2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/14新田児童館訪問「ひみつの部屋を作ろう!」2回目

9月14日(水)15:00~16:30
場所:西田公園
参加者:新田児童館児童(2年生~5年生) 23名 職員2名
講師・サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
今回は児童館近隣にある公園での実施となった。気温も30度前後と暑かったため、シラカシの木陰を利用しつつテントを張った。秋の風が心地よく吹いていたが、ビニールシートをテント周りに張るには苦労した。ビニールの壁に風抜けの窓を切り向いて準備した。3時に児童館を出発した子どもたちが列になって歩いてきた。

秘密の部屋には児童館側から「水族館」というテーマが設定された。

海の生き物を想像したり、考えたりして描くというものだった。子どもたちは自分の知っている魚やヘンテコな魚、大きな鯨やロボット風の魚など、想像力を目一杯働かせながら楽しそうに描いていった。

子どもたちの中にはテープを貼ったりヒラヒラの飾りを作って魚に装飾したり、リボンを付けたり、自由奔放に線でグルグル円を描いたり、本当に楽しそうだった。

描画の時間が終わると次は段ボールで作った枠に好きな絵を選んで貼る活動を行った。やり方の説明を聞くため、子どもたちはいったんテントの外に集合した。

方法は枠の裏側に貼ってある両面テープを剥がして好きな絵の所にそれを貼り、枠より大きめにハサミで切る、というものだった。

切り終えたら、段ボール枠からはみ出した余分なビニールを切って始末し、紐を付けた。どの子も完成した作品を満足げに見ていた。

活動終了時刻になり、子どもたちはテントのビニールの残骸やゴミ、マジックペンなどを片付けて活動がすべて終了した。

2022・SOAT アートワークショップ「秋色のお豆アート」

開催日時:2022年9月11日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:子ども6名
講師:はまちひろ(美術家)
サポート:SOAT佐藤

自然素材を使って秋らしいアートを楽しむワークショップを開催しました。
新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ等を行いながら実施しました。

布を敷いた木のトレーに好きな模様の下絵を描き、下絵の線に沿って豆や木の枝などの素材を貼り付けていきます。
豆は小豆や大豆、青大豆、白いんげん豆など様々な種類があり、色や形を上手に使い分けながら絵柄を表現しました。

小さいお子さんもボンド塗りを手伝ってもらいながら楽しんでいました。

完成した作品は自然素材のナチュラルな色合いが生きた、秋のお部屋を彩るのにぴったりなアートになりました。

参加者からは「工作が好きだから楽しかった。」「家でもまたやりたい。」などの感想をいただきました。
また、保護者の方からは「家ではこんなに材料を揃えるのは難しいからありがたい。」「上手に作れていてびっくり。」などの感想がありました。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/10榴岡児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年9月10日(土)10:00~16:00
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童15名(4年生~6年生)、職員2名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
定刻時刻を10分ほど遅れて活動がスタートした。今回のワークショップは高学年かつ坪沼経験者ばかりだった。齋じいの待つ石段の上まで移動がスムーズに進んだ。

赤い太鼓橋の下にいるオタマジャクシを見たい子は足を止め、そうでない子は石段に向かった。

神楽殿と社務所に分かれた子どもたちはテキパキと探検の身支度を済ませ、齋じいの待つ社殿に集合した。齋じいの坪沼八幡の説明がこれまでとは違って聞こえた。言っていることは同じなのだが言葉尻や説明の仕方を大人バージョンに変えているようだった。

神様への挨拶、バクの話、神社裏の森の探検、根添城跡までの行程、大昔の天皇と坪沼の住民の戦いの話など、すべていつも通り。

子どもたちは空堀の話も覚えていた。空堀下りではロープを木に掛けて結ぶのも簡単だった。子どもたちの成長を感じた。山土はヌルヌルしていたが、用心しながら比較的短時間で全員降りることができた。

昼食後は大根の種まきと檜の森での活動が待っていた。昼食時間を40分に短縮したが、待機場所(駐車場)に遅れる子どもはいなかった。合図があるまで医療用の薄いビニール手袋をはめて待った。畑の準備が整い、子どもたちは畑に移動。

