開催日時:2024年6月1日(土)10:00~15:30
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童14名(2、3、4年生)職員5名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
虎尾裕(宮城教育大学名誉教授)
サポート:SOAT2名
活動内容詳細:
バスが到着すると探検ワークショップをわくわくして待っていたのが顔の表情からわかった。
今回の子どもたちの中には虫好きが結構いて、途中の草についている虫を探しながら歩いた。アザミの花にいたハナムグリを捕まえて渡したところ数人の子どもが「虫が動いた」といって喜んでいた。
草むらを歩きながら変な匂いがする、という女子もいた。このように自然に親しむ子どもの様子を見るのは久しぶりだった。
以前もワークショップに参加したことのある子どもが100段以上ある神社の石段を見て地獄の階段だ、と叫んだ。かなりテンションが上がったようだった。一気に上まで登ると社務所で探検の準備をして齋じいの待つ境内に集まった。
齋じいはいつものように話を始めたが、子どもたちは真剣に話を聞いていた。
鎮守の森に入ると齋じいは突然しゃがみ込んだ。子どもたちもしゃがむと「いいか。イノシシにはこういうふうに森が見えているんだ。」と説明した。視点の高さが違うだけで見える世界が違うということを子どもたちは体験したようだ。
鎮守の森を抜け、サツマイモを植えた畑を通って根添城跡の説明、空堀下りを行った。桑の大木にロープを結び、ぬるりとした急坂を子どもたちは慎重に下りていった。今回は小雨が降っていたため、田んぼの方には抜けずに空堀の別の所から上がって戻った。
昼食後は雨もほとんど上がり、活動のメインは齋じいは櫓や一本橋、シーソーの修理、トラちゃんは檜の小枝で工作に子どもたちは自然と別れた。
ブランコやターザンロープでの遊びの方が面白いと感じた子どもたちはそういう遊びに熱中した。齋じいのノコギリの説明を子どもたちは真剣に聞いてから作業を始めた。
朽ちかけた一本橋の切断や左右のバランスが悪いシーソーの修理、さびた五寸釘を抜くなど、子どもたちはヘトヘトになりながらも楽しそうに取り組んだ。
活動終了予後着替えなどを済ませ、子どもたちは齋じいに挨拶を済ませると「楽しかった」「また来たい」など友達と話しながら古参道を歩き元気にバスまで帰って行った。
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