10月「そあとハロウィンまつり!」終了の報告

開催日:2015年10月18日(日)
時間:11:00~15:00
場所:そあとの庭
参加者:大人22名、子ども18名 計40名
講師:齋 正弘(元宮城県美術館教育普及部長・SOAT理事)
SOATスタッフ 5名:藤原久美子、小川牧、佐藤晴香、西村優衣子(作家)、上戸ゆき(作家)

今回はそあとの庭風に“作って楽しむハロウィン”ということで、午前は大きなカボチャのジャックオーランタン作りから始まりました。
自分たちが掘るカボチャは紐をつなげてくじ引きでゲット。欲しいものが当たるかドキドキしながら紐を引きます。
元々は秋の収穫を祝い悪霊を追い払うお祭りですので、まずは「怖~い顔」をカボチャの表面にペンで描きます。怖い顔を描くのって意外と難しい!
家族で参加のグループは大人がナイフの切り込み担当、子どもがスプーンで中身を掘る作業担当と仕事を分担したり、小学生の子どもはカッターを使って慎重にカービングに挑戦したり、それぞれのグループのペースで作業に取り組みました。
生のカボチャの独特な匂いやみずみずしさ、種やワタの感触などを五感で感じながら、「固いけど意外とサクサク切れるね。」「うわぁ、中身は糸みたいなものがたくさん!どろどろ!」とワイワイ盛り上がりながら行っており、完成した作品はいろいろな表情の個性豊かなジャックオーランタンが並びました。
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お昼休憩はお庭でバイキングランチ。
食べられる小さなジャックオーランタンの乗ったサラダやカボチャのデザートなどハロウィンらしいメニューもあり、見た目にも楽しい美味しいランチタイムでした。
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午後は身近な材料を使っておばけになりきる仮装ワークショップ。
既存の衣装を使うのではなく、ビニール袋やアルミホイル、大きな葉っぱなど色々な材料を創意工夫でオリジナルの衣装にしていきます。
お互いの衣装を見ながら「こんな使い方もあるんだ!」という発見もたくさん見られました。
みんなが不思議な格好になってきたところで、齋さんを筆頭にお庭をぐるりと歩いて仮装行列を行い、最後はお約束の合言葉「トリック・オア・トリート!」。
手作りのカボチャ型お菓子入れを持って、大人も子どももスタッフからたくさんお菓子をもらって楽しみました。
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終了後は作ったランタンを抱えて笑顔でお持ち帰り。衣装を着たまま帰る子どももおり、それぞれに楽しくハロウィンを満喫した一日となりました。

参加者からの感想
・ゆったりとした時間を過ごせて良かったです。
・とても楽しかったです。つくって遊ぶ最高です。
・野外での活動最高でした。
・おばけカボチャ作りは初めてでした。知らないことばかりで、ランタン用カボチャってこういうものなのだとはじめて知りました。子どもにはカッターの使い方が難しかったので親の私がほとんど作りましたが、どうやって作るのか見せられて良かったです。良い思い出となると思います。
・はじめてかぼちゃをくり抜きました。みんなでワイワイできてとても楽しかったです。子どもも夢中になりました。
・子ども達は思いっきり自由に遊ぶことが出来てとても楽しめたと思います。大人も集中してワークショップに取り組むことが出来て楽しかったです。お昼ごはんも野菜がたくさん食べられて良かったです。他のワークショップは制限時間内に作らなくてはいけないし、動きまわれないという縛りが多いですが、今回は自由にのびのびと出来て子ども達にはとても良い環境だと思いました。また参加したいです。
など

COKOフェスタ2015ふるさとの秋・宮城県

「柳生和紙のカードケース作り」
開催日:H27年10月12日(月祝)
開催時間:午前10:00~12:00 午後13:00~15:00
開催場所:国営みちのく杜の湖畔公園 ふるさと村・釜房の家
参加者:34名
講師:千田教子(パッチワーク・布小物作家)
特別協力:柳生和紙プロジェクト 3名
サポートスタッフ:佐藤晴香(SOAT)

