開催日時:2021年10月30日(土)10:00~15:00
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:成田小学校児童クラブ 児童20名(1~5年生)、職員7名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)
活動内容詳細:
文字通りの秋晴れの活動日だった。バスから降りる時一人一人が挨拶をして降りてきた。今日は石段を登って齋じいのところまで行った。途中、ひっつき虫を見つけた子どもがいたので絶滅危惧種の話をした。トンボを見つけて興奮したり、枯れ草の高さに驚いたりしていた。2m位に育った植物は草と意識していないことがよくわかった。
そうこうして自然と関わりながら歩いているうちに赤い橋を渡り、神社の石段のところまで来た。「さぁ、頑張ろう」と言われ階段を小走りに登り始める1年生がいた。石段の上では齋じいが待っていた。到着後は2グループに分かれ、荷物を置くと軍手、タオルを身につけ、トイレを済ませると齋じいの所に集まった。
齋じいはいつもの坪沼八幡神社の話を始めた。その後、彫刻のゾウの飾りの話をして鎮守の杜へと向かった。白やらピンクやらのキノコを発見したり、赤ちゃん檜を見つけたり、その説明を齋じいから聞いたりして自然と触れあうことができた。
鎮守の杜からSOATの畑を抜けると根添城址の説明と地元の神様の話を聞いた。次は恒例の崖下り。桑の木に子どもたちがロープを掛けに挑戦し、そのロープを頼りに堀跡を降りた。1年生や初めてこの活動に参加した子どもたちは緊張したが、尻込みする子はいなかった。全員上手に降りることができた。堀跡をたどりながら歩くといつの間にか畦道に出た。急に視界が開け子どもたちは安心した様子だった。
田畑の間を抜け、トトロの小道に入り、そこから草がうっそうと生い茂る斜面をロープも使わず登った。そこを抜けるとまた、畑の脇を通りアスレチックのある檜林に向かった。アスレチックを見つけると砂糖に引き寄せられる蟻のように子どもたちが群がった。そこで午前中の活動は終わりとなり、終えてお昼となった。
午後の活動時間が少ないので早めのお昼となった。
午後からは檜林で釘抜き体験や一本橋渡り、シーソー、ターザンロープ、ロープ登りや木登りをして思い思いに森の中を楽しんだ。釘抜きでは5寸釘が子どもの力ではなかなか抜けず悪戦苦闘していた。それでも苦労して釘が抜けたときはうれしさのあまり大声で「抜けた。やった!」と大騒ぎしていた。
とても用心深い女子がターザンロープをできるようになると笑いながら「楽しい!!」と声を上げた。子どもたちはそれぞれが自分の楽しみを見つけ十分に遊び尽くしたようだった。
終了時刻の2時になった。後片付けと身支度を済ませ、齋じいに別れを告げて山を下りた。
大鳥居の前で記念写真を撮り、田んぼの中を歩いた。しばらくするとバスがやってきた。みんな車窓から手を振って帰って行った。