令和4年度10/21 福島県富岡町・アートワークショップ「思い出昭和館/出張美術館」開催

令和4年10月21日(金)13:30-15:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会
参加者:住民 4名、富岡町社協職員名
講師:小野寺純一/SOAT

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動内容
今回は画家の小野寺純一氏の絵画の展示と、同氏によるお話会を開催しました。

地震による津波で喪失した「ロウソク岩」の絵を小野寺先生が過去の資料をもとに絵画にしてお持ちくださいました。他にも滝桜や相馬野馬追など福島県にまつわる作品が展示され、会が始まる前から賑やかにお話しが弾み、絵画の鑑賞を通して、コミュニケーションを図ることが出来ました。

「鑑賞後は小野寺先生がストリーテラーとなり、昔懐かしい昭和のあれこれをテーマにお話会を開催しました。参加者を会話をしながら会は進み、最後はハーモニカの伴奏で合唱をしました。みなさん、楽しい時間を一緒に過ごして下さりありがとうございました。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト10/19新田児童館訪問「ひみつの部屋を作ろう!」4回目

10月19日(水)14:00~16:00
開催場所:西田公園
参加者:新田児童館児童(2~5年生)30名 職員2名
講師・サポート:SOAT3名

活動内容詳細:
秋晴れとはいっても風もあり気温の低い中で、4回目の「秘密の部屋を作ろう」ワークショップを行った。
今日が「ひみつの部屋をつくろう」最終回ということで、児童館側が希望者の学年制限を外した。

今回も秘密の部屋のテーマは水族館。といってもそこは想像力の世界で、こんな魚や生き物がいたらいいな、という自由発想。今回集まった子どもたちは自由が行き過ぎて怪獣やどうみても人間の顔を描く子どももいた。

SOATの活動ではそういう子どもも止めさせない。「これはダメ、魚を描きなさい。」とは注意しないで子どもの発想が出ることを待つ。描けなくて困っている子どもにはもちろんヒントを出す。

子どもたちが自由に絵を描いていると、ある男子が突然テントの内側の右壁から左壁へスズランテープを長く伸ばして貼ってしまった。そしてそこに魚ではない何かを描いた。「スズランテープ貼るなんてすごいね」と言うと右の魚の話が左の魚に聞こえるようにしたかったとのことだった。全く自由な発想がなければこのような行動は起こせないはずなので、素晴らしいと思った。

絵の上手下手ではなく、楽しみ、発想し、考え、さらに発想することの楽しさを子どもたちが味わえれば大成功のワークショップだが、今回も子どもたちは発想豊かに楽しむことができたようだ。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト10/17成田小学校児童クラブ訪問「パタパタモビールを作ろう」

10月17日(月)14:30~16:00
参加者:成田小学校児童クラブ児童12名(2年生) 職員2名
実施場所:成田小学校2階教室
講師・サポート/SOAT 3名

活動内容詳細:
SOAT講師が大きなパタパタモビールの模型を使用して作り方の説明を行った。このワークショップのため7月12日に児童クラブ職員は作り方の研修会を行った。その上で事前準備作業を児童と職員で行う活動と連携したものが今回のワークショップだった。

児童クラブではこの日のために職員と児童が一緒に厚紙の羽パーツのカット、紐3本のカット、ストローのカットなど、30名分を用意した。

SOAT講師が作り方の順番を追って説明し、子どもたちもその手順に従って作っていった。

紐の結び方が苦手な子どももいたが全員パタパタモビールを失敗することなく完成させた。子どもたちは完成するなり楽しそうにパタパタと鳥の羽を動かして遊び始めた。

完成した鳥は真っ白なままなので、そこに模様などを自由に描いた。絵が苦手な子供用にカットしたシールなどもテーブルに用意しておいた。それらは絵が苦手ではない子どもたちの想像力にも刺激を与えたようだった。

時間内に絵が完成しない子どももいたが、児童クラブに戻って続きをやることにして訪問ワークショップは予定通り活動終了となった。

子どもたちは未完成の鳥の羽を楽しそうにパタパタさせながら教室を後にした。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト10/15榴岡児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年10月15日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童19名(1・3年生)、職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
今回は、初めて参加する児童が多かった。秋晴れの下、子どもたちは元気にバスを降りてきた。

早速、齋じいの待つ石段の上まで草ぼうぼうの畦道を歩いた。途中でイナゴやカエルを捕まえたり、植物に興味のある子もいた。薄紫や白い野菊を見つけては「きれい。ほしい。」と言っては立ち止まっていた。男女ともに自然を楽しむ様子がありありと伝わってきた。

