2023・SOATのアートワークショップ/「はじめての墨画体験教室」2回目開催

開催日時:2023年6月23日(金)13:00~15:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 積水ハウスビエナ展示場
講師:一関恵美
サポート:SOAT

「はじめての墨画体験教室」2回目を開催しました。
今回、全く初めての参加者もいらっしゃいました。まずは、墨をすることから始めました。
硯で墨をすると墨の香りが部屋中に広がり心が落ち着きました。

筆に水と墨を含ませて、一関先生のお手本を見ながら画仙紙に筆を落としていくと墨画の世界が広がっていきました。

お手本から、独自に応用を広げてみなさん楽しそうでした。

仕上げは、画仙紙の色紙に今日の練習の成果を描きました。

ご参加いただき、ありがとうございました。

令和5年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 6/28 榴岡児童館訪問「砂場ワークショップ」開催

開催日時:2023年6月28日(水)15:00~16:30
場  所:榴岡5丁目公園内砂場
参 加 者:榴岡児童館児童17名(1~3年生)職員3名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
サポート:SOAT2名

活動内容詳細:
 今回は分室3を利用している児童が参加した。普段はゲーム好きの子どもたちがSOATの砂場と聞いて参加したくなったそうだ。

齋じいがいつもの大きな円を砂場に描いた。齋じいはここを掘る、とだけ言って活動が始まった。以前参加した子どもがいて、熊の穴掘るんだよと教えていた。あまり大きな穴は出来なかったが2、3年生がスコップを手に掘り始めると深く大きな穴へと変化した。

掘った砂は大きな滑り台のような山となった。

頃合いを見ていた齋じいは水を流そう、と言った。子どもたちは一斉にバケツを手に水場まで走り出した。子どもたちは順番を待つというルールを教えられているので自分の順番を静かに待っていた。秩序ある子どもの世界を見た。

定刻になり水遊びが終了し、砂場の砂を元の状態に戻して砂場ワークショップは終了した。

令和5年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 6/21 新田児童館訪問「砂場ワークショップ」開催

開催日時:2023年6月21日(水)15:00~16:30
場  所:西田公園砂場
参 加 者:新田児童館児童19名(1~5年生)職員3名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
サポート:SOAT3名

活動内容詳細:
 初めに砂場のゴミ拾いを行った。枯れ枝やペットボトルのキャップ、雑草やプラスチック片などが集められた。
いつもの齋じいなら砂場に円を描いて「ここに熊の落とし穴を掘るぞ。」というのだが、今回は円を示して「ここを掘った砂で大きな山を作るぞ」だった。

参加する子どもの学年や様子を見て指示を細かく変えているようだ。シャベルやスコップを手にした子どもたちは一斉に掘り出した。上から砂をかけるだけだったのでさらさらと砂が表面を流れ落ち、思ったほど山は高くならなかった。


「どうして砂が流れるのかな」と声をかけたところ、シャベルで山の斜面をたたいて固めようとする子どもたちが現れた。結構大きな山が出来た。「もっと高い山にならないのかな」と言ってみた。「山の周り掘れば山、高くなるんじゃね」という子どもがいた。

その発想に感心した。すごい!やがて砂場の底の部分が見えてきた。木の根も出てきた。腕力のありそうな男子がそれを引き抜いた。立派な山が完成した。トンネル掘りにも挑戦した。しばらくして齋じいは水を流すからと女子にバケツを渡した。子どもは喜び「バケツいいんだって」と叫んでしまった。齋じいはみんなにバレないよう、小声でいったのだが後の祭りで、水遊びが始まった。

高い山から水が流れるよう壁を作った。山は2つあり、低い方の山にも水を流した。

肌寒さを感じる曇りの天気だったが子どもたちは大はしゃぎで遊び、砂場を元に戻して終えた。

2023・SOAT のアートワークショップ「ステンドグラス風かざり作り」開催

開催日時:2023年6月18日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 スマートギャラリー1階
参加者:20名
指導・サポート:SOAT2名

乾くと透明色になる絵の具を使って、ステンドグラス風のフレーム飾りを作るワークショップを開催しました。

あらかじめ透明なシートに4種類のデザインを描いて用意し、参加者はその中から好きなデザインを選んで自由に塗り絵を楽しみました。すぐにコツを掴んで、2色の絵の具を合わせて混色やマーブル模様を作るテクニックにも挑戦しました。

