りなど日よけに関係のないもの作りに熱中する子もいたが、どのチームも試行錯誤する中でひらめきや学びがあった。
その後は残った新聞紙をビリビリと裂き、細かくなった紙くずを中央に集め、みんなで両手いっぱいに抱え、「せーの!」の合図で一斉に上に投げた。紙はヒラヒラと宙を舞い、新聞紙シャワーが降り注ぐ。子ども達は「わー!」「楽しい!」とこの日最高のテンションではしゃいだ。縦と横の両方の向きから紙を裂いて破れ方に違いがあることも知った。
最後は遊びの延長で散らかった新聞紙をビニール袋にまとめて活動は終了。みんなで協力して紙を拾い、パンパンになるまで袋に詰めてくれた。頭と体を使ってめいっぱい遊んだ子ども達は「もう終わり?」「楽しかったぁ。」と笑顔で会場を後にした。
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