子どもたちは全員神社の石段を上る前に池にいる鯉を見つけたり、オタマジャクシを探したりした。今回の子どもたちも元気に石段を上って齋じいに挨拶。全員が上り終えると社務所と神楽殿グループに分かれ、探検の準備を始めた。

トイレを済ませ、軍手にタオル、虫よけスプレーをして齋じいのところに集まった。齋じいはいつもの通り、子どもたちに坪沼の神様の話をして、神社の神様に挨拶して、バクの彫り物の説明をしながら神社裏の森へと移動した。

湿って薄暗い森の中は怖いという子がいたが友達に勇気づけられ歩くことができた。森から出ると根添城跡まで畑の脇を歩き、途中で電気柵の危険性について聞いた。危ないと言われると触りたがる子どもが必ずいるが、今回も何人かいた。

根添城館跡では大昔の天皇と坪沼の住民の戦いの話などを齋じいから聞いた。その後、空堀下りに全員挑戦した。

いつもは全員ロープをつかんで降りるが、今回はロープなしで降りたいという希望が出たので、一部の子どもたちは別の場所から空堀に降りた。

その後、稲刈りの済んだ田んぼの脇を通り、ヒノキ林を見て、昼食をとった。

食後は畑に行き、サツマイモ掘りを行った。
畑の土は軟らかい部分と固い部分があり、手で掘るのが大変だった。土の中で芋がまっすぐなのか、曲がっているのか慎重に指先で確かめるように掘り進んだ。「あっ、これでかい!」とうれしそうにどの子どもも芋掘りを楽しんだ。

掘った芋はかなりの量になった。買い物袋一杯の芋を手にそれぞれ駐車場まで運んだ。その後は30分ほど森で色々好きな活動を行った。

ターザンロープや一本橋渡りに熱中する子どもや齋じいの手伝いでヒノキの丸太を切ったり、太く長い5寸釘打ちを体験したい子どもなど、いろいろいた。

子どもたちはノコギリやトンカチなどの後片付けて活動を終了した。

着替え、トイレなどを済ませると境内に集合し、齋じいに挨拶し裏参道を下ってバスに向かった。

楽しかった、面白かったからまた来たい、そういう声がこちらから訪ねなくても聞こえてきた。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト10/11榴岡児童館訪問「榴岡公園探検ワークショップ」2回目

10月11日(火)10:00~15:00
参加者:榴岡児童館児童 午前の部児童8名 職員2名 午後の部児童8名 職員2名
講師:齋正弘、サポート:SOAT3名

活動内容詳細:
午前、午後に1、3年生を対象に活動を2回実施した。

齋じいは榴岡公園まで街探検を行いながら公園を目指した。街探検では路面にあるいろいろな蓋について、参加した子どもたちに疑問を投げかけた。

「この蓋なんだと思う?汚水と描いてあるが、おすいってなんだかわかるか。」「汚という字は汚いって意味だけど、汚い水ってなんだ?」すると男子が「泥の水」と答えた。齋じいは「ここはトイレの水が流れているので、蓋を開けたら大変なことになる。」と言った。

汚水の蓋を子どもたちは歩きながらたくさん見つけた。GASと表示された蓋や「ソフト」と書かれた蓋などがあった。「ここの蓋を開けたらソフトクリームが出てくるといいな。」低学年生らしい夢のある話だ。実際はソフト弁の略で水道管の仕切弁のことだと齋じいは教えることはなかった。

榴岡公園に着くと早速、大人に見つからないように生け垣の隙間を歩いたり、木登りや公園が何の跡地だったか、などの説明をしながら歩いた。

野外ステージを見つけた子どもたちは「歌いたい」「踊りたい」と、午後に参加した子どもたちはステージに上がってパフォーマンスを披露してくれた。

ステージを後に、道なき道を歩き、噴水に出た。齋じいは葉っぱを浮かべて舟に見立てた。子どもたちは笹の葉を見つけてきて笹舟を作り噴水の水辺に浮かべて遊んだ。

児童館に帰る途中、石垣の上に続いているツツジの植栽の隙間を歩いた。斜面になっていたのとジョロウグモの巣があちらこちらに張っていたことで思うようには歩けなかった。ジョロウグモの雌は小さな雄を食べる、という恐ろしい話も齋じいから聞いていたので怖さが倍増したかもしれない。