3歳児が上手に塗り絵をする様子に「3歳でもこんなに上手にできるの?!」「こんな才能があったなんて。」とご家族もびっくりしていました。

また、「これは大人もはまってしまいますね。」と嬉しそうに塗り絵に夢中な参加者もいました。

明日には絵の具が乾いて透明色になる事を伝えると、「早く明日にならないかな。楽しみだなぁ。」と完成が待ちきれない様子でした。

参加者からの感想
「とっても楽しかった。」「やってみたいと思っていたので、できて嬉しい。」「窓か玄関に並べて飾りたい。(きょうだいで作った方)」「大人でも楽しめた。他の事を忘れて集中できるのが良い。」など。

令和5年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 6/17榴岡児童館「坪沼自然体験ワークショップ/蛍観察」開催

開催日時:2023年6月17日(土)14:30~20:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童19名(3年生)保護者(見守り隊)2名 職員3名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
サポート:SOAT2名

令和5年度SOAT×児童館協働プロジェクト開催では、子どもの育成支援活動と共に職員の育成研修の実践を行い、プロジェクトの継承を図ることとします。

活動内容詳細:
バスから降りてきた3年生は皆、なんとなくはしゃいでいる雰囲気を感じた。今日は蛍の観察があり、夜の活動があるのでテンションがマックスのようだった。2度目、3度目の参加者は初めて参加の友達に解説があった。あそこから草ぼうぼうのところを行くよ、階段は大変だからね、等々。

神楽殿グループと社務所グループに分かれると多際よく探検の準備を済ませ、齋じいのところへ集合した。

一通り神社の札名を聞いた後、職員に齋じいは杖を渡した。

裏山から根添館跡の説明、崖下りと、職員が齋じいの代わりとなって子どもたちの活動をサポートした。この日は30度超えの猛暑日。水分摂取に気をつけながら子どもたちは元気に炎天下の畦道を歩いた。

檜林の中に入るなり「気持ちいい」。林の中は風が渡り、ひんやりしていた。

街中での生活しか知らない子どもたちには自然の素晴らしさを体験するよい機会となったと感じた。林の中ではそれぞれが好きな遊びをした。ターザンロープ、一本橋、ハウスの修繕、のこぎりや釘打ちなど、思い思いの遊びを楽しんだ。

太陽が沈みかけた頃、夕飯を食べ提灯作りの活動となった。何を描いたらいいか戸惑う子もいたが、そういう子にとっては「考える」という貴重な機会となった。学校では「考える」=あるはずの答えを探索する活動だが、元から答えのないものを考えるというのはとても大切なことだ。

子どもたちはマイ・ランタンを作り終えた頃には外は真っ暗になっていた。「さぁ。外に出るよ。提灯のライトをつけて。」一斉にライトをつけると「きれいだ。」という声が子どもたちの間から聞こえた。

齋じいは神社の駐車場で待っていた。そこから蛍のいる場所へ暗い夜道を薄暗い提灯を頼りに歩いた。「星が見える。」と誰かが言った。街の中は夜でも明るいから気がつかなかった星の存在にも気づくことができてよかった。蛍もたくさん見ることができた。空を見ている子どもも多かった。

齋じいが「そろそろ帰るぞ」と声をかけたが子どもたちはまだ蛍や星を見ていたかったようで3回か4回齋じいは声をかけなければならなかった。子どもたちはマイ・ランタンを手に暗い畦道を歩きながらバスへと向かった。今日一日がいかに充実していたか、子どもたちの顔から判断できた。

令和5年度 6/16 PMいしのまき雄勝町・ものつくりアートワークショップ「光のオブジェつくり」開催

令和5年6月16日(金) 13:30-15:30
実施場所:雄勝公民館
参加者:10名
講師:藤原久美子(造形作家)
協力:社会福祉法人石巻市社会福祉協議会雄勝支所 株式会社アクタス/布端材

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
今年度初となる雄勝公民館でのワークショップを開催しました。

今回は「光のオブジェ」、布のランプシェードを作りました。布を貼った土台を多角形に折りながら作ります。

昨年から引き続きご参加下さるみなさんも多く、昨年度も作ったランプシェードを思い出してくださり「去年のと違うデザインだね!」「今年も楽しみにしてるよ」とおっしゃってくださいました。

