開催日:2015年9月6日(日)
開催時間:10:30~16:00
開催場所:泉ハウジングパーク紫山 センターハウス1F
参加者:8名
講師: はまちひろ(作家)
サポート:佐藤晴香(SOATプロジェクトリーダー)
「ドライポイント」は版に針(ニードル)で直接描いて凹凸を付ける版画技法で、今回は柔らかくて扱いやすいアルミ版とドライポイント技法を使った、ちょっと本格的な版画のメッセージカード作りを行いました。
講師の濱千尋さんは版画を得意とし、子どものようなポップでユニークな作品を多く制作されている作家です。
参加者は最初に、サンプルや写真の図鑑などを見ながらイメージを膨らませてアルミ版に下絵を描き、次に針で版を引っ掻くようにして絵柄を描き込んでいきます。
アルミ板は柔らかいとはいえ、細いニードルで強く傷を付けて線を描くのは結構大変な作業。
なかなか思い通りのラインが引けなかったり手が疲れてきたりと苦戦する参加者も少なくありませんでしたが、紙とは違った独特な描画感覚が新鮮で、カリカリ、トントン、と夢中になってどんどん描き込んでいる様子もありました。
出来上がった版にヘラや布巾を使ってインクを詰め、特別に設置したプレス機に挟んでハンドルを回してハガキに刷ります。
プレス機から出てきたハガキをめくって刷り上がりを確認すると、「わぁ~、良い感じ!」「こんな風になるんだ!」と喜びの声が上がりました。
インクの色を変えたり描き込みを足したりして一人2枚刷り、合う色の台紙に挟んだら完成!
ドライポイント版画は初めてという参加者ばかりでしたが、皆さんそれぞれに味のある素敵なカードを作り上げ、笑顔でお持ち帰りして終了しました。
参加者の感想
「版画といえば小学校の木版画くらいしか記憶になくて、うまく出来るかな?と心配でしたが、ちゃんと出来上がって良かったです。素敵なカードが出来て嬉しい。」
「面白かった!」
「プレス機を使うこんな本格的な版画をしたことが無かったので、体験出来て良かった。」
「一生懸命作るのも楽しかったし、他の参加者の方の作品を見たりお話しして交流したりと、まったりととても充実した時間でした。」
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