やっとの思いで斜面を降りると歩き慣れた舗装道路を歩いて榴岡天満宮へ向かった。子どもたちは天満宮脇の細い空間を歩き、壁のような段差を乗り越え、広い駐車場に出た。

そこから児童館までは子どもたちがよく知っている道だった。

児童館に着くと齋じいに挨拶をして活動は終了となった。

身近な公園や街でも普段気づいていない、あるいはやったことのない経験や発見に驚いたり感激したりすることができ、とても楽しい日となった。

令和4年度10/7 福島県大熊町・アートワークショップ「ハロウィンのキャンドルライトつくり」開催

令和4年10月7日(金)13:30-15:00
実施場所:大熊町住民福祉センター貸会議室
参加者:住民13名
講師:藤原久美子(美術・造形作家)/SOAT

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動内容
季節を感じるものつくりとして、ハロウィンを題材にしたアートワークショップを開催しました。この開催にあたっては、事前に有志の皆さんがボランティアで材料の下ごしらえを手伝ってくださいました。

「昔はハロウィンなんてなかったよねー!」などお話をしながら各々好きな色柄の材料を選びものつくりを始めました。

いつものことながら手を動かし始めるとみなさん真剣!会場は静かになります。

完成し、ライトを灯すと小さなため息「綺麗だねー!」「家のどこに飾ろう?」
作る過程を楽しみ、その思いを形にして自宅でも長く楽しめるものつくりとなりました。ご参加下さりありがとうございました。

令和4年度 9/30 (PM)いしのまき雄勝町・ものつくりアートワークショップ「オリジナル玄関マットつくり」開催

令和4年9月30日(金)13:00~15:00
実施場所:雄勝公民館
参加者:住民13名、石巻市社会福祉協議会職員3名
講師:藤原久美子(美術・造形作家)/SOAT
協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

熊沢・雄勝中央・大須・名振地区の皆さんとアートワークショップ「オリジナル玄関マットつくり」を開催しました。
【ラグマット選び】

【二人一組で貼り付け】

〇アンケート結果
・(前回のワークショップで作った作品を)我が家に来る方々に見せると、みなさんが「素敵ね」と褒めてくれ嬉しくなりますよ
・手伝ってもらえて楽しくできます。
・今日も大変楽しかったです。また参加したいです。
・聞くところによると三回目とか!私は初めてだったので惜しい事をしちゃったなあと思いました。
・初めての参加でしたが、分からないところはきちんと教えてくれて安心して出来ました。

ご参加くださったみなさま、開催にあたりご尽力くださいました石巻市社協のみなさま、ありがとうございました。

令和4年度 9/30 (AM)いしのまき雄勝町・ものつくりアートワークショップ「オリジナル玄関マットつくり」開催

令和4年9月30日(金)10:00~12:00
実施場所:雄勝公民館
参加者:住民8名、石巻市社会福祉協議会職員2名、宮城県2名
講師:藤原久美子(美術・造形作家)/SOAT
協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

雄勝中央・大須地区の皆さんとアートワークショップ「オリジナル玄関マットつくり」を開催しました。
【ラグマット選び】

【二人一組で貼り付け】

【仕上げ】

〇アンケート結果
・次回も楽しみに待っています。続けて下さい。
・普段できない経験が出来てよかったです。
・とてもの楽しく教えていただき良い時間でした。
・共同作業もあり、コミュニケーションもよかったです
・十人十色のデザインが見られてよかったです。とても楽しかったです。

ご参加くださったみなさま、開催にあたりご尽力くださいました石巻市社協のみなさま、ありがとうございました。

令和4年度 9/29 いしのまき雄勝町・ものつくりアートワークショップ「オリジナル玄関マットつくり」開催

令和4年9月29日(木)13:00~15:00
実施場所:小島地区集会所
参加者:住民11名、石巻市社会福祉協議会職員3名
講師:藤原久美子(美術・造形作家)/SOAT
協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

小島・明神地区のみなさん、地域で活躍する支援員の皆さんとアートワークショップ「オリジナル玄関マットつくり」を開催しました。
【ラグマット選び】

【二人一組で貼り合わせ】

【仕上げ】

〇アンケート結果
・色合わせがちょっと難しかったが、こんなに素敵に出来ると思わなかった
・小島、明神両地区からの参加があり、交流が出来てよかった
・触り心地のよい素材で気持ちよかったです
・みんなで真剣に取り組めてよかったです。

ご参加くださったみなさま、開催にあたりご尽力くださいました石巻市社協のみなさま、ありがとうございました。

2022・SOAT アートワークショップ「ハロウィンランプシェードつくり!」

開催日時:2022年10月9日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口
参加者:子ども11名
講師:はまちひろ(美術家)
サポート:SOAT佐藤

ハロウィンの夜にぴったりなランプシェードを作るワークショップを開催しました。
新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ等を行いながら実施しました。

色々な形の木材にペンで着色し、積み木のように組み立てLEDライトを置く土台を飾り付けて作っていきます。小さな立体の木材に色を塗るのは少し難しい作業でしたが、上手に好きな色を塗ることができていました。

