レンガ積み

4月13日(土)8:30~17:00
SOAT/5名:藤原、渡邊、佐藤、坂下、宍戸
新地町/5名:吉本さん、伊藤さん、川上さん、菊地さん、星さん
福島大学ボランティア/4名

学生ボランティアとともに2段目からブロック積を行った。
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ブロックの穴2つにモルタルを詰め、ブロック間の隙間を埋めた。4段積み上がってからブロック壁の裏側からモルタルを薄く塗り隙間がないようにした。一番上のブロックはシーリング材で接着した。一部ブロック半分程度の大きな隙間が出来たのでブロックを割ったものを入れて隙間をなくした。

福島大の学生は積極的に作業に加わってくれた。SOATや新地町職員とも打ち解けて、将来の希望を話したり、出身地の話題で盛り上がりながら楽しく作業をすることが出来た。
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第2日目は業者なしでブロック積を行ったが、宍戸さんの指導の下、速やかに行うことが出来たため、2日で完成した。

レンガ積み基礎作り

4月12日(金)8:30~17:00
指導業者/2名:新野さん他1名
SOAT/5名:宍戸、藤原、渡邊、佐藤、坂下
新地町/5名:吉本さん、伊藤さん、川上さん、菊地さん、星さん

基礎となる一段目は業者が施工
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最初にブロックを積み上げる土の部分を土手上げした。その後、ブロックの穴及びブロック間の隙間をモルタルで埋める作業を行った。
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2019年度児童館訪問 砂場WS / 6月5日新田児童館

開催日時:2019年6月5日(水)13:30~15:30
場  所:新田児童館
参 加 者:新田児童館児童 児童70名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 4名(藤原、渡邊、坂下、佐藤)

活動内容詳細:
 天気予報ではちょうどワークショップの時間帯に雷雨の予報だった。そこで午後2時半開始を予定していたが、SOATスタッフの体制も整ったため、1時半開始とした。結局最後まで雨も降らず、2時間のワークショップを滞りなく実施できた。
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 新田児童館の子どもたちは児童館の庭すべてを砂場に見立てて活動ができるという、他の児童館にはないアドバンテージがあった。しかも子どもたちはよい意味での野人の集団である。目の前のショベルやスコップ、バケツを見ながら、心のエンジンを全開にして「使っていいよ」の声を今か今かと待っていた。OKが出た後の子どもたちのすごさといったら、やはり野人そのものであった。児童館の庭のあちこちに響く声、声、声である。
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「そっち掘って!」大きなスコップを手にガンガン掘り進む高学年男子がいれば、砂場を掘り始める女子集団もいる。「下のシートが見えたら終わり」と言われていても、まったく気にせずショベルで掘る子どもたち。いつのまにか池ができて、ジャブジャブ足を入れて喜んでいた。
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 水を流すと知った子どもたちは庭に小さな土手状のものを作り、水が流れるよう地面に筋を堀り、川の流れをデザインした。「水流して」と言われると、せっせとバケツで水をくんで流す子どもが現れた。分業の発生である。自ら水くみの役割を負った子どもは何度も水場から水をくんで川の上流から流した。
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途中に流れの滞る場所を見つけた子どもたちはその場を深く掘る。いつの間にか、誰かに言われたわけでもないのに「水を下流まで流す」という共通の目標ができていた。これは「仲間意識」に支えられた共同体形成の瞬間であり、野人が文化人と化した感動の瞬間でもあった。
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 とはいえ、このような感動の中にも、いつまでも野人のままでいる愛すべき子どもたちもいた。泥水を掛け合い、泥を友とする集団だ。大人はつい「泥だらけじゃん」と言いたくなる。いや言ってしまう。「気持ちいい。」という返答に理解不能になった大人はだめだな、と反省する。注意されることなく思いっきり遊んだ子どもたちがうらやましい。今日はそんな素敵な一日となった。
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2019年坪沼八幡神社自然探検WS/6月1日 新田児童館

