7月28日(水)13:30~15:00
参加者:榴岡児童館児童 児童57名、職員3名
指導:渡邊廣一、サポート:SOAT 2名(藤原、佐藤)
活動内容詳細:
昨年に続き2年目のモザイクアートワークショップを行った。
台風の宮城県上陸に伴う雨も朝方には止み、時折日が差す中で行った。館庭には名残の水たまりができていたが、子どもたち数人が水たまりの処理をしてくれた。
去年は新型コロナウイルス対策として30名以下に限定し、運動不足とストレスの解消をねらい、とにかく体を動かすことをワークショップのねらいに取り入れた。今年はコロナ禍での生活が2年目となり、子どもたちは普段とほぼ変わらない生活を送れるようになっていたため、今回のモザイクアートワークショップは間違わないように貼ることを主眼として行った。
夏休み中ということで児童館には朝から大勢の子どもがいた。児童館側は多くの子どもにワークショップを体験させたいという思いがあったので、活動を前半、後半の2回に分けて実施した。
庭に集まった30名程度を4班に分け、2名ずつモザイク紙片をネットに貼るという活動を行った。それぞれ各班が貼る予定の図(カード)をじゃんけんで選ばせ、スタートした。全体図とカードを見比べネットのどの位置に貼るのか、子どもたちは慎重に見比べながら貼っていった。カードには図の上下を間違わないように「↑うえ」と書いてあったが、絵につられて見落としたのか貼る場所を間違える子どももいた。今回は「しっかり見て、間違えないように貼る」ということだったので、間違える子どもが出るのは想定内だった。
1度に2名が出て糊付けと紙貼りをそれぞれ担当したが、友達が困っているときはサポーターが「口で教える」ことを許可した。するとそれぞれの班からサポーターが自然に出て、指さして教えたりする姿を見ることができた。活動の前半が終わったところで高学年の子どもが大きな間違いを指摘してくれた。全体図を見ながら「ここが変だと思うんだけど。」大人も気づかないような貼り間違いを見つけてくれた。
後半の活動も基本的には同じ内容で進めた。各班の人数にバラツキがあったので1回やった人ももう一度やってよいことにした。すると3年生の女子が「好きな人がやるより、一番最初の人たちがやる方がいいと思う。」と言ってきた。学校では人数が足りないときそうしているので子どもたちはそのほうが慣れているとのことだった。いつの間にか私がサポートされたようだった。順番を待つ子も、すでに貼り方を終わった子も友達が貼るのを応援していた。勝手に土いじりしたり、関係ない話で盛り上がる子どもがいなかった。子どもたちの集中力とワークショップへの興味の高さに感心した。
モザイク紙片の貼り方が最終の順番を終え、終了となったが「もっとやりたい」という子どもが多かったのでやりたい子どもたちに続けてやらせた。楽しい、きれい、などと言いながら友達と一緒にやったり、一人で黙々とやる子どもがいた。
今年はしっかり見る、ということを中心に活動内容を組み立てたが、しっかり見るということが意外に難しいこともわかった。また、ネットの貼る場所を工夫してやらないと子どもの中にはぶつかり合わないよう遠慮して貼れない子どもたちがいることもわかった。