10/9 成田東小学校児童クラブ / 坪沼自然体験ワークショップ(サツマイモ収穫)開催

開催日時:2021年10月9日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社 ・坪沼農園
参 加 者:成田東小学校児童クラブ 児童14名(1~4年生)、職員5名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容詳細:
 小雨の中、子どもたちは元気にバスから降りてきた。バスの中で長靴に履き替えたり、雨具を着たりとスタートから忙しかった。畦道を歩きながら雑草を踏みしめて歩く。濡れた葉が足元や肩につく。「いやだ、気持ち悪い。」「気持ち悪いかもしれないけど、自然に負けるな。」そう声を掛けると元気が出たのか、勇気が出たのかはわからないがしっかりした足取りで歩き出した。すごいね、と言うと「今、自然に勝っているんだ」と答えた。

 神社の大きな鳥居前で記念写真を撮って、いよいよ長い石段登りだ。100段近い石段は角度も急で一段の高さが高い。1年生には一苦労の階段だが途中で立ち止まる子どもはほとんどいなかった。荷物を神楽殿チームと社務所チームに分かれて置くと齋じいの待つ本殿へ集まった。

いつものように神様への挨拶、装飾のゾウの彫り物の話を終えるとそのまま鎮守の杜の中へと入った。今回はいつもとは違うところから杜に入っていった。

杜を抜け農園まで歩き、午後の芋掘りのことを確認して館跡へ向かった。齋じいは館跡の説明をして、本当の神様に会いに行くと言った。以前参加したことのある子どもが「わかった。石の家みたいなところに行くんだ」と記憶をよみがえらせた。

 続いて空堀下りである。今日は雨で土が濡れていたので面白かった。ヌルヌル滑り、転びやすい山肌だったが桑の木に4年生が掛けたロープを両手でしっかり握って上手に降りた。1年生は初めての経験なので怖いのだが大人から声援を受けて全員頑張って降りた。

 午後はサツマイモを収穫した。農家さんが掘りやすいように下準備をしてくれた畑でサツマイモの赤い茎やイモの先端を見つけ本気になって手掘りした。

「あった。大っきい。」掘るのは大変だったが出てきた大きな芋に大満足だった。各自が堀あげた芋を袋に入れて社務所まで持って行った。「重いー」と言いながらも頑張って運んだ。「手伝おうか。」「いい。自分のだから。」自分で掘ることは素晴らしいことである。

 芋掘りが終了すると檜林に行って自由遊びの時間を過ごした。ターザンロープ、シーソー、ロープ登り、一本橋渡りなど、いろいろ遊んだ。齋じいと釘抜きやアスレチックの修理を行う子どももいた。小雨の中とはいえ、林の中はほとんど雨が当たらず、普段できない活動を思い思いに楽しんだ。遊びが佳境に入ったところ終了時刻となった。

もっと遊びたい、釘打ち続けたい、といろいろやりたいことがまだまだあったようだ。雨天とは関係なく子どもたちは自然の中でいつもとは違う遊びを十分楽しんだようだ。

10/6 榴岡児童館訪問/「舟であそぼう」ワークショップ開催

10月6日(水)14:30~16:30
参加者:榴岡児童館児童 児童21名、職員2名
講師:齋正弘、サポート:SOAT3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容詳細:
コロナのこともあり少人数なのかと思っていたが活動が始まるといつの間にかその数が増え、改めて数えると18人。更にこのあと3名が増えて結局21名が「舟であそぼう」の活動に参加した。

齋じいが初めて笹舟を作る子どもたちを集め、笹舟講習会を行った。
前回までと違うのは葉っぱの表面を船底にするようにして作ったことだ。笹舟講習会が終わると太い竹竿を4本運び四角に並べさせ、その上からビニールシートを敷いて簡易の池を作った。

竹の一部は閉じずに水が池から川に流れるよう並べ方を工夫した。齋じいはシートがずれないよう子どもたちに館庭の石を集めさせ、竹竿脇に並べさせた。延長ホースで水を流し、水が溜まってくると今度は川作りが始まった。池から水が流れてくる。子どもたちは急いで川掘りを始めた。川には水がどんどん流れてきた。