開催日時:2019年6月1日(土)10:00~16:00
場  所:坪沼八幡神社周辺
参 加 者:新田児童館 児童35名、職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 5名(藤原、渡邊、坂下、髙橋、佐藤)
     宮城教育大学生 3名
活動内容詳細:
今回はワークショップに初めて参加する大学生スタッフを対象に実際に鋸で木を切る練習や、子どもとの関わり方についてさいじいがオリエンテーションを行った。
今回の参加児童は3・4年生がとてもしっかりしており、常にリーダーシップをとって指示を出したり、主体的に動くことで、自由でマイペースな1・2年生をリードした。
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神社探検では境内にいる2頭のイノシシのそばを通る時は「くさい。変なにおいがする!」、背の高い草が生い茂る所では「草くさい!」など、テレビの映像とは違ったリアルな体験をすることができた。ヘビイチゴの実を見つけ、「食べるなよ」と言われるがどんな味がするのか気になる子ども達。すると自然に詳しい職員が「食べられるけど。」と実をパクリと口の中に入れてみせ、すぐに顔を歪めていかにもまずそうだという表情をした。「食べてみるか?」と勧められた子どもたちはみな遠慮した。
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午後は畑に枝豆の種を植える活動から始まった。農家さんに種のまき方を教わり、順番に1人2つの種を土に埋めていく。種は虫や鳥から守るために水色にコーティングされていた。その種を見て子ども達は「青い!」「これが枝豆になるの?」と驚き、不思議そうに眺めていた。
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その後はヒノキ林に入り、初めての木登りに挑戦したり、アスレチックで海賊船ごっこをしたり、それぞれ自由な遊びを楽しんだ。
毒のない毛虫を手に乗せて可愛がる男の子を見て、毛虫嫌いの女の子が最初は「気持ち悪い!」と逃げていたのだが、しばらくして勇気が出たのか、興味が増したのか、一瞬だけ触る事が出来た。このような体験はこのワークショップに参加したから出来た体験である。
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勇気を持って一人で丸太橋を歩いた子もいたし、木登りに成功した1,2年生もいた。
あっという間に活動終了の時間になり、帰る間際に必死に切ったヒノキの輪切りを持ち帰る子どもや、今日面白かったことを友だちと話しながらバスに向かう子どもなど、それぞれの後ろ姿が満足そうだった。
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<学生の感想>
「学年によって様子が全然違く、下級生と比べると上級生は行動も考え方もしっかりしていた。」、「子ども達はのびのびと活動していて、その動きや考え方は大人の発想を軽く超えてくる。」、「新しく出来るようになったことがあったり、短い活動の間にもいろいろな成長が見られた。」などの感想があった。
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「モザイクタイルコースターをつくろう!」

開催日:2019年6月2日(日)
開催時間:10:30~14:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口
参加者:20名
講師:はまちひろ(造形作家)、サポート:SOAT佐藤

色々な種類のタイルを自由に並べて作る、オリジナルコースター作りを開催しました。
モザイクとは小さな破片を並べて色や形で模様を作る技法の事です。
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今回はカラフルでツルツルした触り心地の陶器製のタイルや、透明でキラキラのガラスタイル、涼しげで丸い形が可愛いおはじきなどたくさんの種類の材料が用意されており、参加者はその中から好きな色や形のものを選んで、枠の上に並べてデザインを作っていきます。
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小さなお子さんは直感で手に取ったタイルを次々と順番に並べていくので、短時間で大人には出来ない面白い模様が出来上がります。
逆に大人は出来るだけきれいに作りたいと色や模様にこだわり、時間を掛けてじっくりと取り組む方が多かったので、先に終わったお子さんに「遅いよ~」と言われてしまう一コマもありました。
音符やアジサイなどの具体的なデザインを作る方もおり、中には日の丸弁当を表現したという面白いアイディアも出てきました。
デザインが出来たら土台の板にタイルを接着し、タイル同士の隙間に目地(セメント)を詰め込んで固定させ、乾いたら完成です。
お母さんと一緒に参加した最年少の2歳のお子さんも、タイルを並べたり、仕上げの目地を指でぐりぐりと塗るなど、しっかりと作業に参加していました。
「完成したらお揃いで一緒にジュース飲もうね。」という親子や、「父の日のプレゼントにするの。」というお子さんなど、実際に使うところまで想像して楽しみながら作っている方も多いようでした。
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参加者からの感想
「楽しかった!もう一つ作りたくなった。」
「はまりそう。家で自分では出来ないと思うけど、タイルのDIYは憧れる。」
「いつもは子どもだけしか作らないので、今日は大人もゆっくり作れて嬉しい。」など。
子どもだけでなく大人にも人気のモザイクタイルは、天気が良く外庭での開催という事もありたくさんの方にご来場いただき、終了時刻の前に満員御礼で終了となりました。

2019年度児童館訪問 砂場WS / 5月28日成田小学校児童クラブ

開催日時:2019年5月28日(火)14:00~15:30
場  所:成田三丁目第1公園
参 加 者:成田小学校児童クラブ 児童41名、職員7名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 4名(藤原、渡邊、坂下、佐藤)