宮城県の伝統文化ワークショップとして、柳生和紙を使ったカードケース作りを行いました。
「柳生和紙」は仙台市南部に位置する柳生に400年の歴史を持ち、仙台藩の御用和紙として伊達政宗にも愛された強さと温かみのある伝統的な和紙です。
今回の企画は、現在一軒しか製造を行っていない柳生和紙を広め継承するために活動している「柳生和紙プロジェクト」のみなさんによるサポートと、作家として活躍している千田さんの協力によるコラボレーション企画として実施しました。
和紙を触った参加者は「優しい感じがする」「厚くて丈夫」と特有の素材感を感じながら、そして柳生和紙の歴史や特徴を聞き「へぇ~」「仙台に住んでいるのに知らなかった」などと和紙について知識を深めながら制作。
普段ものづくりをしないという方も、小学生のお子さんも、講師の千田さんの説明を聞きながら材料を切ったり貼ったり、真剣にカードケース作りに取り組んでいました。
仕上げに綺麗な色に染められた和紙で飾りを付けて完成。
ワンポイントのシンプルなものや細かい模様をたくさん飾った可愛いものなど、どれも個性が光る粋なデザインで、和紙の温かみも感じられる素敵な作品に仕上がりました。
今回は布で作るものも用意し、参加者は好きなパターンで楽しめたようでした。
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参加者からは
「白石和紙は聞いたことがあったけど、柳生和紙を知らなかった。仙台にこんな伝統的な和紙があったんですね。」
「工作なんてしばらくしていなかったけど、ちゃんと出来て良かった。」
「途中で完成の形が見えた時は、おぉ!と感動しました。」
「楽しかった。早速使いたいと思います。」
等の感想をいただき、参加者が楽しめたことはもちろん、
講師やスタッフもこの企画を通して伝統文化とアートがうまくコラボレーション出来たことに新しい可能性が見いだせ、お互いに良い時間を過ごすことが出来たように思います。

COKOフェスタ2015ふるさとの秋・青森県

「オリジナル金魚ねぶた作り」
開催日:H27年10月11日(日)
開催時間:午前10:00~12:00 午後13:00~15:00
開催場所:国営みちのく杜の湖畔公園 ふるさと村・津軽の家
参加者:40名
講師:佐藤晴香(SOAT・プロジェクトリーダー)
サポートスタッフ:西村優衣子(アーティスト)

青森県を代表するお祭り・青森ねぶた祭りで用いられる金魚型の提灯、「金魚ねぶた」をオリジナルアレンジで作るワークショップを開催しました。
目、胸びれ、腹びれ、尾びれのパーツに好きな模様を描き込み、切り紙細工で房飾りを作って、それぞれを土台に貼って作ります。
開催会場にも飾られている本場の金魚ねぶたを意識して大きな黒目や白い斑点など伝統的模様に忠実な金魚もあれば、ピンクや緑などカラフルな色遣いでウインクした目やハートの模様、眼鏡を掛けさせてみるなど自由でユニークな金魚もたくさん登場。
今回はご家族での参加がほとんどでしたが、「見て、こんなのどうかな?」「それ面白いね!」「この飾りの作り方教えて~」と、参加者同士で楽しくコミュニケーションを取りながらのいい雰囲気が出来ていました。
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参加者からは
「青森のねぶた祭りで金魚ねぶたを見たことを思い出して作ってみようと思った。面白かったです。」
「久しぶりの工作でしたが、子どもたちと一緒に作れて楽しかったです。子どもの作品は自由で面白いですね。」「自分の好きなように可愛くできて良かった。」
等の感想をいただき、作った金魚を手で提げながら笑顔でお持ち帰りしました。

