2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト11/5新田児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年11月5日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童15名(2、4、5年生) 職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
新田児童館の今年最後のワークショップである。今回の参加者は一言で言うと興味関心が旺盛で人の話を聞くというより自然と遊ぶことに熱中するタイプの子どもたちだった。バスから降りて歩き出す成り、ひっつき虫を採取して服に付け、コレクションを始める子どもやカエルを探す子ども、背の高いススキを引き抜いてそれを手に持って自慢げに歩く子どもなど、様々いた。

神社の石段では、いつものように階段を上って、探検準備を済ませると齋じいが神社の説明を始めた。過去にも参加したことのある子どもたちは手水舎が気になったり、別の社や大杉が気になってしょうがない子どももいた。

境内裏の林の探検ではヒノキの子どもとお母さんの大きさ対比の話に軽く触れて移動した。

細い農道を通って根添館跡に着くと、齋じいは「初めてここに来た子はおいで」と接し方を変えた。

齋じいはここであった昔の合戦の話を終えるとこの土地の神様の社を見に行った。その後の空堀下りでは怖がる子どもは一人もおらず、短時間で全員下へ降りた。

その後は田んぼの畦道を通り鎮守の杜まで歩いた。子どもたちは、手作りアスレチックを確認し、昼食に戻った。

昼食を食べ終えた子どもたちを森に行かせ、遊ばせた。全員が食べ終わった頃合いを見て、ノコギリやトンカチ、釘などを車から子どもたちに運んでもらい、活動を開始した。

齋じいの手伝いをする子ども、ノコギリや釘打ちの練習をする子ども、シーソーやブランコ、ターザンロープで遊ぶ子どもと、それぞれやりたいことをやった。

錆びてしかも曲がった5寸釘を抜くことに挑戦したひとりの子どもは、「無理だと思うよ」と大人に言われても集中力を切らすことなく挑戦した。その子の熱意に共感し、大人も知恵を出し、ついにその子が錆びた5寸釘を抜いた。やり遂げた満足感と自分ができたという自信がその子どもを輝かせた。

予定の時刻になり、活動は無事終了した。子どもたちは自然の中でやりたいことを目一杯楽しんだ。

もっとここにいたい、そんな言葉が子どもたちから出たのは満足した証拠だろう。帰りのバスでは私たちに手を振る子どもたちがたくさんいた。

令和4年度11/4 福島県大熊町・アートワークショップ「はじめての墨画」開催

令和4年11月4日(金)13:30-15:00
実施場所:大熊町住民福祉センター貸会議室
参加者:住民 4名
講師:一関恵美(墨画家)/SOAT

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動内容
昨年に続き2回目となる墨画ワークショップを開催しました。「去年も来たけど、楽しかったからまた来た!はじめてじゃないけどいい?」とおっしゃる方、「初めてだし、絵は苦手だけと誘われてきた」など、様々なきっかけで参加していただきました。

墨汁は使わず墨をすることからワークショップは始まります。墨の香りが会場に広がるとみなさん深呼吸をされていました。

「にじむ」「かすれる」など様々な墨の表情を感じ、「練習だけどこのまま飾ってもいいね」など、楽しみながら参加されていました。本番は色紙に描いていきます。椿や竹、それぞれにテーマを持って素敵な作品が出来上がりました。

ご参加くださりありがとうございました。

令和4年度11/4 福島県大熊町・アートワークショップ「お手伝いボランティア/干支の押絵つくり」開催

令和4年11月4日(金)10:00-12:00
実施場所:大熊町住民福祉センター貸会議室
参加者:住民 4名
講師:千田教子(パッチワーク・布小物作家)/SOAT

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動内容
今回は12月に開催する「干支の押絵作り」の事前準備を布作家の千田教子さんと実施しました。

パーツの切り抜きや袋詰め作業をお手伝いしていただきました。

「黙々と手を動かす時間が好き」という方、同じテーブルのかたと近況をお話しながら作業される方、それぞれ楽しみながら参加してくださいました。ありがとうございました。

2022 SOATのアートワークショップ/「ハーブで作る除菌マスクスプレー作り&リップクリーム作り」」

開催日時:2022年10月21日(金)11:00~15:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 積水ハウス ビエナ展示場
参加者:23名
講師:宍戸多恵子
サポート:SOAT

積水ハウス株式会社様の法人様を対象としたにハーブの「除菌スプレー作り&リップクリーム作り」を体験していただきました。

開催は、宍戸先生の精油の芳香成分が身体と心に働きかけるアロマセラピーの基礎知識のお話から始まり、精油を嗅ぐと人はリラックス、リフレッシュするという香りの薬理効果のお話。