出来上がった作品を暗い中で一斉に灯すと「綺麗だねー!」「いい出来になった」とみなさんご満足いただけた様子でした。

ご参加くださりありがとうございました。

<アンケートから>
・いつも楽しいです。今年が楽しみです。
・不器用なりに頑張りました
・できないと思ったが綺麗に出来素晴らしい  など

令和5年度 6/16 AMいしのまき雄勝町・ものつくりアートワークショップ「光のオブジェつくり」開催

令和5年6月16日(金) 10:00-12:00
実施場所:船越集会所
参加者:14名
講師:藤原久美子(造形作家)
協力:社会福祉法人石巻市社会福祉協議会雄勝支所 株式会社アクタス/布端材

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
初めて船越地区でのものつくりアートワークショップを開催しました。当日はあいにくの雨模様でみなさんに安全にご参加いただけるかを懸念しておりましたが、住民さん同士で車を乗り合わせるなどしてご来場してくださり、無事に開催することが出来ました。

今回は「光のオブジェ」、布のランプシェードをつくりました。

お互いに初めての中、ちょっと緊張しながらのスタートでしたが、作品作りが進むにつれ笑い声も増え和やかな会となりました。ご参加くださりありがとうございました。

<アンケート>
・とても楽しく過ごしました。思い出の一つになり孫にも見せます
・手先を使ったので楽しかったです
・みんなで作業したので楽しかったです
・優しいスタッフで癒しになりました  など

令和5年度 6/15 PMいしのまき雄勝町・ものつくりアートワークショップ「光のオブジェつくり」開催

令和5年6月15日(木) 13:30-16:00
実施場所:小島集会所
参加者:14名
講師:藤原久美子(造形作家)
協力:社会福祉法人石巻市社会福祉協議会雄勝支所 株式会社アクタス/布端材

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
今年度初となる小島公民館でのワークショップを開催しました。

今回は「光のオブジェ」、布のランプシェードを作りました。布を貼った土台を多角形に折りながら作ります。

お久しぶりの皆さんはじめ、区長さんのお声掛けで若い方々にもご参加いただきとても活気のある会となりました。

ワークショップ終了後には小島行政区主催の茶話会も開催されました。地域や世代を越えた交流機会に皆さん大変楽しそうに過ごしていました。

ご参加下さりありがとうございました。
<アンケート>
・皆さんとお話をしながら作れてとても楽しかったです
・それぞれに個性が出ていつも楽しく過ごさせてもらってます
・とても良い刺激になりました

令和5年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 6/14成田東小学校児童クラブ訪問 「砂場ワークショップ」開催

開催日時:2023年6月14日(火)15:00~16:30
場  所:成田東小学校児童クラブ
参 加 者:成田東小学校児童クラブ 1,2年生児童18名 3,4年生20名 職員7名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
サポート:SOAT2名

活動内容詳細:
前半後半に分けて、砂場ワークショップを実施した。
 齋じいはいつものように子どもたちを集め、熊の落とし穴の話を始めた。
そして砂場に大きな円を描いた。深さはこのくらい深く、と言いながら1年生の女の子を指さした。

しばらく掘り進めると齋じいがバケツに砂を入れたら、と言って掘った砂をバケツに入れ、ひっくり返した。それを見て次々にバケツに砂を入れてまねをした。

そうしてできた小さな「バケツ山」はいつのまにか砂場を取り囲むようにたくさんできた。バケツ山に草を飾る子どもなども現れたし、失敗作のバケツ山を再利用して大きな山を作る子どももでてきた。

その山を見て齋じいが「トンネルを掘ろう」と声がけし、自力でトンネルを貫通させた子もいた。

後半は、3,4年生がスコップで砂場の熊の落とし穴をさらに掘り進めた。早帰り以外の1,2年生はそのまま残り、一気に砂が掘られる様子に1,2年生は驚いたようだった。

3,4年生はお互いに声をかけながら齋じいが示した大きさの穴を掘り上げてしまった。その様子を見た齋じいは「やはり坪沼の堀は3,4年生くらいの子どもが一番よかったのがわかる」と言っていた。

3,4年生は落とし穴を指示されたサイズ通りに掘るという目的遂行にまい進し、1,2年生は工夫して遊ぶということを十分行い、どの学年の子からも楽しかったという声を聞くことができた。

元に戻して終了!