掘るとそこへ水が流れてくる。子どもたちはどんどん掘った。川の本流の脇も掘り始め、そこにも水が流れてきた。支流の数が増えた。気づくと中州もできていた。子どもたちが掘った川はなんとなくアマゾン川に似ていた。

笹舟は池から川を下っていくが途中で川の高低差がなくなり止まった。「水流して」そう言われるとホースを持った子どもが笹舟めがけて水を掛ける。沈没。中には勝手に難破したり破損したりいろいろな舟が現れた。それを見た齋じいがうちわを用意した。うちわであおぐと舟は壊れることなく進んだ。

川を掘ることで掘る楽しさに目覚めた子どもたちも現れ、発掘遊びに発展した子どもたちもいた。茶碗のかけらなどが出土し、更に意欲が高まったようだった。

笹舟遊びが一段落したところで掘った川や穴を元に戻し終了時刻となった。

活動終了後に館庭の泥汚れを自主的に掃き掃除を始めた子どもがいたのは素晴らしいと思った。

10/2 坪沼自然体験ワークショップ/新田児童館

開催日時:2021年10月2日(土)10:00~16:00
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童18名(1~4年生)、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容詳細:
ワークショップには最高の秋晴れだった。今回の参加者は1年生が多かった。コロナ禍の緊急事態宣言開け最初の坪沼探検である。

子どもたちはバスから降りるときに元気に挨拶を返してくれた。バスから全員降りると道路脇に整列、そのまま畦道を神社の石段まで進む。畦道の草は1年生の背丈より高く伸び、草をかき分けながら歩いた。

途中でシマヘビの全身の抜け殻を男子が発見した。蛇の抜け殻だよというと「触っても大丈夫?」と聞いてきた。ドキドキしながらも興味津々で手を伸ばす子がいた。ショウリョウバッタやイナゴもいた。カマキリも発見した。虫好きの男子は大喜びだった。ひっつき虫もたくさんあった。ひっつき虫を取って友達の服めがけて投げた。服やリュックの肩紐に付くと付けられた子どもも反撃した。「あー、こっちも付いた。」といって遊びながら歩いた。

長い石段の上では齋じいが待っていた。齋じいを見つけると子どもたちは一気に石段を駆け上った。境内に着くと大きなブルーシートに荷物を置いて早速、神社の探検準備をした。齋じいはいつものように八幡神社の神様の話をして安全祈願の挨拶を全員でした。

神社のゾウの飾りを説明し、そのまま鎮守の杜を探検し、その後根添館跡に向かった。途中自分たちの農園で立派に育つサツマイモや大根の生長を確認した。

館跡の説明を齋じいから聞いた後は本当の神様というのを見て、いよいよ館跡の空堀下りとなった。
4年生が下に降りるためのロープ縛りに挑戦した。ロープを掛ける木のすぐ脇は崖状態。スリル満点の状況で頑張った。掘りの底は草や小木が育っていて、いかに私たちのワークショップがなかったかを感じた。

掘りからぐるりと畑の中を回り、檜林に移動した。木製アスレチックを見つけると子どもたちは一気に群がった。昼食の時間にとなったのでいったん境内に戻った。

秋晴れの下、外で食べるお昼は格別おいしそうだった。

午後からは古くなった釘を抜く活動をした。錆びた5寸釘は子どもの力では簡単に抜くことはできなかった。抜けない釘は諦めて釘の周りを切って釘を回収することにした。金槌で長い釘はどう抜くか、やり方を教え一緒に釘抜きをした。

力一杯引いて釘が抜けたときの達成感は特別らしく、苦戦する友達にやり方を教えたり、代わったりして次々と挑戦していた。

釘抜きに飽きた子どもたちは手作りシーソーで遊んだり、ターザンロープで遊んだり、弓矢作りをしたりと自然の中で思い思いに目一杯遊ぶことができた。

そうこうしているうちに日も陰りはじめ、終了の時間となった。

10/5 福島県富岡町「第三回ハーブガーデンつくり」開催

令和3年10月5日(月)10:00~12:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会
参加者:住民3名、富岡町社会福祉協議会職員4名
指導:SOAT/3名(藤原、高橋、佐藤)
タイル・布サンプル端材協力:株式会社アクタス