COKOフェスタ2015ふるさとの秋・秋田県

「パタパタ作り」
開催日:H27年10月4日(日)
開催時間:午前10:00~12:00 午後13:00~15:00
開催場所:国営みちのく杜の湖畔公園 ふるさと村・本荘由利の家
参加者:42名
講師:佐藤晴香(SOAT・プロジェクトリーダー)
サポートスタッフ:西村優衣子(アーティスト)

秋田県の伝統文化にちなんだワークショップとして、「なまはげ」の絵柄の「パタパタ」(一番上の板をひっくり返すと下に続く板もパタパタと返って絵柄が変わる昔のおもちゃ)作りを行いました。
なまはげは秋田(男鹿地域)に古くから伝わる民族行事で、大晦日の夜に鬼の姿をした村人が大声をあげながら家々を巡り、悪を戒め吉をもたらすとされています。

なまはげなどの絵柄に好きな色を塗って板に貼り、それを手順に沿って帯で組み合わせて作っていきます。
色塗り作業は緑色のなまはげやカラフルな背景など、自由な発想で楽しく塗っている様子がとても良いなと思いました。
組む作業は少しややこしい所もありますが、お子さんは家の方に手伝ってもらいながら、スタッフの説明を聞いて真剣に取り組んでいました。
完成して板がうまくパタパタと回り絵柄が変化すると、「出来たー!よかった!」「すごい、なんでこうなるんだろう?!」と達成感と驚きで盛り上がります。
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参加者の声
「パタパタは昔遊びました。懐かしい。こうやって作れるんですね。」
「難しかったけれど楽しかった。」
「作っても、仕組みが不思議です!面白い!」
などの感想があり、何回も板をパタパタしながら皆さん笑顔でお持ち帰りし、満員御礼で無事に終了しました。

COKOフェスタ2015ふるさとの秋・山形県

「ミニこけし絵付け体験」
開催日:H27年10月3日(土)
開催時間:午前10:00~12:00 午後13:00~15:00
開催場所:国営みちのく杜の湖畔公園 ふるさと村・月山山麓の家
参加者:30名
講師:佐藤晴香(SOAT・プロジェクトリーダー)
サポートスタッフ:西村優衣子(アーティスト)

山形県の伝統文化ワークショップとして、山形でも歴史の深い「こけし」の絵付け体験を行いました。
今回はミニサイズの白木こけしにペンで好きな絵を描いてストラップを付け、オリジナルのこけしストラップを作りました。
子どもから大人、家族やカップルなど様々な方にご参加いただき、中には事前にデザインを考えてこの日を楽しみにして来たという方も!
宮城でもこけしは伝統工芸の一つとして有名ですが、山形では「山形作並系」「蔵王高湯系」「肘折系」という伝統こけしの種類があります。
「このこけしは胴体がでこぼこしているね。」「山形系が丸くて可愛いかなぁ。」などと資料を見ながら特徴を比べる様子もありました。
気に入った伝統こけしに似せて忠実に描く方もいれば、雪だるまや忍者、動物など自由な発想の様々なこけしが登場して、スタッフも楽しく拝見させてもらいました。
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参加者からは
「自由に絵付けできるところに惹かれました。来て良かったです。」
「色々なこけしがあることも知った。楽しかった。」
「自分だけのこけしが出来て嬉しい!」
などの感想が寄せられ、楽しく伝統文化に触れることが出来た良い時間になったと思います。

ArtGalleryそあとの庭「はまちひろの展覧会/おんなごころとあきのそら」終了の報告!

