開催日時:2024年5月11日(土)10:00~15:30
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童11名(3、4、5年生)職員5名
講 師 :齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
虎尾裕(宮城教育大学名誉教授)
サポート:SOAT3名
活動内容詳細:
今年第1回目の坪沼八幡神社探検ワークショップを実施した。
初めて参加という子どもはほとんどいなかったためか目的の神社の石段まで周りに気を取られることなくスピーディに歩いた。
午前中は齋じいから坪沼八幡神社の話を聞き、裏手の森探検を行った。多くの児童が齋じいの話に耳を傾けていたのはよかった。
その後畑に行き、サツマイモの苗植え(80本)を行った。農家の佐藤さんが苗(茎)の植え方を説明し、子どもたちはそれに従い竹の棒を地面に刺して開いた穴に茎を入れていった。畑の土は歩くと土ぼこりが立つほど乾燥していたが子どもたちは素手で畑の土の感触を楽しんだ。
植え付け作業が終わると子どもたちは根添城跡に移動し地元の神様と八幡神社の話を聞いてから空堀下りに挑戦した。ロープを桑の木に縛る姿を見て成長ぶりを感じた。
空堀を下りる様子も4、5年生には余裕を感じた。空堀を歩いているとガサガサという音を聞いた男子がイノシシがいたと興奮して話してくれた。おそらく音の正体は私も出会ったキジだろうと思ったが言わないでおいた。山を下りると、水を張ったばかりの田んぼが見えた。
畦道を歩きトトロの道に着くと子どもたちは楽しそうに藪の斜面を這い上がった。この日は暑かったので木陰で水分補給して社務所にお昼を食べに向かった。
午後は齋じいが事前に切ってあった檜の枝切りの声がけをした。子どもたちはノコギリで切り方を工夫しながら太い枝に挑戦した。
虎ちゃん(虎尾先生)は切った枝などを使って創作を指導した。ノミの使い方を教えてもらった子どもたちは小枝の皮むきに挑戦したり、穴を開けた部分にひもを通したり、ぐるぐる巻いたりしてオリジナル作品作りに挑戦した。
そのほかの子どもたちは自分がやりたい遊びを見つけて遊んだ。ターザンロープではターザンのごとく大声を張り上げながら遊ぶ子どもたち。シーソーで遊ぶ子どもやブランコで遊ぶ子ども、青だけを切って釣り竿作りを始める子どもなど、やりたいことを自分で考えて遊んだ。
はしごが作りたいと思った子どもはどうやったら作れるか、SOAT職員からヒントをもらいながら作り始めた。
社務所に戻った子どもたちは手際よく帰りの支度を済ませ齋じいの待つ境内へと向かった。齋じいが「今日は楽しかったね。」と挨拶し、子どもたちは旧参道からマイクロバスの待つ場所まで移動した。
子どもたちは体力があるようで最後まで元気だった。
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