活動内容詳細:
児童館・児童クラブを訪問して行う今年最初の砂場ワークショップ。学校近くの公園の砂場を富谷市から借りて活動を行った。
公園のすぐ近くに熊が出没したというニュースを聞き、今回の活動は「熊を捕まえるための落とし穴を作る」という事になった。熊はどれくらいの大きさか。まずは熊が入る大きさの線を丸く砂の上に引く。子どもたちは相談し始めた。「えー、こんなに大きく掘るの?」「熊だからこのくらい大きくないと!」熊を見たことがあるという子もいたが、頭の中の熊のイメージや自分の体の大きさを考えながら、穴の大きさを決めた。
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「掘っていいよ」と言うとスコップやシャベルを手に持った子ども達は、一気に砂を掘り始めた。隣にぶつかったり砂を掛けてしまったりすると、素直に「ごめん」と謝り、次第に周囲の友だちのことも意識してやるようになった。
1人が靴を脱ぐと僕も私もとほとんどの子が裸足になり、「気持ちいい!」と手や足で直接触れる砂の感触を楽しんだ。職員やスタッフは子どもの出来た、見つけた、などの声に丁寧に答えながら、子どもたちの自発的な活動の様子を見守った。
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「川を作るぞ」というさいじいの提案で子どもの1人が砂場に水を流すと、すぐに真似をする子が現れ、蛇口前にはあっという間にバケツや柄杓を持つ子どもの列ができた。
低学年には特に手あたり次第に掘って川を作ろうとする子も多かった。実際に水を流して見せて「水は高いところから低いところへ流れる」という基本構造を理解すると、山の斜面をうまく使いながら水路を掘り進めるようになった。
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完成間近だったトンネルが途中で崩壊してしまうと、一瞬ショックを受けていたが、「諦めたら終わり!もう一回やるぞ!」とすぐにまた山を作り直し、2回の失敗を経てなんとかトンネルを開通させることができた。
乾いてサラサラの白砂、濡れてしっとりした黒砂、水を入れて出来た泥、水たまりに浮かんだ泡。同じ砂でも条件が違うと見え方が違うことにも子ども達は関心を示し、砂場遊びに夢中になった。
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そろそろ片付けという時間になると急に雨が降り始めた。急いで水槽で手足を洗って、活動は終了。

2019年坪沼八幡神社自然探検WS/5月18日 榴岡児童館

開催日時:2019年5月18日(土)10:00~16:00
場  所:坪沼八幡神社周辺
参 加 者:榴岡児童館 児童47名(2年生25名、3年生22名)、職員4名
講師:齋正弘(元宮城県美術館教育普及部長・SOAT理事)
サポート:SOAT 5名(藤原、渡邊、坂下、髙橋、佐藤)
     宮城教育大学生1名

活動内容詳細:
榴岡児童館の坪沼神社での活動では過去最多となる47名の児童が、大型バスで坪沼に到着した。
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神社まで行く途中で、「前に来て楽しかったから、また来たんだよ。」「お母さんも田植え行きたいなぁって言ってた。私だけだけど、来られて良かった。」と語ってくれた。
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神社の神様に挨拶をして、一同はさいじいを先頭に探検に出発した。
男の子たちは林に入るなり「ジャングルみたい!」「サバイバルだ!」と盛り上がっており、自分の背丈ほどある植物をすり抜けて、屈まないと通れない茂みの中や、急斜面の堀跡下りなど、本当にトトロに会えるのではないかと思えるような場所を、すぐ先にはどんな世界が待っているのかとドキドキワクワクしながら勇ましく前へ進んでいった。
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早めのお昼ごはんを済ませ、午後は神事である御田植祭に臨んだ。
時々風がびゅうと吹く中、氏子さんや地域の方々と一緒に畦道に並び、お清めや祝詞、苗入れの様子を緊張しながら見た。児童館代表の子どもが祭壇の前に出て「二拝二拍手一拝」を行い、他の児童もそれにならった。
実際に田んぼに足を踏み入れて苗を植える作業では、苗を束に持ち、そこから3~5本ずつ取って丁寧に植えていった。裸足で田んぼに入ったので最初は「気持ち悪い!」「汚れる!」と抵抗がある子も多かったが、一度入って慣れてしまえば、なまぬるくヌメっとした泥の感触も「気持ちいい!」と楽しみながら笑顔で田植えをする姿がたくさん見られた。
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観察日記
サツマイモとお米の苗の2種類をそれぞれ2人ずつに描いてもらった。色のリアルさにこだわったり、植え方が分かるように全体を俯瞰して描いたり、それぞれの視点(個性)がよく表れていた。
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森での活動では、さいじいと子ども達が登り台のようなものを作り上げた。まだまだこの場所は新しく開拓されていくようだ。
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のこぎりに挑戦していた子ども達は、時間内に木を切ってお土産に持ち帰ろうと、時々友達と交代しながら一生懸命のこぎりを引いた。時間を掛けて輪切りにした木の断面からはヒノキの強い香りが漂い、「去年持ち帰った木はもう匂いがなくなっちゃったから、新しいのが欲しかったの!」とくんくんと何度も香りを嗅ぎながら自分で切った木を大事そうに持ち帰った。
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探検、田植え、自然遊び、どれも昨年も行っている活動だが、同じ子が参加していても毎回新しい発見や違う体験に出会う。今回参加した子ども達もそれぞれに今日の坪沼での思い出を作れたようだった。