8月「夏の思い出作りワークショップ」終了の報告!

開催日:2016年8月21日(日)
時間:11:00~15:00
場所:そあとの庭
参加者:大人13名、子ども12名 計25名
講師:半澤夏実(野あそびコンシェルジュ)
SOATスタッフ 4名:藤原久美子、小川牧、佐藤晴香、西村優衣子

まなびの庭ワークショップでは初めての講師、半澤夏実さんは野あそびのプロフェッショナル。
初めましてのあいさつに庭で捕まえたカナヘビを大人しくさせるマジックのような技を披露し、「すごい!」「僕もやってみたい!」と一気に参加者の心を掴みました。
まずは生き物や植物たちと仲良くなるために、庭の外へ探検に出掛けます。
花や虫を見つけては名前を教えてくれたり、花の蜜を吸ったり、バッタの触覚の角度で遊んだり、すすきの葉をひらりと飛ばせてみせたり、自然から次々と生まれる遊びの多さに驚きました。
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子どもはもちろん大人もいつのまにか子どもに戻ったように虫を捕まえたり必死で草笛を練習したりと楽しそう。
美味しいお昼ごはんで元気をチャージした後は、仲良くなった植物や生き物と一緒にお絵かきに挑戦しました。
自然から受けたイメージで絵を描く、花を画用紙にこすりつけて色を付ける、フロッタージュ(こすりだし)技法で葉っぱの模様を描くほか、カエルやバッタの足跡アート、花や虫の抜け殻をそのままコラージュのように貼り付けるなど、斬新で自由な表現もたくさん見られました。
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完成した作品は庭の好きな場所に飾って、最後はみんなで鑑賞会です。
「この作品面白い!」「色が良いね。」など作品について自由に感想を述べ交流しました。
自然から見つけた色々な「びっくり」や「面白い」から素敵なアート作品が生まれ、コミュニケーションもたくさんあり、みんな素敵な笑顔で終了。
ひと夏の思い出、出来たかな?
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参加者の声、
・ステキな家と周囲の自然に感動しました。親子で日常と違った世界で遊んでいる姿がほほえましく感じました。
・虫はつかまえられなかったけれど、カエルはつかまえられました。初めてカエルをさわり、絵の具でカエルの足跡を作りました。大きな一歩となりました。意外と夫が童心に戻って喜んでいました。
・子供ならではの斬新なアイディアアートがみれた。5歳児には難しいかと思いきや自分で考えていたので成長を感じとれた。他の参加者の作品も展覧会のようで勉強になった。
・今までした事のない遊びができて良かったです。
・定期的には自然などに親子でふれあう時間があることは良いことだと思った。
ほか、

9月まなびの庭は、さいさんの「ツリーハウスか?」みんな、またきてね!
まなびの庭2016 9月チラシ オレンジ

ArtGalleryそあとの庭5周年企画第3弾 「東北芸術工科大学・卒業生展」終了のご報告

「東北芸術工科大学・卒業生展」は8月11日(木)~20日(土)の期間延べ100名様ほどのご来館を頂き、盛況のうちに終了致しましたので、ご報告いたします。
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展示内容
東北芸術工科大学・総合美術コースの卒業生3名、在校生1名による
割いた和紙を繋げ、天井から床まで展示したギャラリーに入り込む光により雰囲気の変わる空間インスタレーション作品や、軽石とうねるような形に絞られた紙を使用した立体的なミクストメディア作品、アクリルを塗り重ねたミクストメディア作品、
日常の景色にアニメーションが映り込む映像作品など作者個々のの感性が感じ取れる展示となりました。
出展作品
「鏡」小川千晶 ミクストメディア
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コメント:強烈な感情が肉体を支配する。意識の淵に凝る苦悩は、清らかな光の潮流へと続く祈りを守るだろうか。

「F」石森ももこ
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コメント:はじまりは終わりを表す。はじまりと終わりの複雑な関係性の中に私は存在する。
増殖し続けるオブジェクトは対外的要因によって変化し続ける私と世界との関係性の象徴である。

「水をえる」池田洸太 ミクストメディア
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コメント:生きたい生きようとする姿。泥臭くても、バランスが悪くても良い、心の真が一本通った大きな翼。魚が水をえたように大空を目の前に。

「よるのみかた」菊地咲希 映像作品
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コメント:自然と機械、アナログとデジタルそういった相反するものが互いに作用し合う作品を作りたいと思って日々、様々な実験をしております。作品から感じる目に見えない雰囲気を認識し、楽しんでいただきたいと思っています。