趣旨
富岡町社会福祉協議会(福祉センター)にハーブガーデンを作ります。参加者と富岡町社協が中心となって土つくり、苗植え、お手入れを行います。ハーブガーデンのお手入れで感じる「生きがい」、ワークショップに参加することで生まれる「人と人との交流」、植物から得られる「心のケア」が期待できます

活動内容
コロナ禍の影響で、2か月ぶりの開催となりました。8~9月とハーブに一番手がかかる時期にお手入れワークショップを行うことが出来ませんでした。しかしその間住民のみなさんが主体となって社協職員と一緒にお世話を続けていました。その苦労の甲斐がありハーブはとても豊かにイキイキと育っていました。

ハーブをつかったものつくり
お手入れ作業のあとに、摘み取ったハーブを日常に取り入れやすいように、ハーブをつかったものつくり講座を行いました。

フレッシュハーブを使った「ハンドバス」

ドライハーブを使った「押し花タイル」

ドライハーブを使った「ドライブーケ」

ハーブガーデンを通して、日常に生きがいや潤いを感じていただけることを期待しています。

講師育成講座
住民向けワークショップと並行して、職員向けの講師育成座を開催しました。
専用の道具を使わずに出来るハーブやレジンの応用をテーマにしました。

外部との往来が制限される中、今まで以上に地域の人材資源の活用も重要になります。社協職員のみなさんが、アートワークショップ開催に必要な技術を学ぶことで、みずからが講師となり集いの場をつくることが期待できます。

「ミニチュア山小屋作り」

開催日時:2021年 9月19日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:12名
指導:SOAT佐藤、サポート:1名

新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ、マスクの着用等を行いながら実施しました。

木の枝や松ぼっくりなどの自然素材を使ったミニチュアの山小屋作りを行いました。山小屋の土台に好きなデコレーションをして、木の箱庭の中に作っていきます。

参加者は、「家の屋根も壁も、ぜんぶ色を変えるんだ。」「これは魔女の家っぽいな。」「お庭で火を起こせるようにするの。」など、それぞれのこだわりを持って、熱心に取り組んでいました。

木の実をキノコや神社の鈴に見立てるなど、素材の形からも色々なイメージが広がります。
ボンドの接着や色塗り作業など、ちいさな子どもさんでは難しいところは、保護者に手伝ってもらい完成しました。

「すごく楽しかった!」「もっと作りたい。」「思っていたより良い感じになった。」「大人でも面白そうで作ってみたいと思う。」などの声が聞かれました。

10/1 福島県大熊町・ものつくりアートワークショップ「おでかけポーチつくり」開催

令和3年10月1日(金)10:00~12:00
実施場所:大熊町社会福祉協議会 
参加者:住民10名
大熊町町社会福祉協議会職員/2名 
SOAT/2名(藤原、高橋)

布材料協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

開催の様子
新型コロナウイルス感染症による「緊急事態態宣言」「まん延防止等重点措置の実施」を受け、7月から延期されていた第一回目のアートワークショップを開催することが出来ました。

「初めまして」の回、いささか私たちは緊張をしておりましたが、会場に入っていらした住民のみなさんにお声がけをいただき、場が一気に和みました。
今回は木工用ボンドで加工した布を用いた「おでかけポーチ」を作りました。

作品作りを通して、みなさんとたくさんのお話をすることができました。普段からものつくりが好きで新しいことに挑戦したい方、ものつくりは得意ではないけれど声をかけてもらったから出かけてきた方、趣味のお話など、様々なご様子をうかがうことが出来ました。中には「富岡でSOATを見かけたことがあるよ」と言う驚きの情報まで!私たちもとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

コロナ禍での初めての開催にあたり、私たちを受け入れ多大なご協力、会のフォローをしてくださった大熊町社会福祉協議会のみなさま、ありがとうございました。