その後、抗菌抗ウイルス効用があると言われている精油3種、ユーカリ・ラベンダー・ローズマリーを使って、自分だけのオリジナルな「マスクスプレー作り」と蜜蝋や治癒力の効果もある精油ラベンダー等を使用した「リップクリーム作り」を行いました。

ハーブの除菌マスクスプレー作りでは、出来上がったスプレー液をスプレーボトルに入れてマスクに吹きかけると素敵な香りが漂いました。
参加者からは、「初めての体験でした。ナチュラルな香りが良いです。」「市販のものと違いとてもナチュラルな香りが良い。」「スポイトで精油を量るのが難しかった。」などの感想をいただきました。

リップクリーム作りでは、「つけた感触が柔らかい。」「肌触りが良い」「しっとり柔らかい」などの感想をいただきました。

ご参加いただき、ありがとうございました。

令和4年度 10/28 PMいしのまき雄勝町・ものつくりアートワークショップ「オリジナルマイグラスつくり」開催

令和4年10月28日(金)13:30~16:00
実施場所:雄勝公民館
参加者:住民19名、石巻市社会福祉協議会職員2名
講師:後藤洋一(造形家)/SOAT

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

雄勝中央・熊沢・船越・水浜地区のみなさんとアートワークショップ「オリジナルマイグラスつくり」を開催しました。

サンドブラストグラスの説明・グラス選び・デザイン画選び・デザインカッターの使い方説明風景

デザインカッターを使い型どり風景

サンドブラスト体験

出来上がりです。

アンケート結果
・最後のすなを振りかけるのに待機時間があったけど、みなさんとの話をする機会が作れました
・とてもきれいに出来上がり良かった
・みなさんと一生懸命頑張って作った頑張って作った
・ちょっと難しかったがみなさんに手伝ってもらった
・はじめて参加した。色々な作家さんの手仕事を見てみたい
・世界に一つしかないものつくり、楽しかったです など

ご参加くださったみなさま、開催にあたりご尽力くださいました石巻市社協のみなさま、ありがとうございました。

以上

令和4年度 10/28 AM いしのまき雄勝町・ものつくりアートワークショップ「オリジナルマイグラスつくり」開催

令和4年10月28日(金)10:00~12:00
実施場所:石巻市立雄勝小中学校
参加者:住民12名、石巻市社会福祉協議会職員2名
講師:後藤洋一(造形家)/SOAT

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

大須・名振・立浜・小島地区のみなさんとアートワークショップ「オリジナルマイグラスつくり」を開催しました。

サンドブラストグラスの説明・グラス選び・デザイン画選び風景

デザインカッターの使い方説明・デザインカッターを使い型どり風景

サンドブラスト体験

出来上がりです。

アンケート結果
・職員のみなさま親切で助かりました。ありがとうございました。
・けっこう難しかったが、ものづくり色々やってみたいです
・このグラスを見るたびに今日の事を思い出します など

ご参加くださったみなさま、開催にあたりご尽力くださいました石巻市社協のみなさま、ありがとうございました。

以上

令和4年度 10/27 いしのまき雄勝町・ものつくりアートワークショップ「オリジナルマイグラスつくり」開催

令和4年10月27日(木)13:00~15:00
実施場所:明神集会所
参加者:住民14名、宮城県1名、石巻市社会福祉協議会職員3名
講師:後藤洋一(造形家)/SOAT

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

小島・明神・波板・大須地区のみなさん、地域で活躍する支援員の皆さんとアートワークショップ「オリジナルマイグラスつくり」を開催しました。

サンドブラストグラスの説明・グラス選び・デザイン画選び風景

デザインカッターの使い方説明・デザインカッターを使い型どり風景

サンドブラスト体験

出来上がりです。

アンケート結果
・いろいろやったことが無いので、いろんなワークショップに参加したいです
・知らないことを知れるのが楽しいです
・孫たちにも参加させたいと思いました
・自分で作ったコップを見て感激
・どの作業も初めてで心豊かになります。今後ともよろしくお願いします など

ご参加くださったみなさま、開催にあたりご尽力くださいました石巻市社協のみなさま、ありがとうございました。

以上

令和4年度10/21 福島県富岡町・アートワークショップ「思い出昭和館/出張美術館」開催

令和4年10月21日(金)13:30-15:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会
参加者:住民 4名、富岡町社協職員名
講師:小野寺純一/SOAT

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動内容
今回は画家の小野寺純一氏の絵画の展示と、同氏によるお話会を開催しました。