東北芸術工科大学・卒業生展

~アートで繋ぐ 復興活動in久留米~「久留米美術館記念プレ事業8月ワークショップ」終了の報告

~SOAT・アートで繋ぐ 復興活動~「久留米美術館記念プレ事業」ワークショップ開催にあたり
東日本大震災は、死者・行方不明者2000人に加えて福島原発放射能被害・風評被害など、5年が過ぎた現在も帰宅することのできない人たちが全国に避難してます。アートで繋ぐSOATの 復興活動は、風化されつつある被災地の現状をアートワークショップを通して伝え、再発防止の参考にしていただきたいと思っております。そして、熊本震災もまた死者と住宅全壊多数などの被害をもたらし車中や避難所で暮らしを余儀なくされてます。
久留米市でアートワークショップを開催することで、被災地のみなさんの復興に繋がり、アートの力が心を癒して人を元気にし、子どもの育成と地域社会に貢献すると信じて活動しております。

8月17日(水)「オリジナルミニだるまを作ろう!」
100人限定無くなり次第終了!
時間10:00~14:20
講師:森敏美(東北生活文化大学生活美術教授)
「だるま」は、七転び八起の縁起もの。福島県郡山市で作られただるまに思いを込めた絵やメッセージを絵付けするワークショップ。
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参加者の声、
「最初に構図を決めるところが、難しかった」「楽しかった」「お髭が難しかったけど、楽しかった」ほか、
沢山の楽しかったの声を頂きました。

8月18日(木)「アート探検ワークショップ」
開催時間10:00~15:30
講師:齋 正弘(宮城県美術館学芸員(元教育普及部長))
参加者:9名
午前10:00~12:00「UVシェルターを作ろう!」
文化センター内を探検。
日差しを避けるためのシェルター作りを新聞紙を工夫して作りました。
なぜか!?爪の形が似ているどうしが、3人ずつチームを作り、各々が新聞を工夫してオリジナル日よけシェルターを作りました。
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偶然できた、男女混合チームには、年配者の知恵が光りました。さすが久留米絣(織物)の産地!
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女子3人チームは、8歳のリーダー中心に創意工夫!どんどんスケールが大きくなって完成!
制作作業は楽しかった。木と繋げるところが難しかったとリーダーの感想。
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男子3人チームリーダーは、7歳。何ができるのかな?なるほど!!案山子が日よけを支えている。3人分のシェルターだったんだね。
楽しかった。満面の笑顔!リーダーの説明を受けながらチーム団結、お疲れさんでした。
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午後13:00~15:30
齋さんの講話会「どうしたら美術館が楽しくなるか?」を開催しました。
齋さんの講話は、「人間は昔サルだった」で始まり、「子どもは、描くことでものの見方を理解していく」
「理解して描くことが出来るのは、人間のすごいスキル!」
「描きたい様に描く」これが、現代アートの始まり。・・・・
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なぜか!?美術館まで外反母趾探しに出かけよう!
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参加者の声、
「美術館は嫌いだ、と言っていた子供が楽しい。楽しかった!」と言っていた。
「美術の見方が変わった」「面白い!」などの感想をいただきました。

8月17日(水)~19日(金)「くるめあみがすりオブジェワークショップ」開催
七夕まつりで有名な宮城県・仙台と福岡県・久留米を繋ぐ久留米絣模様をイメージした巨大オブジェを一般参加者と共同で作り上げるワークショップの8月は、土木用の網目に襖紙(34㎜×34㎜)約6,000枚を久留米絣の模様に貼り付けて仕上げました。
開催時間10:00~16:30(最終日14:30)
参加者:180名
講師:佐藤晴香(SOATプロジェクトリーダー)
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参加者の声、
「だるまを絵付けしていた子供が、襖紙はりに夢中になって!」と、絵付け途中のだるまを手に子どもに付き合うお母さんの姿。
「昨日は、おじいちゃんと来たけど、今日は、夏休みの宿題してからおばあちゃんときました。11月も参加したい!」
「楽しい!」などなど、一人で何枚も貼ってくださる姿が何人もいました。
今回の参加者からは、11月も来たいとの声を沢山いただきました。
久留米チラシ(8月&11月軽)西日本新聞H28.8月16日掲載石橋文化センター新聞H28.8月17日掲載
~久留米あみがすりオブジェ~
久留米市の通商産業大臣指定伝統工芸品であり重要無形文化財でもある「久留米絣」をイメージした、参加者とSOATの共同制作ワークショップです。参加者にはデザイン画を見ながらネットの目に和紙を貼り付けて模様を作っていただき、鋳物鉄粉を接着し、模様を鉄の作品に仕上げます。
地域の方々と共に、大切に受け継がれてきた伝統文化と、福岡の近代産業を支えた鉄の要素を組み合わせたアート表現を通して、「ひと」「もの」「まち」を繋ぎます。佐藤晴香(SOATプロジェクトリーダー)

