「ふわふわとらねこキーホルダー作り」

開催日時:2021年 11月21日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:8名
指導:SOAT佐藤、サポート:1名

羊毛を使ってふわふわで可愛いとらねこのキーホルダー作りを行いました。
新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ、マスクの着用等を行いながら実施しました。

材料はあらかじめ型に羊毛とパーツがセットされていて、参加者はそれをハサミでカットする作業から始めます。
羊毛が羊の毛でできている事を伝えると、「えっ、そうなの?!」「羊の毛ってすごい。」と驚いていました。
手順通りに切っていくと、トラのような縞模様のポンポンができました。

トリマーさんになった気分で毛先をカットして、ポンポンの形を整えていきます。
「緊張するなぁ。」「みんな模様がちょっとずつ違うんだね。」「もうちょっと切ったほうがいいかな?」
きれいな丸い形になるように全体を見ながら少しずつハサミを動かし、真剣な表情で取り組んでいました。中には耳の形を丸くしたり、髭のように毛を伸ばしたままにするなどのアレンジも見られました。

完成すると「かわいい!」「ふわふわで気持ちいい。」と喜び、さっそくカバンに付ける方もいました。
模様の出方やパーツの位置、カット具合で一つ一つ個性のある仕上がりになり、つい撫でてしまいたくなる愛着のわく作品になりました。

参加者からは「丸く形を整えるのは思ったより大変だったけど、楽しかった。」「参加してよかった。」「可愛くできたからよかった。」等の感想がありました。

11/22 福島県富岡町「第四回ハーブガーデンつくり」開催

令和3年11月22日(月)10:00~12:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会
参加者:住民8名、富岡町社会福祉協議会職員2名
講師:宍戸多恵子(ハーブ&クラフト代表) SOAT/3名(藤原、高橋)

富岡町社会福祉協議会(福祉センター)にハーブガーデンを作ります。参加者と富岡町社協が中心となって土つくり、苗植え、お手入れを行います。ハーブガーデンのお手入れで感じる「生きがい」、ワークショップに参加することで生まれる「人と人との交流」、植物から得られる「心のケア」が期待できます

活動の様子
ハーブの刈り取り
みんなで育ててきたハーブの収穫を行いました。あいにくの雨模様の為、講師とSOATが参加者に向けてデモンストレーションで収穫を行い、刈り取りのポイントをレクチャーしました。収穫したてのハーブの色や葉の感触、香りを体感することが出来ました。

刈りとったハーブは12月のワークショップのスワッグつくりに使われます。

ハーブソープつくり
これから冬に向け、新鮮なハーブが手に入りにくくなります。冬でもハーブを生活に取り入れることが出来るように、エッセンシャルオイルの使い方の学びとして、ハーブソープつくりを行いました。

エッセンシャルオイルの瓶を開けた瞬間、会場には穏やかな香りやすっきりしりした香りが広がりました。エッセンシャルオイルの効能を学び、それぞれの効能と香りを確認しながらハーブソープを作りました。

「私は脳の若返りでローズマリーかな」「ゼラニウムって女性にいいんだって!」など、参加者同士の会話も弾んでしました。
最後は宍戸先生から富岡ハーブガーデンで収穫したハーブの使い方も教わりました。

ありがとうございました。

<アンケート結果から抜粋>
・楽しく、あっという間でした。
・ハーブの効能を知れて、ソープにして持ち帰れるとは嬉しいです。
・ハーブの使い方がわかりよかったです。
・ナスタチウムが食べられると知らなかったです。

11/20 榴岡児童館 / 坪沼自然体験ワークショップ(大根の収穫)開催

開催日時:2021年11月20日(土)10:00~16:00
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童22名(1、4,5年生)、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容詳細:
今回の参加者のうち12名が1年生。残りの10名は何度か参加している子どもたちだった。中には10回以上参加したという子もいた。5年生は今日が最後でもう参加できないと、バスから降りるなり残念がる声が聞こえてきた。

枯れ草が繁茂する畦道ではひっつき虫を上手によけて歩いたり、トンボを探したり、イナゴを発見して喜んだり。「これ、食べたことある。甘くておいしい。でももう食べないけど。」などと豆知識を友達に披露しながら歩く姿が楽しそうだった。石段が見えると「100段以上あるから数えながら登る!」という先輩の姿を見て、1年生は必死について登った。