地震による津波で喪失した「ロウソク岩」の絵を小野寺先生が過去の資料をもとに絵画にしてお持ちくださいました。他にも滝桜や相馬野馬追など福島県にまつわる作品が展示され、会が始まる前から賑やかにお話しが弾み、絵画の鑑賞を通して、コミュニケーションを図ることが出来ました。

「鑑賞後は小野寺先生がストリーテラーとなり、昔懐かしい昭和のあれこれをテーマにお話会を開催しました。参加者を会話をしながら会は進み、最後はハーモニカの伴奏で合唱をしました。みなさん、楽しい時間を一緒に過ごして下さりありがとうございました。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト10/19新田児童館訪問「ひみつの部屋を作ろう!」4回目

10月19日(水)14:00~16:00
開催場所:西田公園
参加者:新田児童館児童(2~5年生)30名 職員2名
講師・サポート:SOAT3名

活動内容詳細:
秋晴れとはいっても風もあり気温の低い中で、4回目の「秘密の部屋を作ろう」ワークショップを行った。
今日が「ひみつの部屋をつくろう」最終回ということで、児童館側が希望者の学年制限を外した。

今回も秘密の部屋のテーマは水族館。といってもそこは想像力の世界で、こんな魚や生き物がいたらいいな、という自由発想。今回集まった子どもたちは自由が行き過ぎて怪獣やどうみても人間の顔を描く子どももいた。

SOATの活動ではそういう子どもも止めさせない。「これはダメ、魚を描きなさい。」とは注意しないで子どもの発想が出ることを待つ。描けなくて困っている子どもにはもちろんヒントを出す。

子どもたちが自由に絵を描いていると、ある男子が突然テントの内側の右壁から左壁へスズランテープを長く伸ばして貼ってしまった。そしてそこに魚ではない何かを描いた。「スズランテープ貼るなんてすごいね」と言うと右の魚の話が左の魚に聞こえるようにしたかったとのことだった。全く自由な発想がなければこのような行動は起こせないはずなので、素晴らしいと思った。

絵の上手下手ではなく、楽しみ、発想し、考え、さらに発想することの楽しさを子どもたちが味わえれば大成功のワークショップだが、今回も子どもたちは発想豊かに楽しむことができたようだ。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト10/17成田小学校児童クラブ訪問「パタパタモビールを作ろう」

10月17日(月)14:30~16:00
参加者:成田小学校児童クラブ児童12名(2年生) 職員2名
実施場所:成田小学校2階教室
講師・サポート/SOAT 3名

活動内容詳細:
SOAT講師が大きなパタパタモビールの模型を使用して作り方の説明を行った。このワークショップのため7月12日に児童クラブ職員は作り方の研修会を行った。その上で事前準備作業を児童と職員で行う活動と連携したものが今回のワークショップだった。

児童クラブではこの日のために職員と児童が一緒に厚紙の羽パーツのカット、紐3本のカット、ストローのカットなど、30名分を用意した。

SOAT講師が作り方の順番を追って説明し、子どもたちもその手順に従って作っていった。

紐の結び方が苦手な子どももいたが全員パタパタモビールを失敗することなく完成させた。子どもたちは完成するなり楽しそうにパタパタと鳥の羽を動かして遊び始めた。

完成した鳥は真っ白なままなので、そこに模様などを自由に描いた。絵が苦手な子供用にカットしたシールなどもテーブルに用意しておいた。それらは絵が苦手ではない子どもたちの想像力にも刺激を与えたようだった。

時間内に絵が完成しない子どももいたが、児童クラブに戻って続きをやることにして訪問ワークショップは予定通り活動終了となった。

子どもたちは未完成の鳥の羽を楽しそうにパタパタさせながら教室を後にした。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト10/15榴岡児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年10月15日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童19名(1・3年生)、職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
今回は、初めて参加する児童が多かった。秋晴れの下、子どもたちは元気にバスを降りてきた。

早速、齋じいの待つ石段の上まで草ぼうぼうの畦道を歩いた。途中でイナゴやカエルを捕まえたり、植物に興味のある子もいた。薄紫や白い野菊を見つけては「きれい。ほしい。」と言っては立ち止まっていた。男女ともに自然を楽しむ様子がありありと伝わってきた。

子どもたちは全員神社の石段を上る前に池にいる鯉を見つけたり、オタマジャクシを探したりした。今回の子どもたちも元気に石段を上って齋じいに挨拶。全員が上り終えると社務所と神楽殿グループに分かれ、探検の準備を始めた。

