開催日時:2019年7月6日(土)14:00~20:40
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:成田小学校児童クラブ 児童29名、職員5名
成田東小学校児童クラブ 児童13名、保護者10名、職員2名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)、宮城教育大学生2名
活動内容詳細:
この日は活動開始時から小雨が降っていたので、子ども達は雨合羽に長靴をはいて活動スタートとなった。田んぼの脇道を通って長い石段を登り、社務所に着いて荷物を置き、濡れた草の生えた裏山に探検に出掛けた。
何度か活動に参加している子が多かった為か、「分かる、こっちでしょ。」と齋じいを追いこして、どんどん前へ進んでしまう子が多かった。齋じいはスッと別な道に入り、前を進んでいた子達は途中で気付くと「あれっ?」と慌てて戻ってきた。
そんなこんなしながらヒノキ林に着くと子ども達は駆け出し、木を切る、木に登る、見張り台作りチャンバラごっこなどやりたい遊びを始めた。雨で足場が濡れている上に慣れない長靴を履いているため、滑って転ばないように、職員やスタッフは安全面にも気を配りながら活動を見守ったが、去年より子どもたちはたくましくなっていた。
転び方が上手になっていたことに驚いた。転んでもすぐに起き上がるし、しっかり両手で顔をガードして転べるようになっていた。素晴らしい。
鋸や金槌を使う活動では、初めて使う子もおり、釘が曲がったり、木が途中で割れてしまったり、なかなかうまくいかなかったが、失敗する度に原因を考え「こうすればいいんだ。」とやり方を体で覚えていった。保護者のなかには子どもと一緒に木を切ったり、斧を使って丸太を割る方法を齋じいに教わるなど、自然遊びを共に体験した。お母さんの一人は「かなり久しぶりに鋸を使った。思ったより切るのが大変。でも、楽しいですね。」と語っていた。
夕方に早めの夜ご飯を食べた後は、DVDを観て蛍の生態を学んだ。琵琶の演奏の前には齋じいのお話があり、蛍には源氏と平家がある事、今から聞く琵琶の演奏はその戦いを歌った昔の音楽である事、昼間に見てきた根添舘の城跡のお城があった時代はまさにその頃のものだという事などを聞いた。その後2人の奏者による平家琵琶の演奏が始まり、子ども達は静かに聴き入った。琵琶の演奏体験は人気が高く、最初は王様じゃんけんで勝った3名が代表でみんなの前で演奏を披露した。最終的には全員が1回ずつ琵琶に触れ、貴重な体験をすることができた。
活動の最後は帰りの支度を済ませて、大人が懐中電灯を持ち、みんなで暗い夜道をぞろぞろ並んで歩いた。本物の蛍観察である。田んぼの周りに来るといくつかの小さな光が見え、子ども達は「あ、いた、いた!」と蛍を見つける度に盛り上がった。天候の関係であまり数は見られなかったが、それでも幻想的な蛍を見て「きれいだね~。」「初めて見たよ!」と喜んでいた。
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