令和5年度6/9 福島県富岡町 アートワークショップ「ステンシルのエコバックつくり」

令和5年6月9日(金)10:00-12:00
実施場所:富岡町総合福祉センター
参加者:10名
講師:藤原久美子(造形家)
協力:社会福祉法人富岡町社会福祉協議会、株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
今回のものつくりアートワークショップは、お手伝いボランティアのみなさんを中心に事前準備を進めました。

今回使用するエコバックはデザインや布の裁断からお手伝いボランティアの皆さんが協力して作りました。また当日はお手伝いボランティアのみなさんに講師のアシスタントを務めていただき開催しました。

ほとんどの参加者がステンシルを体験するのは初めてでした。ステンシルの型を選び、それぞれ好きな配置と色を考えながら作りました。

出来栄えにはみなさん大満足!ご参加下さりありがとうございました。

<参加者アンケート抜粋>
・子どもにかえったみたいでとても楽しかったです。
・楽しく参加できました。
・このバックを使って買い物したいと思います。 など
以上

令和5年度放課後児童クラブ職員等ブロック研修会6/12「モザイクアートワークショップ」3回目開催の報告

開催日時:2023年6月12日(月)10:00~12:00
開催場所:大和町ふれあい文化創造センター
参加者:50名
講師:藤原久美子(造形作家・SOAT理事長)
サポート:SOAT

宮城県子ども総合センターからの依頼で「ペーパーモザイクアートワークショップ」を開催しました。

研修概要 
1.パワーポイントや実物作品を使ってのモザイクアートの紹介

2.モザイクアートのアイデアを考察(ワークシートを使って)

3.グループ(4人~5人)で,模造紙にモザイクアートの下描き。
白模造紙(1088㎜×788㎜,2.5cmのマス目が入っているもの)に鉛筆で下図を描く。

4.グループで協力しながら色画用紙(2.5センチ角)を貼り付け作品に仕上げる。

5.お互いの作品を鑑賞する。

今回の活動は、参加者がそれぞれの職場で実施できるように考案し実施した。通常であれば一週間~一か月ほどの時間をかけて子どもが中心となり行うことを研修時間90分と限られた時間内でグループごとに工夫しながら工程をこなしていました。

ご参加いただき、ありがとうございました。

令和5年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 6/10新田児童館「坪沼自然体験ワークショップ/蛍観察」開催

開催日時:2023年6月10日(土)14:30~20:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館児童20名(3~6年生)職員6名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
サポート:SOAT2名

令和5年度SOAT×児童館協働プロジェクト開催では、子どもの育成支援活動と共に職員の育成研修の実践を行い、プロジェクトの継承を図ることとします。

活動内容詳細:
今年最初の蛍観察会を実施した。いつものようにバスから下りた子どもたちは、職員の先導で草むした畦道を抜けて、神社の石段を上った。

境内に着くと子どもたちは探検の準備をして齋じいの神社の話を聞いた。大体の子どもは齋じいの周りに集まってしっかり話を聞いていた。齋じいの話が終わると齋じいの杖を渡された職員が指導者になって根添館まで歩いた。

崖下りでは山土が滑りやすく、子どもたちは滑って転ばないよう慎重に下りた。

田んぼや畑の畦道を抜けて檜林で5時半まで思い切り活動を楽しんだ。ターザンロープや一本橋、ブランコなどで遊ぶ子ども、木の枝で建てた家をヤツデの葉や丸太などで補修する子ども、齋じいの手伝いで釘打ちする子どもや古い釘を抜く子ども、のこぎりで丸太を切る子どもなどいろいろだった。家の補修では枯れ葉の絨毯を敷くアイディアやターザンロープではどこまで遠くに飛べるかチャレンジしたりと、もっと楽しく遊ぶため子どもたちなりの工夫が見られた。

夕食後は提灯にマーカーで絵や模様を描いてオリジナル提灯を作った。

提灯が完成した順にトイレを済ませ、帰り支度をした。8時近くになり、外も真っ暗になったところで荷物を背負い、社務所前で齋じいから蛍の話を聞いた。提灯の明かりは薄暗く、街灯のない田畑の畦道は目をこらしてみないとよくわからなかった。

日中はしゃぎまわっていた男子たちも静かに闇の中に消えていった。街中の生活では暗闇を歩くという経験はできない。感想を聞くと怖かったという子どもも多かったが、楽しかったという子どもたちも何人かいた。

観察場所に近づくと蛍は無事出てくれたので安心した。初めて見たという子どもは、光りながら飛ぶ蛍の姿に感激していた。子どもたちはマイ・ランタンを手に暗い畦道を満足そうにバスに向かった。