はまちひろの展覧会は、10月8日(木)~20日(火)開催期間中述べ200名ほどのご来館を頂き、盛況のうちに終了いたしましたのでご報告いたします。
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はまちひろさんの作品は、クレヨンや鉛筆、絵の具、ペンなど様々な素材を使ったカラフルな絵画が多く、また絵の中にはよく見ると沢山のキャラクターや文字が描いてあります。
一つの作品の中に可愛らしくて自由な色々な表情を見ることができ、まさに「おんなごころとあきのそら」というタイトルがぴったりの、じっくり見て楽しめる展示でした。
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ワークショップ
10月10日(土)10:00~17:00 参加者5名
「秋のリース作り!・オリジナル缶バッジ作り!」
ワークショップは親子での参加の方が多く、展示会場の窓辺で穏やかな雰囲気の中開催されました。
「秋のリースつくり」では毛糸、フェルト、松ぼっくりなど秋らしい素材がたくさん用意されており、その中から気に入ったものを選んで組み合わせ、オリジナルのリースを制作。
「オリジナル缶バッチつくり」では自分で描いた絵や好きな絵柄の紙を専用の機械で缶バッチに加工します。
「このボタンかわいいな」「これとこれも合わせてみようかな」と大人も子ども心を思い出すような、自由で遊び心のある楽しいワークショップでした
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南中山3丁目西子ども会「秋のそあとの庭で遊ぼう!」 ワークショップ終了の報告

開催日:2015年10月14日(水)
時間:10:30~15:00
場所:そあとの庭
参加者:南中山3丁目西子ども会 14名(子ども7名、大人7名)
講師:齋 正弘(元宮城県美術館教育普及部長・SOAT理事)
SOATスタッフ 4名:藤原久美子、小川牧、佐藤晴香、西村優衣子(アーティスト)
南中山3丁目西子ども会ワークショップ開催概要(2)
「自然を使った遊びを楽しみたい!」と南中山3丁目西子ども会のみなさんがそあとの庭にやってきました。
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午前の活動は、齋 正弘 講師の【竹、たおれるぞ!】。
「お昼ごはんを食べる器がないそうだから、自分達で用意しましょう。」
という齋さんの挨拶から、竹を切り倒して竹のお皿とコップ作りを行いました。
(※本当は、器はちゃんと用意してありますよ!)
「どっちに倒れる?」「こっちに来るぞ、わぁ、あぶない!」とワクワクとスリルを味わいながら、倒れる方向を見定めて無事に大きな竹を収穫。
どこを切ったらコップになるか、のこぎりはどう使ったらうまく切れるか、繊維に沿って鉈を入れると簡単に割れることなど、器を作りながら竹についていろいろな知識を楽しく習得していました。笹の家やターザンロープも作り、体をいっぱい動かして遊びました。
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器が出来上がったら待ちに待ったランチタイム。
自分で作った竹の器で食べる栗ごはんやきのこ汁は、秋の味をより美味しく感じさせてくれました。
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午後は、提灯にペンや色紙で飾りを付けて作る【ハロウィンランタン作り】。
画面いっぱいに切り紙のジャックオーランタンを貼ったり、いろいろな面からいくつものおばけの顔を描いたり、色画用紙で立体的な飾りをつけてみたりと、工夫を凝らした様々なアイディアのランタンが登場しました。
「おばけの舌も付けてみたよ!」「その飾り可愛いね。」など大人も子どももお話しなどしながら楽しく制作に取り組んでいました。
作ったランタンはその後に予定している地域のハロウィンイベントで持ち歩いて使うそうで、オリジナルの素敵な作品が出来上がり、イベントもより楽しみになったようでした。
最後は紙コップで作ったカボチャ型の入れ物に、恒例の「トリック・オア・トリート!」でお菓子をもらって、笑顔で終了。
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参加者からは
「面白かったです。是非また来て、違う遊びもやってみたい。」
「ランタン作りで、いろいろ貼ったり描いたりするのが楽しかった。」
「竹に触れる機会も、材料をこんなにたくさん広げて制作する機会もなかなか無いので良かった。自然に囲まれた環境もとても良い。」
などの感想をいただきました。
親子や友達同士で交流しながら楽しくのびのびと遊び、いつもとは少し違う充実した時間を過ごすことが出来たようでした。

ArtGalleryそあとの庭「尾崎博子個展」終了の報告!