久留米石橋文化センターでのワークショップ開催準備作業風景
6月あみがすりオブジェ制作試作、鉄化成功!
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~福興しだるまワークショップ~開催にあたり
3・11東日本大震災の復興を願って企画された~福興だるま~に熊本震災復興と久留米市民の願いを込めた絵やメッセージを絵付けする創作だるま作り。
どんなに転んでも起き上がる「七転び八起」の縁起物として親しまれ、「福興し(復起こし)」=「復興」への希望が込められている。今なお厳しい状況下のなか前を向いて進もうとする被災地。そして、それを応援する自分たちが元気に笑顔で過ごせるように。自由なデザインで楽しく制作するオリジナルだるま。特別な福をねがいましょう!

8月ワークショップ使用材料準備風景・11月使用巨大だるま型製作状況
IMG_0093IMG_0108IMG_0119IMG_0212IMG_0246巨大だるま型7月24日横巨大だるま型7月24日正面

姉妹都市・九州の久留米市×東北の郡山市
激動の明治、新しい日本の象徴として行われた国家事業「安積開拓」。
戊辰戦争に敗れ、賊軍の汚名を被った東北地方に武士の世から変わる新しい国づくりが始まった。
そして、東北開拓の先駆けとして選ばれたのが、郡山の「安積野(あさかの)の地」。
江戸時代末期に宿場町となり、人々が集い始めた郡山の人口は、5,000人。周辺は、農家のための秣場(まぐさば)や荒れた原野が広がっていた。
もともと水利が悪かったこの地に、山を越えて猪苗代湖から水を引いた安積疏水(あさかそすい)の開さく事業に、延べ85万人の人々が携わり、3年の月日を費やした。
この安積疎水の開さくの決定を機に、5,000人の町の周辺に、約2,000人余の士族が全国から集い、国の威信をかけた大事業「国営安積開拓(あさかかいたく)」が動き始めた。これは、明治政府による国営事業の第一号。
安積疎水により水利が拓き、安積開拓により豊かな大地へと変貌したこの土地は、人々を魅了し続け、全国から多くに人が集まった。
現在、東北をリードする都市までに成長した
開拓者精神(フロンティアスピリッツ)
一尺を開けば
一尺の仕合せあり
一寸を墾すれば
一寸の幸せあり
(郡山市公式ウエブサイト引用)

artgalleryそあとの庭5周年企画第三弾「東京学芸大学・くっつけて空間!発表展」終了の報告

「くっつけて空間!発表展」は7月28日(木)~8月9日(火)の期間延べ100名様ほどのご来館を頂き、盛況のうちに終了致しましたので、ご報告いたします。

展示内容
7月16日(土)にそあとの庭で開催された、国立東京学芸大学と児童館のこどもたちとの、野外の造形活動ワークショップの風景写真を、ツタにみたてたロープに張り込んだ作品と、
「木の再生」をテーマに実際に庭で作った大木とテープの作品の一部の展示、
学生6名による、7枚の絵画を組み合わせると樹になるコラボレーション作品「木になる木はみんなの樹」等、ワークショップを通して学生とこどもたちが交流し、そあとの庭でアートな空間を共有する様子が伝わる展示となりました。
来場された方からは、
・スマフォやテレビゲームで遊ぶより、こどもたちは生き生きとした様子が覗えるワークショップの様子が分かる展示になってますね。
・自然遊びが思い切りできる場所での活動展示で、いいですね。等ご感想を頂きました。
IMG_9961IMG_9954IMG_9951IMG_9944IMG_9941IMG_9934第三弾チラシ(最終)
国立東京学芸大学×児童館(子どもと保護者)×SOATコラボレーション企画が、開催されました。
7月16日(土)
場所:そあとの庭
内容:
東京学芸大学美術分野准教授、附属小、中学校の教授たちの専門知識で企画されたカリキュラムを使い同大学生、SOATスタッフなど専門知識を持つサポーターで実施するアートワークショップに日清製粉グループの食育分野の専門家が、加わり「そあとの庭」でしかできない活動を実施する。母子家庭や共稼ぎで普段親子の時間が少ない児童館に通う子どもたちや遊び場所が限られている3・11の津波による被災地の子どもたちが、参加することでの心のケアと子どもの育成、家族のコミュニケーションを図る。
企画指導:
東京学芸大学 教員4名
花澤洋太(美術分野准教授)、石井壽郎(美術分野准教授)、山田猛(非常勤講師)、桐山卓也(付属竹早小学校教諭)
東京学芸大学生6名
田中咲也子、早川みはる、川上由真、遠山彩夏、菊川天照、中島悠美

