4月28日~5月24日開催は、春がテーマの作品27点が展示されました。
塩釜桜の掛け軸(一関恵美)や刺繍で施したバーベナやペチュニア(原田由美子)、傘や布に描かれた千葉ひろみ作品など華やかな作品が彩り、述べ200名様ほどのご来館を頂き、盛況のうちに終了致しましたのでご報告致します。
また、SOAT会員アーティストによる企画展では、初めての試みアートワークショップの開催を河北新報掲載のご協力を頂き、白石市からの参加者など新たな広がりを見ることができました。
参加作家:一関恵美・今井宣子・尾崎博子・小野寺純一・後藤洋一・千田教子・千葉ひろみ・中村由起子・西村優衣子・永沼鴻雲・原田由美子・はらだかおる・はまちひろ
●アートの交流の場所そあとの庭で、アートをより身近に感じていただくための体験企画!!
5月4日(水・祝)「はじめての墨画」
講師:一関恵美(墨画作家)
開催場所:ArtGalleryそあとの庭 2階ギャラリー
開催時間:10:30~12:30
参加者:5名
水と墨の濃淡・にじみで「あじさい」を描くワークショップが開催されました。
墨画とはどういうものか、使う紙や墨について、道具の使い方など基本から一つ一つ丁寧な説明で、初めての参加でも分かりやすく安心して参加できる内容でした。
まずは墨を磨って香りに癒されながら、基本の筆遣いを練習します。
始めは「ドキドキ…」と緊張した様子の参加者も、描き始めるとあっという間に半紙が墨で埋まっていきます。
水と墨の絶妙なバランスによって生まれる線は、一筆の中にも色々な表情を見せ、筆遣いによっても変わる多彩な表現に魅了されるように皆さん何度も描画を楽しんでいました。
最後に一人一枚、色紙にあじさいを描いて、サインを入れて完成。
同じように描いてもそれぞれにボリュームや色合いのイメージに個性があり、初心者がほとんどとは思えないどれも素敵な出来栄えでした。
「参加出来て良かったです。」
「掛け軸(風の額)に入れるだけでも印象が変わりますね。立派に見えます!」
「面白かったです。心配していたより素敵に描けて良かったです。」
と参加者は楽しく墨画の世界に触れられたようでした。
5月15日(日)「柳生和紙のランプシェード作り!」
講師:佐藤晴香(SOAT)
開催場所:ArtGalleryそあとの庭 外庭・館内1F
開催時間:午前の部11:00~12:30 午後の部14:00~15:30
参加者:8名
宮城が誇る伝統的な手漉き和紙「柳生和紙」を折って作る幾何学形がおしゃれなランプシェード作りを行いました。今回の参加者は皆さん物作りが好きということで、和紙や制作工程にとても興味を持って参加して下さったようで、遠方からの参加者も居ました。
柳生和紙の歴史や特徴、現在の製作状況などを説明の後、手順に沿って和紙を丁寧に折り、メインになるシェード(外側の傘部分)を作っていきます。
「この色(遣い)どうかな?」「それも良いね!」と参加者同士の交流もたくさん見られ、気持ちの良い景色を見ながら楽しい雰囲気で制作。
伝統和紙の後継者問題についてや、その他に体験した物作りについてなど色々なお話しも出ました。
参加者の声
「楽しかったです。和紙も不思議な折り方も勉強になりました。」
「子どもも親も楽しく出来ました。夜にまた照らしてみたいです。」
「仙台の事をまた一つ知る事が出来ました。参加出来て良かったです。」
等の感想が聞かれ、それぞれ工夫を凝らした素敵なランプシェードを手に笑顔でお持ち帰り、終了しました。