種まきの説明を聞いて4畝、4グループで行った。子どもたちは等間隔で浅く穴を開け、そこに種を置き、そこへ別の係が土をかけ、平らにならした。

播種が終わると森に行って色々好きな活動を行った。
齋じいは最初に檜の葉の付いた枝を集めて秘密基地のような立体物を作り始めた。もちろん子どもたちは楽しそうに、そのお手伝い。

また、木を切りたい子どもはノコギリ、釘を打ちたい子どもは釘打ちを齋じい指導の下で行った。前回倒した檜をノコギリで2つにカットして運んだ子どもたちもいた。木が太いので切るのも大変だったが女子が根気よく最後まで諦めないで切った。

切った丸太2本はみんなで協力して、足場の悪い登り斜面にもかかわらず上まで運ぶことができた。さすがに高学年はパワーと根気が違うと思った。

活動終了20分前にターザンロープを用意した。7、8人の子どもたちがそれを見つけて寄ってきた。これまで低学年生のターザンは見慣れていたが、背が高い子どものターザンは迫力が違った。

「あ~ぁ、あ~」雄叫びをあげて楽しそうに滑り降りる子どももいた。楽しそうに子どもが遊ぶ姿を齋じいも楽しげに見ていた。久しぶりにここで遊べて良かった、楽しかった、と口々に言っていた。

終了時刻を若干オーバーして無事活動は終了した。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/7 成田東小学校児童クラブ訪問「布のランプシェードつくり」

9月7日(水)15:00~16:30 ランプシェード作り
場所:成田東小学校児童クラブ児童
参加者:成田東小学校児童クラブ児童 20名(1・2年生) 職員4名
講師: SOAT 3名

活動内容詳細:
まだ児童クラブに学校から戻れない子どもが数名いたものの定刻通りランプシェード作りの訪問ワークショップを始めた。

最前列のテーブルにはたくさんの布やシール状に加工されたいろいろな形の布を準備し、子どもたちのテーブルにはピラミッド形のランプシェードの土台を置いた。子どもたちが全員所定の位置に座ると、さっそく講師から本日行うランプシェードの作り方の説明があった。

その後、部屋の照明を消して、明かりを灯したランプシェードの見本を見た。「きれい」そういう声があちらこちらの女子からあがった。

部屋の照明が付けられると早速ランプシェード作りの活動が始まった。まず子どもたちはプラスチックの土台全体に貼る布を選んだ。次にその布を土台に貼り付け、余分な布をハサミで切った。基本形が完成すると、その上にハートや星形などのシール状になった布を貼ったり、猫や、犬、ひまわりの花びらなど、自分の作りたい形を切り抜いて貼る子どももいた。

土台の裏側に貼れば面白い効果が出ると講師から説明も受けていた。どんな形、どんな模様、どんな色をどこに貼るか、表に貼るか、裏に貼るかなど、子どもたちは頭をひねり、想像力や空想力を総動員してマイ・ランプシェード作りに楽しそうに挑戦した。子どもたちは途中まで作ると隣の暗室に来てライトを付け、出来具合を確認した。

子どもたちは入れ替わり立ち替わり暗室にやってきて「きれい」を連発し、満足しながら続きをやるために戻っていった。土台に貼った布を切らずに残した男子がいたが、その子は魚のシールを貼っていた。はみ出した布はテーブルの上で波打ち、あたかも魚が泳いでいるように見えた。「すごいね。考えていたの?」と聞くと「うん。」1年生恐るべし。なんという想像力だろう。

いつもはやんちゃだという男子が一人暗室に残り自分のランプシェードを見て「きれいだ」と漏れるような声で言ったのも印象的だった。

子どもたちは自分の作品に満足し、うれしそうだった。普段の姿からは想像できない姿を見ることができた、という職員の言葉も忘れられない。

令和4年度9/2 福島県大熊町・アートワークショップ「思い出昭和館/出張美術館」開催

令和4年9月2日(金)13:30-15:00
実施場所:大熊町住民福祉センター貸会議室
参加者:住民 9名
講師:小野寺純一(画家)/SOAT

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
今回は画家の小野寺純一氏の絵画の展示と、同氏によるお話会を開催しました。