午後は美術系大学教員と学生と一緒に造形活動を行いました。
最初にみんなでお庭の外を探検!
学生がリードしながら、普段は入らないような道を通り、「あ、変なきのこがあるよ!」「これなんだか知ってる?」「この稲はこれからお米になるんだよ。」など子どもたちは学生やお父さん・お母さんとのコミュニケーションを取りながら歩いていきます。
自然に囲まれながら「「ヤッホー!!!」」と叫びはしゃぐ子どもたちを見て、お母さんたちも「思い切り声を出してはしゃげる場所で良いね。」「普段とは違う雰囲気も良いね。」と嬉しそう。
お庭に戻り、見つけた枝や笹の葉、ビニール紐などそれぞれに興味のある色々な素材を使い、自由に形にしていきます。
先生や学生は「どんな使い方が出来るかな?」「こうしてみたら面白いかも!」など創造性の膨らむ声掛けをしながら子どもと同じ目線で一緒に造形を楽しんでいました。
最後は大きな木を庭の真ん中に運んで、「木の再生をしよう!」。
周りに葉っぱや作ったものを並べ、色々な場所にカラフルなビニールひもを引っ掻けて、お庭全体が素敵なアート空間になりました。
「楽しかった~!」「また来たいです。」等の感想をいただき、子どもはもちろん大人も普段とは違ったリラックスした雰囲気で楽しい時間を過ごせていたようでした。
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8月11日蒲生第2公園・中野小学校モザイクアートモニュメントお披露目式

8月11日「中野地区地域モニュメント完成式典」にて、中野小学校モザイクアートモニュメントのお披露目、除幕式が滞りなく終了いたしましたのでご報告いたします。
実施日:2016年8月11日(木・祝)
時間:8:30~11:30
場所:蒲生北部2号公園
参加者:4名
SOAT:藤原久美子、佐藤晴香、森敏美、ストーリーインストーン:鶴巻伸
8時30分~除幕式リハーサル
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9時59分、1分間の黙とうの後開会、仙台市長のご挨拶ののちご来賓ご挨拶、モニュメントの除幕式と予定スケジュール通りにとどこおることなく無事終了いたしました。
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除幕者について
慰霊塔「希望の鐘」・(6名)
・仙台市長
・市議会議長
・復興委員会 高橋實 大和田哲男、佐藤武夫、鈴木忠支
慰霊碑「希望の絆中野」(5名)
・都市整備局長
・和田地区、西原地区、港地区、蒲生地区の遺族代表者 各1名
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地域の歴史(9名)
・宮城野区長
・和田地区、西原地区、港地区、蒲生地区の代表者 各2名
学校の歴史(12名)
・教育長
・前中野小学校 校長、教頭
・NPO法人東北の造形作家を支援する会 理事長藤原久美子・児童2名
・中野小学校に在籍していた子供たち(記念碑ごとに2名)
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中野小・太鼓披露
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中野小卒業記念タイムカプセルについて
完成式典終了後、中野小卒業生・元教諭が学校ゾーン前に集合し、モザイクアートモニュメント裏面にタイムカプセルを入れました。
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日和山モザイクアート(中野小学校モザイクアートモニュメント)について
2014年度「蒲生に環境保全の看板を建てよう」という、中野小の児童の発案から始まったSOAT×中野小学校モザイクアートモニュメントプロジェクトは、
3・11の津波による被災で2016年3月で閉校となった中野小在校生全員とSOATとの共同制作モザイクアートプロジェクトで、公益財団法人石橋財団様からの2年間にわたる助成金事業として完成いたしました。
2016年7月に特定非営利活動法人東北の造形作家を支援する会(略称:SOAT)より仙台市教育委員会へ寄贈、蒲生北部2号公園に設置となりました。
中野小最後となった児童が、自分たちの故郷であり野外活動などで親しんできた蒲生干潟への思いを残したいと考え「未来へ残そう蒲生の自然!」とコメントを添えています。
このモニュメントが、子どもたちの思いを未来に繋いでくれることを願います。
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IMG_0314IMG_0388IMG_0393河北新報記事2016年8月12日 モニュメント完成式典

幸町児童館・ペーパークイリングのメッセージカード作り」終了の報告

開催日時:8月10日(水)10:00~11:30
開催場所:仙台市幸町市民センター・幸町児童館
参加者:幸町児童館児童 1~6年生 32名
講師:藤原久美子(SOAT)、佐藤晴香(SOAT)
サポート:幸町市民センター・幸町児童館職員5名