9月17日(木)~10月6日(火)に開催されました尾崎博子個展「All Love愛と調和癒しの光」は9月12日(土)河北新報夕刊イベント情報に掲載頂き、
会期中は200名ほどのご高覧を賜り好評のうちに終了致しましたので
ご報告いたします。
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尾崎さんの水彩画の世界は、流れるような曲線のパワフルな抽象画や、ほっとするようなハワイの風景画や天使の絵などが45作品展示されました。
期間中、作家がほぼ毎日在廊して絵の解説と共に楽しめる展示でした。
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中野小学校運動会にて第一回モザイク作品お披露目の報告

10月の活動報告書
10月1日(木)モザイク作品の制作を完了いたし中野小学校にお届けいたしました。
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10月3日(土)中野小学校運動会にて、第一回モザイク作品お披露目
場所:中野小学校
参加児童:41名・地域住民・来賓など300名ほどの参加
来賓として参加:(公財)石橋財団:西嶋大二、SOAT:藤原久美子、森敏美

この日、142年の歴史を持つ中野小学校最後の運動会が開催されました。
開会式の場で、三塚校長先生よりこの度のSOAT・中野小学校協働モザイクモニュメント制作に至る経緯などの紹介を頂きました。
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運動会では、モザイクワークショップで顔なじみの児童が凛々しくみえました。
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今後、モザイク作品は、H28年3月中野小学校閉校式までの期間に様々な形で地域の皆様やご来場の関係者にお披露目されます。
最終設置場所は、H28年8月完成予定の中野小学校跡地公園内に設置予定です。
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以上、

9月「染めの世界」終了の報告!

開催日:2015年9月13日(日)
時間:11:00~15:00
場所:そあとの庭
参加者:大人7名
講師:遠藤 満里子(染色・フェルト作家)
SOATスタッフ(4名):藤原久美子、小川牧、佐藤晴香、西村優衣子(作家)

染色のプロフェッショナル・遠藤満里子さんに教わり、絞り染めの技法を使った染色体験ワークショップを行いました。
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午前は図案デザインと絞りの作業。
まずは大判ストールサイズの布を広げ、丸や太線の型紙を当ててイメージを膨らませながらデザインを決めます。
大柄の大胆なものや、画像を見ながら細かい模様を描いたものなど、さっそく個性が表れていました。
その後は付けた印に沿って糸でちくちく縫って絞っていきます。
すべて縫い絞るのは結構大変な作業なのですが、分からないところや難しいところは遠藤先生に聞きながら、また、参加者同士お話に花を咲かせたりしながら、みなさん真剣に取り組んでいました。

お昼はバイキングで一休み。
秋らしい栗ご飯や温かいスープにほっこり癒されました。
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午後は絞りの作業が終わった人からいよいよ染色作業に挑戦。
黄色、青色、鼠色の染料が入った大鍋の中に、各自好きな色を選んで浸けていきます。
浸ける時間や回数、場所によって染まり方が異なることを教わり、頭の中で出来上がりのイメージを考えながら、部分的に浸けてみたり違う色を重ねてみたりと、それぞれに工夫して染めていました。
浸けて液から出した直後の布の色が、時間を置くと染料が酸化して変化していく様子には「だんだん色が変わってきた!不思議!」と驚きです。
水洗いのあと糸をほどいて広げた布には・・・
「おぉ~、すごい!」「こんな風になるなんて想像してなかった。」と自分でびっくりするほど、どの布にも本当に素敵な世界が広がっていました。
途中雨が降ってきてしまい少し大変でしたが、本格的な染色体験と出来上がった作品にみなさん笑顔で、今回のワークショップは終了しました。
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参加者からの感想
「できるかどうか不安でしたが、なんとか形になり嬉しかったです。他の参加者の作品がすばらしかったです。」
「染液も素材(布)もふんだんにあって楽しむことができました。」
「想像以上の出来で良かった。家での使い道を楽しく考え中です。」
「ステキな先生、スタッフさん、参加者さん達と共に良い時間が過ごせました。」
「やさしくご指導して下さり感謝。ランチも美味でした。」

8月「夏の思い出作りワークショップ」終了の報告!

