「アートdeスマイル にじいろぱれっと」 終了の報告!

「石巻市におけるアート活動支援の概要」
■訪問先 /石巻市内9ヶ所の避難所
石巻高校・門脇中・蛇田小・蛇田中・広渕小・大塩市民センター・あけぼの集会所・ほか、
■協力体制/東北生活文化大学 学生ボランティア・教授2名(予定)
東北芸術工科大学 大学院生(SOAT会員)複数名(予定)
NPO石巻こども避難所クラブ
■活動方針/避難所の子供達は個人差があるものの、精神的に非常に大きなストレスを抱えており、心のケアが必要な状態である。そのため、大人が強制して絵を描かせることは困難。
活動の初段階としては、まず良好な関係の構築を目指し、学生ボランティアを派遣しストレス発散の機会を併せて提供するべく、身体を動かすコミュニケーション活動を推進し、心の交流の構築からアートに楽しんで取り組めるよう配慮。活動内容も粘土や貼り絵といった、子供達の感性を刺激する五感を駆使する立体造形等も考慮。また、参加ボランティアの美術学生および現地で活動する実績のあるスタッフとの協力体制により、柔軟性と機動性に富んだ実践的プログラムの実施を目指し、発表会(8/21~24開催・せんだいメディアテーク)をひとつの集大成とした活動を目指す。2011/05/31
■活動期間/2011年6月4日(土)~
参加ボランティアスタッフのオリエンと視察を兼ね避難所を3~4箇所巡回。
但し、避難所の状況やボランティアスタッフの参加人数等により変更有。支援活動は1年間の予定。
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8月21日(日)~23日(火)の3日間、せんだいメディアテークにて開催された「アートdeスマイル にじいろぱれっと」は、おかげさまで好評のうちに無事、終了となりました。期間中はあいにくの雨模様のなか、のべ830名ものお客様に来場いただきまし た。

「アートdeスマイル にじいろぱれっと」は東北生活文化大学(http://www.mishima.ac.jp/univ/)の協力のもと、同校の学生ボランティアとともに2011年6月~8月まで、SOATとFIF(フューチャー イノベーション フォーラム:東京都品川区 http://fif.jp/kids/)の共催で石巻市内の避難所等で展開してきたアート支援活動の発表の場であり、多くの子どもたちが創作の楽しさに触れ、元気になってもらうことを目的として開催されました。石巻ではNPO 石巻こども避難所クラブ(代表:柴田 滋紀氏 http://kodomohinanjoclub.cocolog-nifty.com/)にもご協力をいただき、夏空のもと、子どもたちと一緒に身体を動かしながらアートに触れる体験を共有してきました。

会場では各種ワークショップコーナーやインスタレーションアート、ライブペイントや紙芝居など盛り沢山の催しをはじめ、協力企業からの記念品や児童書のプレゼントなどもあり、多くの皆様に喜んでいただきました。
このイベントを長い道のりである復興支援のひとつの契機として、SOATではこれからもアートを通じた様々な形での支援活動を行ってまいりたいと思います。
当イベントへのご協力を頂戴した東北生活文化大学様、仙台美術研究所様、女子美術大学様、AJジュニアアートスクール様、そしてピッコロ・ピットーレの皆様、および作家の講師陣の方々に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
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被災地中学校への画材お届けのご報告

被災地の復興支援として立ち上げたSOATの「SAVE THE ART ACT~ にじいろぱれっと~」プロジェクトに、このたび山形県の3つの高校から善意の画材が届きました。当会のこの支援活動を山形新聞の記事でご覧になった鶴岡南 高校・美術部の先生と学生の皆さんが、周囲の鶴岡北高校、鶴岡中央高校に呼びかけて集めてくださったものです。お届けも鶴岡南高校の先生自ら遠路はるばる 仙台まで車で運んでくださいました。

石巻のある中学校では、他の復興支援事業への費用が優先されており、今年度の美術教材費の予算が全くつかない状況です。 そのため全校生徒分の画用紙・絵の具セット等が準備できず、美術の授業では残っている前年度分の四つ切画用紙を4等分して使用するなどの苦肉の策が続いて いるとのことです。関係機関や大手画材メーカーから東北への画材支援は実施されているものの、現実には必要とされているところへなかなか画材が届かない状 況が続いているようです。

SOATでは被災地の美術教材支援として鶴岡南高校・鶴岡北高校、鶴岡中央高校の3校から寄せられた画材(アクリル絵の具、筆、筆洗バケツ、画用紙、油絵の具、スケッチブック等)、大小合わせて段ボール箱・計11箱を8/31、石巻の中学校へ無事、お届けしてきました。

現地では校長先生をはじめ担当の美術教諭、学生の皆さんのお出迎えを受け、大変喜んでいただきました。

今後も多くの方々から寄せられたあたたかな気持ちをSOATは被災地へ直接お届けし、現地の状況や願いを生きた情報として皆様にお知らせしたいと考えております。

お忙しいところ画材を集めてくださった鶴岡南高校・鶴岡北高校・鶴岡中央高校の先生方および学生の皆様、本当にありがとうござました。

このご報告を持って、御礼に代えさせていただきます。
20110707河北新報文化欄掲載記事20110403 山形新聞掲載紙20110416 山形新聞掲載紙20110421 河北新報文化欄掲載紙

「オープニング記念 AGAIN展」終了報告、および2人展「深層展覧会」(8/13~28)開催のお知らせ(平日10時~17時・最終日は15時)

震災のため会期途中で延期となっていた「ArtGallery そあとの庭 オープニング記念展」(2011.2.10~4.12)の出展作家(第二期・第三期)による「オープニング記念 AGAIN展」が好評のうちに8月12日(金)をもって終了となりました。暑いさなか、お越しいただいた皆様には心より御礼申し上げます。

さて続きまして8月13日(土)~8月28日(日)の期間、東北芸術工科大学の院生による2人展「深層展覧会」を開催中です。若さあふれるみずみずしい感性が光る作品を是非、ご覧ください。

多くの皆様の来場をお待ちいたしております。

「オープニング記念 AGAIN展」展示作品

※8/12終了しました

8月13日(土)~8月28日(日)(※最終日は15:00まで)
2人展「深層展覧会」[利紗・金子 拓](営業時間/10:00~17:00・水曜定休)

静岡県立美術館で岡沢 幸先生による、銅版画の夏休みこどもワークショップ「ドライポイントで仙台を静岡を結ぶ」(8/4・5)が開催されました。

去る8月4日(木)・5日(金)の2日間、静岡県美術館で開催されている企画展「芸術の花開く都市展」(7/19~9 /8)の関連イベントとして、夏休みこどもワークショップ「ドライポイントで仙台を静岡を結ぶ」が開催されました。これは震災の復興支援の一環として、静 岡県立美術館(http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/)からの呼びかけで実現した企画で、静岡と東北のアート交 流を目的としたワークショップです。

2日間を通じ、静岡市内に住む計21名の小学生が参加し、銅版画作家の岡沢 幸先生が講師を努めるなか、ドライポイントという技法による作品の制作が行われました。

午前中は《夏休みの思い出》をテーマに宿題で描いてきた原画による原版の作成、午後からはインクとプレス機による本格的 な刷りの作業と、1日がかりのワークショップとなりました。皆それぞれに見事な集中力と創作意欲を持って素晴らしい作品が沢山仕上がりました。特に印象的 だったのは、インクのふき取り方で変わる作品のニュアンスに興味津々なこどもたちの笑顔です。

1人4枚刷った作品の1枚はその後、美術館内に展示されることになり、ちいさな芸術家たちのデビューとなりました。