境内に着くと神楽殿グループと社務所グループに分かれた。5年生がリーダーシップをとってグループごと並ぶよう声がけした。みんなが並んだところで梅ちゃん(イノシシ)について注意を聞いあと、いつもの探検が始まった。

神様への挨拶、神社裏手の山歩き、SOAT農園の大根の見学、そして根添城跡の説明、空堀下りとなった。城跡の説明は齋じいが1年生だけを集めて行った。

空堀下りでは5年生が木にロープを掛けてしっかり結び、齋じいを先頭に順番に降りた。4,5年生は降りるのが楽しくて、斜面を降りては登って、また降りていた。しかも「ロープなしでもいける」と誰かが言ったので高学年の男子がロープなしに挑戦した。ズルズル滑る子もいたが「面白れー」とはしゃいでいた。

その後は空堀から田の畦道に出て、トトロの道から藪をかき分け、畑に出て、獣の足跡を見ながら檜林に向かった。

昼食後は檜林で遊んだり、釘打ちやノコギリで木を切って遊んだ。途中で、いったん遊びを止め、畑の大根を収穫した。「一人3本、抜いた分を家に持ち帰っていいよ。」というと俄然、子どもたちは力を出した。

すごい意欲だった。さっさと抜き終わった子どもはもっと抜きたがったのでOKを出した。掘ったものを全部持って帰りたいと言うので自分でダイコン袋を持って帰れるならと言う条件で許可した。すると意欲のレベルを超えて、単に欲だけで抜きはじめたように見え、農家さんもその姿に笑いをこらえられなかったようだ。実に楽しい大根掘りとなった。

収穫後、子どもたちは重いビニール袋を担いだり、両手で持ったり。「重い」「手伝って」と言いながらなんとか駐車場に戻った。

檜林に戻ると齋じいと職員で丸太を組み、大きな鉄棒のようなものを作った。もちろんすぐそれに挑戦する子どもが現れた。また、ロープを木の間に張ってハンモックを作って遊ぶ女子もいた。ターザンロープやシーソーも人気で、参加者それぞれが思い思いの遊びを十分できた。気づけばあっという間に帰る準備の時間となった。

社務所、神楽殿にそれぞれ戻り、冷えた体をお汁粉やココアで温めた子どもたちは裏参道から元気に帰っていった。

11/13 新田児童館 / 坪沼自然体験ワークショップ(大根の収穫)開催

開催日時:2021年11月13日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童19名(1~4年生)、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容詳細:
 10月23日以来2度目の坪沼八幡神社での活動だった。バスから降りる時、いつものように挨拶の声がけをしたが、なかなか返事が返ってこなかったので少し心配になった。今日の子どもたちはちゃんと遊べるのか。畦道の草ぼうぼうの中を歩き出したらその心配は吹き飛んだ。

オナモミ集めをする子どもたちがたくさんいた。1年生の女の子が1,2名畦道を歩くのにひるんだくらいだった。軽く背中を押したが動こうとしない。様子を見ていると女性職員が手慣れた感じでその子達を動かした。一人が歩き出すともう一人も動く。

 長い石段まで来ると元気のよい男子が「ここ走って登りたい。」と言い出した。最初はみんなと一緒に登れば途中から走っていいよ、と伝えると「やったー。」うれしそうだったが、石段の途中まで持たず、走るのを諦めた。

 探検の準備をして齋じいのところへ集まり神様への挨拶を済ませ、ゾウの話を聞いて裏山に行った。
リピーターの子が齋じいが話す前にゾウのことを言い出した。知っていることは言ってみたいのだろう。

林の中では毒茸の注意を受けたり、檜の年齢の話を聞いたりした。その後、畑に立ち寄って午後から収穫する大根の状態を見て、
根添館跡で神様同士の戦いの話を聞き、土地の神様をお参りして空堀下りとなった。

怖いと言って最後まで1年生の女子が2名残ったが、勇気を出して頑張り二人とも降りることができた。

 昼食後は檜の森で少し遊び、大根収穫に向かった。

農家さんの抜き方説明と「人間大根」を見せてもらい驚く子もいた。スーパーでは売っていない形だから見たことがなかったのだろう。よい経験をしたと思う。今年の大根は小学生が本気を出せば抜ける太さだった。葉はバリッと大きく広がり、見るからに元気そうな大根ばかりだった。抜いた大根は家に持って帰れるとあって、どの子も本気で大根抜きに挑戦した。