開催日:2015年8月23日(日)
時間:11:00~15:00
場所:そあとの庭
参加者:大人7名、子ども8名  計15名
講師:齋 正弘(元宮城県美術館教育普及部長・SOAT理事)
SOATスタッフ 5名:藤原久美子、小川牧、佐藤晴香、西村優衣子(作家)、上戸ゆき(作家)

この日は朝から雨模様。
探検に行くための準備として、「カッパ」作りから始まりました。
大きなビニール袋を切って着るシンプルなものですが、体のサイズに合わせて穴を開けたり、テープや紐で飾りを付けてアレンジしたり、大人も子どもも創意工夫しながら熱中して取り組んでいました。
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出来上がったマイ・カッパをまとって、いざ探検へ!
・・・と思ったら丁度晴れてきてしまったのですが、そのまま庭をぐるりと歩いて周り、木の下で幹を叩いて雫をバラバラと落とし「雨だ!」とカッパで雨に当たる体験をしたり、虫やきのこなどを発見したりと、雨上がりの空気感を楽しみました。
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お昼ごはんはバイキングで、スープの肉団子は皆で順番に鍋にタネを絞り入れて作りました。
ごはんやサラダ、自分たちも作ったスープなど「全部美味しい!」と、おかわりも進むランチタイムで一休み。
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午後は竹を使った創作活動。
大きな竹を切り倒し「たおれるぞ~!」の体験をして、協力して庭の中心に運び、竹をのこぎりで切ったり鉈で割ったりしていきます。
子ども達は初めての体験でも道具の使い方を教わりながら積極的にチャレンジして、最初はぎこちなかった手つきも段々と上手に道具を扱えるようになっていました。
小さな家作りでは、雨が降っても大丈夫なようにビニールを巻いて葉っぱの屋根を葺き、「出入り口はどこにどうやって作ろう?」「こんなふうにしてみたらどうかな?」とみんなで相談・協力しながら、立派な造形物が完成。
ほかにも竹のコップ作り、切った竹を耳に当てて音を聞く、竹を叩いて鳴らしてみる、器用なお父さんが箸を作るなど、竹から出来る様々な遊びを満喫していました。
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大人も子どもも一緒になって、考える、手を動かす、感じる、コミュニケーションする、形にする、といった活動がそれぞれ一生懸命に、かつマイペースに良い雰囲気で出来ている様子が見られ、「ワークショップ」の基本的なところをしっかりと体験できていたように思います。

参加者からの感想
・雨でしたが、雨も楽しめてよかったです。
・とても楽しかったです。
・初めて参加させていただきました。子どもだけでなく大人も楽しかったです。
・雨で残念でしたが、カッパを作って庭を探索する活動も良かった。
バッタ、カエル、カナヘビなど虫をたくさん見つけられ子どもたちも大喜びだった。
ランチが美味しく肉団子作りも良かった。

『アートで繋ぐ SOAT・復興支援活動/ららぽーと横浜ミュージアム』終了の報告

2015年9月19日(土)~22日(火・祝)開催『アートで繋ぐ SOAT・復興支援活動~ららぽーと横浜ミュージアム~』は、延べ2,000人の参加を頂き終了いたしましたので、ご報告いたします。
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9月19日(土)
復興支援企画・震災の記憶を語り継ぐトークイベント
『~忘れないために~』
場所:ららぽーと横浜3F・ララクラブ
時間:14:00~ / 16:00~ (2回開催)
ゲスト:柴田滋紀
(洋画家・NPO法人にじいろクレヨン代表)