入り口に展示された絵画を見て「久しぶりに本物の絵を見た」「家族にも見せたいから写真を撮ってもいいですか?」と、楽しく興味深く絵画鑑賞を楽しみました。

鑑賞後は小野寺純一氏がストリーテラーとなり、昔懐かしい昭和のあれこれをテーマにお話会を開催しました。

懐かしい音楽を聴きながらうなずいたり、「そんなコマーシャルもあったね」「電話は隣の家に借りに行ったよ!」とご自身の経験と重ねて思い出話をされたり、終始和やかな会となりました。ありがとうございました。

以上

令和4年度9/2 福島県大熊町・お手伝いボランティア「ハロウィンのキャンドルライト」開催

令和4年9月2日(金)10:00-12:00
実施場所:大熊町住民福祉センター貸会議室
参加者:住民 8名
講師:藤原久美子(美術・造形作家)/SOAT
協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
「お手伝いボランティア」では住民有志のみなさんとアートワークショップの事前準備を行います。今回は10月開催予定のハロウィンランプのキャンドルライトの下ごしらえをお願いしました。

講師が作業内容を説明した後、2班に分かれ班ごとに役割を決め作業を進めていきました。

自然とそれぞれに向く作業を担当し、お互いの作業を気遣い合いながらスムーズにした下ごしらえを進めることができました。「これくらいなら、また言ってね」と心強い感想も聞かれました。ありがとうございました。

以上

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/5 成田小学校児童クラブ訪問「砂場ワークショップ」

9月5日(月)13:30~15:30 
参加者:成田小学校児童クラブ児童13名(1年生) 職員6名
場所:成田3丁目第1公園砂場 
講師:齋正弘、サポート:SOAT3名

活動内容詳細:
 ほぼ定刻通り職員に引率されて公園に集合した。水筒を一カ所に集め終わると、齋じいのところに集合。

齋じいは成田が昔は山で、熊がいた話をして、砂場に熊の落とし穴を作ることにした。深さは1m程度といいながら1年女子の背の高さを指さした。その後、砂場にスコップで大きな円を2つ描いた。

子どもたちが掘る穴の大きさだった。子どもたちは自然に2グループに分かれて移植ごてで砂を掘った。途中からスコップで掘れる子はそうするよう齋じいから指示が出て、スコップで深い穴を掘る子どももいた。

活動時刻終了40分前になると子どもたちは掘ったあとにできた砂山に一斉にバケツで水を流した。水は川となり、池となった。

時々川が流れなくなると齋じいや子どもたちが流れの悪い部分を掘り返した。

池は茶色い泡だらけ。子どもたちは齋じいのそそのかしもあって、ほとんどの子どもが裸足になって池の感触を楽しんだ。

どろどろの泡を指につけて不思議そうな顔をする女子もいた。その後、砂場を元に戻すため、子どもたちは掘った穴に砂山の砂を戻し、活動は無事終了した。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/3新田児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年9月3日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童18名(1,2,4年生)職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
活動前は小雨、活動中はくもり、という日だった。先週に続き同じ児童館の子どもたちだった。1年生が半数を占めた。2,4年生でも坪沼八幡神社での活動は初めてという子どもたちが多かった。人数確認の後、神社の石段に向かった。途中の畦道で虫やカエルやコオロギがいてもあまり反応を示す子どもはいなかった。

石段前の鳥居のところで記念写真を撮り、子どもたちは一列になって元気に石段を登った。

今回の参加者は途中休むことなく、齋じいが待つ最後の石段まで一気に登り切った。境内脇で全員水分補給をしてから社務所と神楽殿グループに分かれ、探検の準備。その後、齋じいのところに集まった。

齋じいは坪沼八幡神社の歴史とバクの彫り物について説明し、鎮守の杜へと向かった。杜で齋じいは檜の赤ちゃんと大きな檜の樹齢について子どもたちの親の年齢に重ね合わせて説明した。大きな檜を前にして「何年くらい生きていると思う?」「100年!」「50年!」いろいろな答えが反応良く返ってきた。