特に女子のパワーは男子を圧倒していたように感じた。「ぬけない。」そう言うと近くの子が変わって抜いてくれたり、いつの間にか協力態勢ができていた。だが、あまりの本数があるので今回は2畝分収穫して終了とした。子どもたちは大根を車に積んで、また檜の森に遊びに行った。

ターザンロープ、シーソー、一本橋渡り、縄登り、木登りや一本ブランコなどで遊ぶ子ども、齋じいの手伝いをする子、のこぎりで小枝を切る子など、子どもたちはやりたいことを目一杯やって遊んだ。小枝を切る子は珍しいので声を掛けた。

「何作っているの。」「家族だよ。」切り取った枝は4本とも更に少し切れ目が入っていた。切り口を開いて「口だよ。」そう言いながら、お父さんとお母さんを並べて見せてくれた。切り込み一つで小枝から家族を作り出した感性に脱帽である。

 11月も半ばになり日が暮れるのが早く、午後の活動時間が30分ほど短くなったが、子どもたちは疲れたと言いながら笑顔でバスまで帰っていった。

第17回全国児童館・児童クラブみやぎ大会 第3分科会「アソビノカタチ~児童館×NPOとの協働プロジェクト~」


2021年11月7日(日) 
13:50~14:45 ズーム
会場:エレクトロンホール宮城

 新型コロナ対応としてリモートによる発表会となったが、運営側6名のサポートの中で実施した。南は沖縄、北は北海道まで全国に視聴参加者がいたようだ。改めてリモートによる発表の影響力を感じた。

 発表前半では東日本震災後、SOATがどう子どもたちに関わり、それがどのようにして児童館とつながっていったか、当時の貴重な写真を交えながら説明した。震災直後は沿岸部の子どもの遊びを支援したが、半年経ってもがれき状態の場所で遊ぶ仙台市内の子どもたちへ支援をシフトする中で仙台市内の5児童館とのつながりができたこと、その流れの中で現在の児童館との出会いがあったことなどが発表された。

後半は「アソビノカタチ」について、SOATが実施しているワークショップをなぜ「アートワークショップ」と呼ぶか、その理由として非認知領域への働きかけがベースとなっているからということを述べた。

 東日本大震災時の子どもの様子は全国の児童館職員には貴重な発表だったようだ。アートワークショップという新しいアソビノカタチについても興味や関心を持って頂いた。発表終了後、多くの質問が寄せられ、今回の発表に対する視聴参加者の意識の高さが伺えた。自分たちの児童館でもアートワークショップを依頼できないか、という内容まであり、自分たちの活動が評価されたこともありがたいと思った。

運営サイドの協力を得て無事終了することができました。
ありがとうございました。

11/5 福島県大熊町・ものつくりアートワークショップ「はじめての墨画」開催

令和3年11月5日(金)10:00~12:00
実施場所:大熊町社会福祉協議会 
参加者:住民9名
大熊町町社会福祉協議会職員/2名 
講師:一関恵美(墨画家)SOAT/2名(藤原、高橋)

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動の様子
講師に墨画家の一関恵美さんを迎えて開催しました。
今回は「訪問美術館」と「アートワークショップ」の2本立てです。一関恵美さんの墨画を展示し、みなさんに鑑賞をしていただきながら、墨画ワークショップを行いました。

「訪問美術館」では、講師から絵の説明を受けながら鑑賞しました。3メートルを超える大作の前では「圧巻だねー」「どこから書き始めるのかな?」などお話をされていました。

墨画は硯に墨をするところから始まります。墨の箱を開けた瞬間、香りが会場に広がりました。

基本の濃淡のつけかた、線の描き方を講師から指導を受けながら練習しました。絵は苦手だとおっしゃっていたみなさん、自信の練習作を見ながら早くも「練習なのに上手に見える」「絵になるなー」と楽しそうにされていました。

練習の次は「画仙紙」を使ったハガキに絵を描いていきます。テーマは秋の花「コスモス」にしました。いざ本番、会場は一気に静かになりました。みなさん集中して作品に取り組みます。

徐々に作品が出来上がってくるにつれて、会場は賑やかさを取り戻しました。講師の指導や講評を真剣に受けていました。

「またやってみたい!」と画材の購入方法を聞かれる方も多くいらっしゃいました。いつかみんなで、作品展が出来たらいいですね。

ありがとうございました。