開催日時:2019年8月24日(土)10:00~16:00
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童19名(2年生13名、3年生6名)、職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)、宮城教育大学生2名
活動内容詳細:
バスで坪沼に到着した榴岡児童館の子ども達。ぞろぞろと歩いて神社へと向かいながら、「ねぇ、今日も森で遊べる?」「虫いっぱい捕まえたいな。」「あのトゲトゲの実ないの?」など、何回か参加している子ども達はすでにやりたい事をイメージしてワクワクしていた。
長い階段を登りきって神社に到着し、神社の神様に挨拶をしてから探検に出発した。神社裏の林を通りながら、午後の火おこしに使う乾いた枝葉を拾う。
拾った枝は畑の脇に置き、その後はヒノキ林で「たおれるぞ~」の活動を行った。
細めの木に齋じいが斧と鋸で切り込みを入れる様子を数名の男子が真剣に見ており、その姿がかっこよく見えたのか「俺もあれ欲しい。」と呟いた。斧が欲しいという子どもを初めて見た。鋸の使い方を確認しながら交代で幹に切り込みを入れ、丁度いいところで幹にロープを繋ぎ、みんなで力を合わせて一生懸命引っ張った。しかし上のほうの枝が他の木に引っかかり中々倒れない。次第に子ども達も疲れ力が出なくなった。どうしたらしっかり倒れるか考えながら何度か試行錯誤したがうまくいかず、結局最後はスタッフが力を合わせて手で押して倒した。
お弁当を食べてひと休みをしてから、午後は観察日記と枝豆収穫を行った。田んぼの稲にはもう米の粒がしっかり実っており、5月に田植えを体験した子は「大きくなった!」と成長の様子を喜び、自分が植えた辺りの稲を観察して丁寧に描いていた。
枝豆の収穫は農家さんに教えてもらいながら、大きく伸びた枝豆の苗を株ごと引き抜き、たくさん実った豆の鞘を一つ一つ手で丁寧にもぎ取った。その後、交代でマッチのつけ方を体験し、午前中に取ってきた枝や竹を燃やして、収穫したばかりの枝豆をその場で大きな鍋でゆでてもらった。ゆでたての枝豆を口に入れると「めっちゃうまい!」「塩味がちょうどいい。」「ずっと食べていたい。」とみんなの手は止まらなくなり、山のようにあった枝豆はあっという間になくなった。
その後は帰りの時間になるまでヒノキ林で遊んだ。自分で作るという経験を何度もしてきた子ども達は、「乗るところが小さくて危ない」とスカスカの足場に新しい丸太を持ってきて釘で固定したり、「ターザンロープの紐が短くて痛い」とロープを繋ぎ足して長くするなど、自ら工夫しながら行動していた。その発想と行動力に1年間の成長を感じた。
暑い中たくさん遊んでたくさん食べて、帰るころには少し疲れ気味だったが、帰りのバスでは姿が見えなくなるまで元気に手を振ってくれた。
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