いつものように齋じいは館跡へ向かった。館跡の看板周囲は夏草が生い茂り、子どもたちは背丈ほどの草をかき分けながら齋じいの立つ場所へ集まった。

齋じいは昔、敵がこの場所に攻めてきたがそれは天皇たちで、最初は天皇が負けたことやこの土地の本当の神様の話などを1年生にもわかるよう丁寧に話した。

大きな栗の木の裏にある、この土地の神様の社(やしろ)を見に行った。次に、子どもたちは空堀降りの体験をした。

ロープが子どもたちの手ではなかなか木に引っかからないのを見かねた職員が手伝い、ロープ掛けは無事完了。空堀はこのところの雨で滑りやすかったが、降りるのを怖がる子どもはいなかった。空堀を抜け、畦道を通り、炭焼きの場所を見ながら午後の活動場所である檜林を確認に向かった。

午後は前回倒した木の枝払いをノコギリを使って行った。ターザンロープでも遊んだが、なぜか男子に人気だった。ロープを握った手を離す子どもがいたが、10回以上も挑戦した。

友達が楽しそうにしているのを見て自分もやってみたいと高いところに上がるのだが「無理」と言って諦める子がいた。その子はそれを6回繰り返した。女子にはシーソーが人気だったが、木材が古くなっていたので、それを取り替える作業を子どもたちと一緒に行った。

新しいシーソーはお尻が痛くないと、好評だった。一本橋渡りを楽しむ子どももいたし、草むらでカエルを捕まえることに集中する子どももいた。みんな自分がやりたい遊びを見つけ、それぞれ創意工夫をしてのびのび楽しんだ。

きっとよい気分転換になったことだろう。子どもたちはもっと遊びたそうだったがあっという間に活動終了時刻になった。

子どもたちは帰り支度を終えると齋じいのところに集まり、挨拶を済ませ、いつものように赤い鳥居のある裏参道から元気にバスまで帰っていった。

館長が「楽しかった人?」と聞くと、全員が手を挙げて「楽しかった。また来たい!」と大きな声で答えた。

令和4年度 8/26 いしのまき雄勝町・ものつくりアートワークショップ「レザーのドリンクホルダーつくり」開催

令和4年8月26日(金)13:00~15:00
実施場所:雄勝中央公民館
参加者:住民6名、石巻市社会福祉協議会職員3名
講師:藤原久美子(美術・造形作家)/SOAT
協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

雄勝中央公民館で2回目となる活動に「この前はとても楽しかったから、また来たよ」「誘ってもらってきたよ!」と、嬉しいご挨拶の言葉を頂きながらのスタートとなりました。

募集時に金槌を使う作業に不安のあった方も「社協さんが大丈夫だよって言ってくれたから」と安心して参加してくださいました。

このレザーのドリンクホルダー作りで参加者の皆さんは特に飾り付けを楽しんでくれます。

講師やスタッフに色や柄を相談したり、参加者同士で見せ合ったり、にぎやかで楽しい時間が過ぎていきました。

完成すると作品を肩からかけて、みんなで鑑賞会を行いました。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

令和4年度 8/25 いしのまき雄勝町・ものつくりアートワークショップ「レザーのドリンクホルダーつくり」開催

令和4年8月25日(木)13:00~15:00
実施場所:小島集会所
参加者:住民5名、石巻市社会福祉協議会職員3名
講師:藤原久美子(美術・造形作家)/SOAT
協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

小島地区のみなさんと地区集会所でアートワークショップを開催しました。集会所での活動はコロナ禍の影響で少なくなっており、久しぶりとの事でした。

レザーの金具を打つ時には大きな音が出ますが、その音の大きさでみなさんびっくり!