テーマ 「震災体験とアートの力」
宮城県石巻市在住の柴田さんは、3・11の災害で町に色が無くなり見渡す限り灰色だった。今も仮設住宅での生活を余儀なくされている子どもたちやお年寄りの皆さんをアートの力で笑顔にしたい。町に色を取り戻したいと震災の体験を通して熱く話して下さいました。
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『つなぐアート!・ステンドグラスモザイクワークショップ』
開催:9月19日(土)・20日(日)
場所:ららぽーと横浜1F・サウスコート
時間:10:00~17:00
概要:
お客様が絵やメッセージを書いた半透明の紙を繋いで、店内の通路ガラスを大きなステンドグラスのように飾るディスプレイワークショップ。隣に居るあなたへ。遠いあの人へ。いつかの自分へ。想いをはせ繋がることをテーマに、みんなで形にしていきます。デザインには空や海をイメージした爽やかな水色と、横浜の象徴・薔薇の花のツルが自由に伸びていく様子を取り入れ、私達と共に生きて様々な表情を見せる自然を選んで描きました。

ワークショップ企画・運営:NPO法人東北の造形作家を支援する会(略称:SOAT)
オブジェデザイン:佐藤晴香(SOATプロジェクトリーダー)
ワークショップ協力大学:東京学芸大学
協力講師:花澤洋太(東京学芸大学・美術分野准教授)
クリスティーヌ・プレ(東京学芸大学・浦和大学非常勤講師)
協力学生:東京学芸大学 美術分野学生、
参加者:500人
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『ららぽーと横浜・クラフトミュージアム』
開催:9月21日(月・祝)~22日(火・祝)
場所:ららぽーと横浜1F・サウスコート
時間:10:00~17:00
参加者:1,500人
世界の有名な彫刻をかたどった像に、折り紙で折ったお花を貼り付けてカラフルに飾り付け、店内をまるで美術館のようなアート空間に変身させます。ダンボールや折り紙といった身近な素材を使い、堅苦しいイメージの無い、気軽にアートを楽しむワークショップです。
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【クラフト作品情報 モデルになった像】
・自由の女神
像の高さ:210cm(体193cm×台座27cm)
台座(W70cm×D70cm×H27cm)
素材:ダンボール紙、折紙、接着剤、ほか、

・ミロのヴィーナス
像の高さ:180cm(体153cm×台座27cm)
台座(W60cm×D60cm×H27cm)
素材:ダンボール紙、折紙、接着剤、ほか、

・考える人
像の高さ:140cm(体113cm×台座27cm)
台座(W70cm×D80cm×H27cm)
素材:ダンボール紙、折紙、接着剤、ほか、
・人魚姫
像の高さ:130cm(体102cm×台座28cm)
台座(W110cm×D85cm×H28cm)
素材:ダンボール紙、折紙、接着剤、ほか
クラフトオブジェ制作:SOAT
ワークショップ協力大学:東京学芸大学・横浜国立大学
協力講師:横浜国立大学 大泉義一(教育人間科学部准教授)
東京学芸大学 石井壽郎(東京学芸大学美術分野准教授)
協力学生:東京学芸大学 美術分野学生、横浜国立大学教育人間科学部院生
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参加者の声:
・このような楽しい活動が、復興に繋がるのは良いね!
・一つ一つが繋がって大きな作品になるのが面白い!
・大人の方から、久しぶりに折り紙をして楽しかった。
・難しい折り紙に挑戦して、出来上がった。嬉しい!

感想:
4才で難しい折紙に挑戦してくれた子どもや子どもから教えてもらう大人
等々、笑顔で帰って行く人がたくさんいました。
また、参加大学生からは、「貴重な体験をさせて頂き勉強になりました。参加して良かった。また機会があったら参加したい。」と感想を頂きました。
ららぽーと横浜様のご協賛によりこの度の企画を実施させて頂く事で3・11被災地の今を伝えて、横浜の人たちや参加大学生、ご協力頂いた皆さんとアートを通して繋がる事が出来ましたことに心より感謝申し上げます。

以上、