トイレを済ませ、軍手にタオル、虫よけスプレーをして齋じいのところに集まった。齋じいはいつもの通り、子どもたちに坪沼の神様の話をして、神社の神様に挨拶して、バクの彫り物の説明をしながら神社裏の森へと移動した。

湿って薄暗い森の中は怖いという子がいたが友達に勇気づけられ歩くことができた。森から出ると根添城跡まで畑の脇を歩き、途中で電気柵の危険性について聞いた。危ないと言われると触りたがる子どもが必ずいるが、今回も何人かいた。

根添城館跡では大昔の天皇と坪沼の住民の戦いの話などを齋じいから聞いた。その後、空堀下りに全員挑戦した。

いつもは全員ロープをつかんで降りるが、今回はロープなしで降りたいという希望が出たので、一部の子どもたちは別の場所から空堀に降りた。

その後、稲刈りの済んだ田んぼの脇を通り、ヒノキ林を見て、昼食をとった。

食後は畑に行き、サツマイモ掘りを行った。
畑の土は軟らかい部分と固い部分があり、手で掘るのが大変だった。土の中で芋がまっすぐなのか、曲がっているのか慎重に指先で確かめるように掘り進んだ。「あっ、これでかい!」とうれしそうにどの子どもも芋掘りを楽しんだ。

掘った芋はかなりの量になった。買い物袋一杯の芋を手にそれぞれ駐車場まで運んだ。その後は30分ほど森で色々好きな活動を行った。

ターザンロープや一本橋渡りに熱中する子どもや齋じいの手伝いでヒノキの丸太を切ったり、太く長い5寸釘打ちを体験したい子どもなど、いろいろいた。

子どもたちはノコギリやトンカチなどの後片付けて活動を終了した。

着替え、トイレなどを済ませると境内に集合し、齋じいに挨拶し裏参道を下ってバスに向かった。

楽しかった、面白かったからまた来たい、そういう声がこちらから訪ねなくても聞こえてきた。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト10/11榴岡児童館訪問「榴岡公園探検ワークショップ」2回目

10月11日(火)10:00~15:00
参加者:榴岡児童館児童 午前の部児童8名 職員2名 午後の部児童8名 職員2名
講師:齋正弘、サポート:SOAT3名

活動内容詳細:
午前、午後に1、3年生を対象に活動を2回実施した。

齋じいは榴岡公園まで街探検を行いながら公園を目指した。街探検では路面にあるいろいろな蓋について、参加した子どもたちに疑問を投げかけた。

「この蓋なんだと思う?汚水と描いてあるが、おすいってなんだかわかるか。」「汚という字は汚いって意味だけど、汚い水ってなんだ?」すると男子が「泥の水」と答えた。齋じいは「ここはトイレの水が流れているので、蓋を開けたら大変なことになる。」と言った。

汚水の蓋を子どもたちは歩きながらたくさん見つけた。GASと表示された蓋や「ソフト」と書かれた蓋などがあった。「ここの蓋を開けたらソフトクリームが出てくるといいな。」低学年生らしい夢のある話だ。実際はソフト弁の略で水道管の仕切弁のことだと齋じいは教えることはなかった。

榴岡公園に着くと早速、大人に見つからないように生け垣の隙間を歩いたり、木登りや公園が何の跡地だったか、などの説明をしながら歩いた。

野外ステージを見つけた子どもたちは「歌いたい」「踊りたい」と、午後に参加した子どもたちはステージに上がってパフォーマンスを披露してくれた。

ステージを後に、道なき道を歩き、噴水に出た。齋じいは葉っぱを浮かべて舟に見立てた。子どもたちは笹の葉を見つけてきて笹舟を作り噴水の水辺に浮かべて遊んだ。

児童館に帰る途中、石垣の上に続いているツツジの植栽の隙間を歩いた。斜面になっていたのとジョロウグモの巣があちらこちらに張っていたことで思うようには歩けなかった。ジョロウグモの雌は小さな雄を食べる、という恐ろしい話も齋じいから聞いていたので怖さが倍増したかもしれない。

やっとの思いで斜面を降りると歩き慣れた舗装道路を歩いて榴岡天満宮へ向かった。子どもたちは天満宮脇の細い空間を歩き、壁のような段差を乗り越え、広い駐車場に出た。

そこから児童館までは子どもたちがよく知っている道だった。

児童館に着くと齋じいに挨拶をして活動は終了となった。

身近な公園や街でも普段気づいていない、あるいはやったことのない経験や発見に驚いたり感激したりすることができ、とても楽しい日となった。