開催日時:2023年9月30日(土)10:00~15:30
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童18名(1,3年生) 職員3名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
サポート:SOAT2名
活動内容詳細:
畦道を進むと背丈の高い草がぼうぼうと生え、悲鳴を上げる1年生もいた。虫を見つけて喜ぶ子ども、花を採ってうれしそうにする子どもなど、自然の中での遊びを知っている子どもがたくさんいた。
「石段疲れる」と言いながら頑張る3年生、無言でひたすら上がる女子、そして100段あるとは知らずに必死に上る1年生といろいろだった。
社務所と神楽殿に荷物を置いて探検準備が整うと齋じいのところに集合し、いつもの神社の説明と神様への挨拶を行った。
森の途中から出るとまっすぐ畑に向かい、早速大根の間引きを行った。「よく見て。この葉っぱは形が違うでしょ。これは双葉といって最初に出てくる葉っぱなんだよ。これがついているのとついていない大根があるね。どっちが小さいと思う?」そう言われて1年生は考え、正解を出した。
間引きの後は館跡の説明と地元の神様の見学、そして空堀下りとロープなしで脇の崖を上って元の場所に戻ってくるというのをやった。
午後は「倒れるぞー」の活動を行った。勇気ある3年女子がはしごに登り、かなり高い位置で枯れた檜にロープを結んだ。18人の子どもと大人が一斉にロープを引くが隣の木に引っかかり、なかなか倒れなかった。引く方向を変え3回目の挑戦でようやく倒すことができた。
子どもたちは大喜びで、「倒れた。やった。」と言いながら拍手した。齋じいはノコギリの扱い方を子どもたちに説明し、子どもたちはノコギリで檜の枝払いと材料のカットを行った。竹を切りたい子どもたちは太めの竹を切ってきた。テントが作りたいと言って三角形の櫓に竹を何本も縦方向につけた。
ターザンロープや一本橋、シーソーで遊ぶ子どももいたが、割とものづくりが好きな子どもたちが多かった。終了時間になっても「もっと遊びたい」という声が多かった。
どんなことが楽しかったか聞いてみると大根の間引き、ノコギリ、森の中での遊びという答えが返ってきた。
今回はどの子も集中力を発揮して遊び、やりたいことを見つけて意欲的に活動することができたようだ。