「SOAT/五館協働プロジェクト・ぼくらの未来都市をつくろう」
みやぎNPO夢ファンドH25年度助成認定事業
開催について
【活動趣旨】
SOATは、2011年4月より3・11東日本大震災で津波の被害により避難所で生活を余儀なくされている子ども達の心のケアー支援、アート遊びを通した「にじいろぱれっと」の活動をしてきました。同年9月仙台市内に立ち返り、震災でり災した児童館などに立ち寄ると、半年過ぎても建物の修復工事が進まない現場やその建物で放課後を過ごす子ども達の姿が、ありました。 心が痛みました。
そこで、児童館に通う子どもたちの心のケアーと育成に関わる活動をアートを通して行うことにより、地域の将来を担う子どもたちの五感を養い感情豊かな自己表現のできる大人になるお手伝いをしたいと思います。現在の学校教育の場では、保育園や幼稚園など未就学児には、お絵かきや粘土遊びなどアートに触れる機会が多いのに小学校・中学・高校、と進むにつれて美術の時間が、ほとんどないのが現状です。それらが、学校で行われないのならSOATが、専門分野のアーティストや美術系大学生と協働で、地域団体や企業、財団などの協力を頂きながら、児童館が、抱える問題を現場の職員の人達と共に考えアートワークショップを通して解決して行く事。それが、未来を担う3・11東日本大震災を体験した、子ども達の育成支援に繋がると信じます。 (参加児童の50%母子家庭、50%共稼ぎの家庭)
参加 / 幸町児童館・燕沢児童館・東部児童館・鶴ヶ谷西児童館・枡江児童館
協力 / 東北芸術工科大学・東北生活文化大学・エスパル仙台店・ほか、
企画 / NPO法人東北の造形作家を支援する会(SOAT)
齋 正弘(元宮城県美術館教育普及部長)
佐藤晴香(東北芸術工科大学 芸術文化専攻芸術総合研究領域 / SOAT協働研究テーマ・幼児の芸術教育を探る)
【年間予定】
5月 五館協働ミーティング 参加開催の確認。
6月 五館協働開催テーマ「ぼくらの未来都市をつくろう」決定。
7月 児童館ごとに予定を確認。探検など実施、企画の実行。
8月 児童館ごとにテーマに合わせた素材など作品の制作に向けた準備。
9月 子どもたちの未来の想像をかきたて共同で作る楽しさを引き出す。
10月 「そあとの庭」ワークショップ開催により普段と違う環境でのコミュニケーションを諮る活動。
11月 児童館ごとの作品が見えてくる。
12月 五館の制作物か完成。作品の発表に向けて準備する。
H26年1月 「SOAT・五館協働プロジェクト/ぼくらの未来都市をつくろう」発表展示会開催予定。