塗り終わった木材は塔のように立てたり、ライトを囲うように置いたり、それぞれ自由な感性で台の上に接着していきます。

親子で参加する方も多く、相談して一緒に配置を考えたり、作業を分担して協力して作るなど、コミュニケーションを取りながら仲良く取り組んでいました。

こだわりながら楽しく作り上げた作品は、どれもカラフルで素敵な力作ばかり。
「楽しかった。」「頑張った所は…全部!」「簡単にできたよ。」「夜に寝る時にベッドで光らせよう!」最後にライトを点ける練習をして、夜のライトアップを楽しみに笑顔でお持ちかえりしました。

顔を描いてカボチャやオバケも登場させ、ハロウィンらしさを演出など、怖さのない愛らしい表情にはほっこり癒されました。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト10/5新田児童館訪問「ひみつの部屋を作ろう!」3回目

10月5日(水)15:00~16:30 
場所:新田児童館 館庭
参加者:新田児童館児童(1,3年生) 30名 職員2名 
講師・サポート:SOAT3名

活動内容詳細:
今回の秘密の部屋は曇天、気温16度という寒さの中での実施となった。始まる前は寒さが気になる子どもたちもいたが、油性ペンを手に絵を描き始めると、どの子どもも楽しそうだった。

3年生がテント内、1年生がテント外側に分かれて絵を描いた。コロナ対応である。テーマは「新田水族館」

女子はキティちゃん風の魚を描いたり、ビニールテープでリボンを作って貼ったり、いろいろ楽しんでいた。

ガムテープをペンの代わりに利用し、細く切って模様にしたり、線の代わりに使ったりする子どももいた。

男子の中にはうまく形が描けないのか、ダイナミックに線をぐしゃぐしゃと描き、そこにペン先を刺して穴を開け始めた。その感覚が楽しいらしくブスブス何カ所にも穴を開けた。近くにいた子どもたちもまねをした。ぐしゃぐしゃの線描に穴、穴、穴。現代美術の誕生だった。「素晴らしいね。これは芸術だね。」と言われ、本人は驚いていた。ビニールに穴を開けたので叱られると勘違いしたようだった。

SOATの活動はアートワークショップ、子どもたちから自由を奪わない。子どもたちは自由な空気を感じることで自由な発想が浮かび、内なる感性の表現ができるのだと思う。

おおよそ描く場所がなくなったところで描く活動は終わり、次はトリミングです。子どもたちはダンボールで作った額を片手に切り取る場所を探した。額には両面テープが貼られているので、気に入った部分に額を貼り付け、その周りをハサミで切り取り、「マイ・アート」ができあがった。

最後に飾り用の紐を付けて完成させた。どの子もけっこう満足したようで、笑顔があちこちで見られた。自分で描いた絵が額に入るとうれしいのだろう。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト10/1榴岡児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年10月1日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館児童27名(1・2年生) 職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
今回は1、2年生の参加で坪沼が初めての子どもがほとんどだった。齋じいの待つ石段の上まで畦道を歩いた。途中でトンボを捕ったりショウリョウバッタを捕まえたり。虫に夢中な子どもたちは歩きが止まりがちだったが、自然を楽しむ様子がありありと伝わってきた。

子どもたちは全員石段を元気に登り、齋じいに挨拶し、境内に敷いてあるブルーシートの上に荷物を置いた。軍手をして、首にタオルをしっかり巻いて虫よけスプレーをして探検の準備をした。

齋じいは集まった子どもたちに坪沼の神様の話をして、神社の神様に挨拶、飾りのバクの彫り物の説明をしてから神社裏の森へと潜り込んだ。

いよいよ探検が始まった。根添城跡まで畑の脇を歩き、そこでは大昔の天皇と坪沼の住民の戦いの話などをした。

その後、空堀下りを全員挑戦した。ロープを木に掛けて結ぶことが大変だった。山土は多少ヌルヌルしていたが、用心しながら全員降りることができた。

今回は、外のブルーシートで食べたが、秋晴れのすがすがしい空気の中で楽しい食事となった。食後は畑に行き、大根の間引きをおこなった。4グループに分かれ、それぞれに児童館職員、農家さん、SOATの職員が付き添い、慎重に行った。

間引き後は森に行って色々好きな活動を行った。今回参加した子どもたちはアスレチックで遊ぶより、釘打ちやノコギリが楽しいようで、ターザンロープやシーソーなどに熱中する子どもはいなかった。

以前切った丸太を見つけてその丸太を切ったり、丸太に釘を打ったり、そういうことが好きな子どもたちだった。

子どもたちは体を目一杯使って自分の好きな活動を行うことができた。いつものように楽しかったかどうか尋ねると、どの子も元気に大きな声で「楽しかった!」と答えた。