2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト4/26「職員研修開催報告」

開催日時: 2022年4月26日(火) 9:45~13:30
場   所: トークネットホール仙台 第2教養室
参 加 者: 児童館職員12名
(榴岡児童館3名、新田児童館3名、成田児童クラブ3名、成田東児童クラブ3名)
S O A T : 4名(藤原、渡邊、髙橋、佐藤)
講 師 :齋正弘

 齋正弘氏(前宮城県美術館教育普及部長)による講義「美術活動として考える毎日の作業」を簡単なワークショップを交えて伺った。

講義の大まかな内容としては前半は本当の意味での美術教育とは何か、中盤は美術とはどういうものか、見るという行為の本当の意味についてのワークショップ、後半は日本と西洋の生死観についてなどについてである。

 学校教育で美術というものは内容が図画工作であり、本当の意味での「美術」教育ではないということを具体的に話していただいた。

 一通り「美術」について話が終わると、A4のコピー用紙とトレーシングペーパーを使った簡単なワークショップを行った。内容はコピー用紙に親指の長さの四角を描いてその中に点を描く。

次にその四角内を点が見えなくなるよう塗りつぶす。

次にトレーシングペーパーを重ね、その四角を「見たままに」描き写すというものだった。
 
昼食を挟んで午後は参加者からの質問を受けた。牛の生首を土中に埋めて骨を描く作家のことと抽象画への理解についての2点が質問として出た。

 齋さんの話は多岐にわたり、参加者は楽しく聞くことができたようだ。話の内容は難しい部分もあり、職員は一言も聞き逃すまいとメモを取りながら真剣な様子だった。

2022・SOAT アートワークショップ「オリジナル植木鉢作り」

開催日時:2022年4月10日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:8名
講師:はまちひろ(美術家)
サポート:SOAT佐藤

今回は素焼きの植木鉢にオイルパステルで絵を描いて、オリジナルの植木鉢作りを行いました。

新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ、マスクの着用等を行いながら実施しました。

オイルパステルは、油性の柔らかいクレヨンです。描く時の力の入れ方で、かすれたタッチやくっきりとしたマットな表現ができます。

オイルパステルで描いた上からペンチングオイルを湿らせた綿棒でなぞると、なめらかな質感に仕上げる事もできます。植木鉢に描くのは、平面の紙と違って少し難しいですが、お花・蝶々・くだもの・縞模様など、鉢を少しずつ回しながらデザインを楽しみました。

最後は数種類のお花の中から好きなものを選び、出来上がったオリジナルの植木鉢に植え替えて完成です。
春らしいカラフルで素敵な作品になりました。

参加者の声
「楽しかった。」「クレヨンで描くのが面白かった。」「いい休日になりました。」「家が華やかになりそう。」