開催日時:10月9日11:30~15:00
場 所:坪沼八幡神社周辺および坪沼農園
参加者数:未就学児4名、小学生3名、保護者5名 児童館職員2名
サポートSOAT:藤原久美子、渡邊廣一
活動内容詳細:
今回のワークショップは榴岡児童館を利用している「とっとクラブ」の子どもたちとその保護者を対象とした活動だった。活動内容がサツマイモ掘りということで未就学児にぜひ体験させたいという児童館側の希望で実現した。未就学児との農業体験はSOATとしても初めてのことだったが、お母さん達が協力的だったため安心してワークショップを行うことができた。
子どもたちは坪沼神社の裏参道のきつい坂道を元気に上って、トイレを済ませるとすぐに昼食を取った。境内に敷かれたブルーシートに座り、秋の空気を感じながら食べたせいか、どの子も食事を終えるのが早かった。
しばらく食後の休憩を取り、1時からはヒノキ林に出かけ、保護者と一緒に木製アスレチックで遊んだ。櫓(やぐら)のように組まれた木材を見た保護者は子どもたちが作ったと聞いて驚いていた。「倒れるぞーという活動を行って、木を倒すところから始めました。それを子どもたちがノコギリで切ったり、釘を打ったりして作りました。」説明を聞いたお母さん方は驚いた様子だった。子どもたちはこわごわ櫓の上を歩いたり、長い一本橋を渡ったりして楽しんだ。ブランコもあるよ、と言うと一斉に「ブランコ、ブランコ。」と林の斜面を駆け上がっていった。また、木登りもできるよ、というと子供と一緒になって木登りを始める保護者もいた。子どもも大人も関係なく林の中の自然を気に入ったようだった。
40分ほど遊んでから畑に移動した。そこには芋が掘りやすいようにして農家の方が待っていてくれた。お母さんと一緒に土の中に手を入れると、とびきり大きなサツマイモがごろごろ出てきて、みんな大喜びだった。
子どもが一部欠けた芋を見つけると「モグラさんが食べたんだって。」「モグラさん?」「モグラさんだってご飯食べないと死んじゃうでしょ。」「死んじゃうの?」かわいい会話も聞かれ、とても素敵な時間を過ごすことができた。掘った芋は各自で持ち帰ったが、持参した袋では入りきらない人もいた。
しばし神楽殿で疲れを癒やし、重い収穫を片手にうれしそうな母親と共に赤とんぼの群れ飛ぶ中を帰って行った。
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