開催日時:2022年5月28日(土)10:00~16:00
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童19名(2,3年生) 職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 4名(藤原、渡邊、高橋、佐藤)
活動内容詳細:
2年生が3年生の倍の参加となった。初めての参加のため不安の方が大きい子どもたちが多かったようだ。
神社の石段まで畦道を歩くのだが、あまり周りの草や昆虫には興味を示さない様子だった。だが一人、全身興味の塊のような子どもがいた。蟻や蜘蛛を見つけて持参の図鑑を取り出した。これまでに図鑑持参の子は初めてだった。
長い石段を黙々登り詰め、ブルーシートに荷物をまとめると探検の準備をして齋じいのところに集まった。齋じいと子どもたちは神様に挨拶し、ゾウならぬバクの説明を齋じいはし始めた。意外とバクのことを知っいる子どももいた。「悪い夢を食べる、動物園で見た」、神社の彫り物を見て「こんなに鼻は長くない」と齋じいの話に答えていた。
神社の裏手の森からサツマイモの植えてある畑の脇を通り抜け、館跡の説明聞き、石造りの地元の神殿を確認、いよいよ崖下りとなった。
興味の塊少女はヘビイチゴ収集に余念がなかったが「崖降りるよ」と一言いうとすぐさまそちらに興味が移った。
3年生が命綱を桑の木に結んで薄暗い崖を降りた。前日の大雨で土はヌルヌル滑る。降り方の見本として齋じいが最初に降りた。
一人ずつ慎重に崖と格闘しながら降りていった。普段無口だという子は「こういう所は降りたことがない。危険だからね。ロープだけで大丈夫かな。」突然饒舌になったが、口ほどに足のスピードは追いつかなかった。
野外での昼食を終えると、畑で枝豆の播種を行った。
「40cm間隔に穴を掘って種をまきます。あんまり掘らないで種を2個ずつ入れるよ」と農家さんに言われ、表面を恐る恐る、掻くように穴を掘り、土をかけても種が見えてしまう、そういう子も少なからずいた。
掘ると言うイメージが農家さんと初体験の子どもたちとでは違ったのだろう。
播種の後は今年初めての「たおれるぞー」を行った。間伐用の細い檜にロープを掛けて子どもたちが力一杯引いた。
引張れー、そーれー、引張れー。あっという間に木は元株から切り落とされた。残念なことに木は完全には倒れずほかの木に引っかかったままだった。「たおれるぞー」はここでおしまい。
子どもたちはノコギリで木を切ったりターザンロープで遊んだり。一本橋に挑戦したり、シーソーに乗ったり。丸太を集めてキャンプファイヤーの炎を表現する子どもたちもいた。
子どもたちはいろいろな活動を通して一瞬にして大人っぽくなって帰っていった。
「また来るー!」朝出会った子達とは思えなかった。