クイリングは、細長い紙をくるくると棒に巻きつけて渦巻状のパーツを作り、それらを組み合わせて色々な形に仕上げていくペーパークラフトです。15~16世紀頃にフランスやイタリアの教会の修道女が身の回りの品を美しく飾るための手仕事として始まり、上流階級や貴族の間の趣味としても親しまれたと言われています。
今回はこの技法を使ってメッセージカード作りを行いました。
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始めにペーパークイリングについての説明の後、作り方の説明を聞きながらさっそく基本の巻き方に挑戦してもらいました。
始めは「こんなの本当に出来るの?」と言っていた子ども達でしたが、お手本を真似しながらくるくるくる・・・
「出来た!」と一つ出来上がるとコツをつかみ、違う種類の巻き方もあっという間に覚え、様々な色の紙でいろいろな形のパーツを次々と作っていました。
色や形からイメージを膨らませて、「ネギに見える!」という緑の丸を生かしてお味噌汁作りを表現したり、お花を花火に見立てたり、カードに取っ手を付けてバッグのようにしてみたり、子どもならではの自由な発想に「なるほど!」とこちらが感心させられます。
開いたお花やバラなど難しいパーツに挑戦する子も多くいました。
作ったパーツをカードに貼り、メッセージを書き、台紙に挟んだら完成!
どの作品も楽しく素敵なメッセージカードとなりました。

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参加児童からの感想
・お花やハート、色々な形が巻いたりするだけでできるなんて思いませんでした。
・色々な風景が頭の中でたくさん浮かびました。すごく表現力が豊かになることだと思いました。
・最初は難しかったけど、後は慣れたから楽しかった。
・自分ではうまくできたと思ったので、とても良かったと思いました。
・かわいいお花が作れて楽しかったです。
・簡単に作れるから家でも作ってみたい。
など。それぞれに楽しく取り組めたようでした。

「ミニチュアハウスのウィンドチャイム作り!」

開催日:2016年7月30日(土)、31日(日)
開催時間:10:30~16:00
開催場所:泉ハウジングパーク紫山 センターハウス1F
参加者:33名
講師:佐藤晴香(SOATプロジェクトリーダー)
サポート:横田由華(作家)・藤原久美子(SOAT)
概要:
初めに白木の小さな家(形は3種類)の中から好きなものを選んで、屋根や壁に好きな色を塗り、パーツを取り付けて自由にデコレーション。小さなおうちの乗ったユニークな形の、風を受けたり揺れると綺麗な音のなるウィンドチャイム作りを行いました。
参加者はイメージを膨らませながら、マスキングテープを貼ったり、壁に庭の風景を描いたり、屋根の上にポストを置いたり、大人も子どもも自由な発想で制作を楽しみました。
「センスに自信が無くて。」という大人の参加者も最初は迷いながら描いていましたが、次第に手が進み、色合いや小道具にこだわった独自の世界観のある作品作りに夢中で取り組んでいました。
お子さんの作品は大人が思いつかないような色使いとパーツの使い方で、見ていて面白い作品がたくさんありました。
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家が完成したら土台のチャイム部分に紐を通して繋げ、吊るして完成!
チリンチリン♪といい音が鳴ると「綺麗な音!」「いい音~」と楽しそう。
参加者からは
「楽しかった。自分の部屋に飾りたい。」
「夏休みの工作にも出せるし、子どもでも簡単に楽しめて良かったです。」
「可愛く出来ました!夏以外にも飾れるし良いですね。」
などの感想をいただき、
手に持って涼しげな良い音を響かせながら笑顔でお持ち帰り、終了しました。

ArtGalleryそあとの庭/はらだかおる展覧会「はらだにまつわるエトセトラ」終了の報告!

はらだかおる展覧会「はらだにまつわるエトセトラ」は7月14日(木)~26日(火)
の期間延べ100名様ほどのご来館を頂き、盛況のうちに終了いたしましたのでご報告いたします。
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はらだかおるさんの展示は、宮沢賢治の双子の星が題材という新作「ポウセ童子、チュンセ童子」など、絵本に出てきそうな、細かな模様の水彩イラスト作品やuwabami(はらだかおる、ムトウアキヒトによるアートユニット)の9月出版の絵本の取材のためのロシア研修の際のスケッチ作品、原田由美子さんによる、刺繍で施された色合いがきれいな、花や植物の作品など見応えのある展示となりました。
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来場された方からは「親しい人へ贈りたくなるような刺繍作品ですね」「なつかしさのあるステキな絵と刺繍でした」などのご感想を頂きました。
ギャラリー担当:小川 牧