児童館プロジェクト 平成27年度以降

2019年坪沼八幡神社自然探検・蛍観察WS/6月22日 榴岡児童館

開催日時:2019年6月22日(土)14:00~20:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童24名(7歳11名、8歳2名、9歳10名、10歳1名)、保護者10名、職員5名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)、宮城教育大学生2名
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活動内容詳細:
坪沼に到着したバスから降りた子ども達は、みんなで列になってぞろぞろと田んぼの脇道を通り、長い石段を登って神社へ向かった。
雨合羽を忘れてしまった数名の児童と保護者は、大きなビニール袋を使って自分で合羽を作ることになった。ビニール袋に両腕と頭が通る穴を開けるだけの簡易的なものだが、穴が大きすぎたり小さすぎたりするひともいたが、なんとか着られる形に仕上った。
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できたての雨具を羽織った子も一緒にみんなで林や畑の道を抜けて、根添舘の城跡を経由し、神社の境内をぐるりと周って探検した。ヒノキ林に着くと、齋じいと一緒に見張り台を作ったり、木登りや丸太渡り、ひみつ基地作りなど、それぞれがやりたい事に自由に取り組んだ。見守り隊として同行した保護者の一人が枝とロープで弓矢を作ったのを見た子ども達は「いいなぁ、欲しい!」と言って一部で弓矢作りブームが起きた。枝の先を削るところも「自分でやってみたい。」という子どもにはナイフや鉈の使い方を教えた。「昔はこうやってナイフで鉛筆を削ってたんだよ。」と教えると、「へぇ~。大変だね。」と驚いていた。
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これまで何回も坪沼の活動に参加している児童も多く、金槌や鋸の使い方が次第に上手くなっているだけでなく、この材料・道具を使ってこういうものを作りたい、という具体的なイメージを持って造形に取り組む姿が多くなったように思う。
早めの夜ご飯を済ませた後はDVDを観て蛍の生態について学んだ。今回は説明が聞き取りにくかったが、最後まで画面を見ている児童が多かった。
平家琵琶の鑑賞の前に齋じから、なぜ蛍と平家琵琶なのか、平家琵琶の語りが昔の言葉であることなどの説明があった。子どもたちは静かに演奏を聴き、昔の言葉でゆったりと語られる平家物語と琵琶の音色に耳を傾けた。鑑賞後、実際に琵琶を持って弾かせてもらう事ができ、子どもはもちろん大人にとっても貴重な体験となった。
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演奏会が終わるといよいよ蛍観察だった。薄暗い夜道を歩いていると田んぼや木の陰にポツリポツリと小さな光が見えた。運よく天気予報が外れて雨が上がった後は蛍にとって最適な気候だったようで、数えきれないほどたくさんの蛍を観る事ができた。「蛍見られて良かった!」「お母さんに教えなきゃ。」「来年も来たいな。」などと言いながら子ども達はバスに乗り、帰っていった。
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観察日記
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