その次の瞬間には大笑いと楽しく時間が進みました。力のいる作業は参加者同士でフォローをしてくださいました。

土台を飾るパーツ選びでは、それぞれの思う様々なテーマに沿った装飾を選んでいきます。先ほどまでの大きな音も声も静まり、黙々と創作を楽しみました。

終了後は「みんなで会うのは久しぶりだから」と、完成したドリンクフォルダーを肩に掛け、写真撮影会となりました。

このコロナ禍でも、私たちと一緒に「どうしたら出来るか」をお考え下さった石巻社協雄勝支所さん、多大なご理解とご協力を下さった小島地区会長、民生員のみなさま、ありがとうございました。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト8/27新田児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年8月27日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館児童17名(1,3年生)職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
曇天の一日だったが、気温も湿度も高いという条件の中での活動となった。1年生が多く、坪沼八幡神社での活動が初めてという子どもたちが多かった。バスが到着すると子どもたちは元気にバスから降りてきた。

人数確認の後、神社の石段に向かった。途中の畦道で虫やカエルがいるといって喜ぶ子どももいれば、怖がる子どももいた。男子の中には虫に詳しい子どももいて、いろいろ説明を聞きながら歩くのが面白かった。

石段前の鳥居のところで記念写真を撮りおえると元気に石段を登り始めた。70段ほど登るとペースが落ちてきたが、齋じいが待つ最後の段まで登り切った。

全員水分補給をして、探検の準備を終えると齋じいのところに集まった。齋じいは坪沼八幡神社とバクの彫り物の説明を丁寧にし、鎮守の杜へと向かった。

杜で齋じいは檜の赤ちゃんと大きな檜の樹齢について触れた。その後、背丈より高い草藪の中を歩き、畑の脇を通り、館跡へ向かった。齋じいは昔、天皇と戦った話やこの土地の本当の神様の話などを1年生にもわかるよう丁寧に話した。

その後、隠されている土地の神様の石造りの家を見るために大きな栗の木の裏へ行った。見終わると今度は子どもたちは空堀降りの体験をした。ロープは3年生が桑の木に結んだ。最初はロープを木にうまく掛けられなかった。ロープの端を投げて引っかけるのだが、うまくいかない原因を考え、長めにロープを投げなければいけないことに気づき、無事成功した。

空堀はこのところの雨で滑りやすかったが、齋じいの降り方を見本に全員降りることができた。空堀を抜けると畦道に出て、畑や田んぼを見ながら午後の活動場所である檜林に向かった。今回は林に着いた時点で12時20分を過ぎていたので、早速昼食タイムとなった。

午後の活動があるので40分の昼食となった。午後は久しぶりの「倒れるぞー」の活動を行った。齋じいが檜に斧とノコギリで切れ目を入れ、子どもたちがノコギリでその木を切る体験をした。

齋じいの「ひっぱれー」を合図に子どもたち、職員総出でロープを引っ張った。1回で倒れることはなく、何度か挑戦してようやく檜を倒すことができた。子どもたちは大きな木が倒れるのを見て大喜びだった。

齋じいはノコギリの使い方を説明し、子どもたちは倒した檜の枝を切り始めた。

ノコギリより別のことをして遊びたい子どもたちはシーソーや木登り、ターザンロープで遊んだ。意外にも3年生は高いところが苦手で、1年生が上手に滑車で滑り落ちるのを見ていた。終了の時間が思ったより早く来た感じがした。

子どもたちはもっと遊びたそうだったがノコギリなどの後片付けをし、変える準備を済ませて朝は通らなかった裏参道から元気にバスまで帰っていった。「楽しかった?」と聞くと「楽しい。また来たい。」と全員から大きな声が帰ってきた。

令和4年度8/19 福島県富岡町・ものつくりアートワークショップ「山小屋つくり」開催

令和4年8月19日(金)10:00-11:30
実施場所:住民福祉センター(富岡町社会福祉協議会) 小ホール
参加者:住民11名
富岡町社会福祉協議会職員/2名
講師:藤原久美子(美術・造形作家) / SOAT 高橋、佐藤
協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

自然物をふんだんに使って、山小屋の箱庭をつくりました。

創作は屋根の丸太貼りからスタート、早速みなさんの創意工夫にあふれ、屋根だけでも個性の光る作品に仕上がっていきます。

ご自分の自宅を模すかた、震災で津波にあった蔵を再現されるかた、住んでみたい別荘を作るかたなど、思い出や夢を描きながらみなさん思い思いの山小屋を創作しました。

〇アンケート結果から
・自由な発想での作業という点がよかった
・材料をきちんと準備していただいたので、すぐに組みたてられて自信につながったと思う。
・それぞれちがったパターンを見れて良かったです。など、