開催日時:2022年9月17日(土)10:00~15:30
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館児童19名(1,2,3,5年生)職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名
活動内容詳細:
交通渋滞のため活動開始時刻が20分遅れで始まった。1年生がほぼ半数。バスから降りた1年生の印象は気弱な感じだった。それでも緑の畦道や黄色く色づいた稲穂を見て元気が出たようで、草の生い茂る道を楽しそうに歩き、神社の石段に到着した。途中の畦道では高学年の子どもたちがバッタやカエル、トンボなどを見つけ捕まえて喜んでいた。
茶色い鳥居の前で記念撮影をしてから齋じい目指して石段を上った。登り切ると子どもたちは神楽殿グループと社務所グループに分かれ、探検の準備をして齋じいが待つ神社に集合した。
齋じいは毎回同じ説明をする。坪沼八幡神社のこと、バクの彫り物のこと、鎮守の杜の檜のことなどについてである。
齋じいは檜の赤ちゃん苗と大きな檜を示して子どもたちの母親の年齢になぞらえながら比較説明した。子どもたちは木と人間の比較に疑問を持つことはなく、素直に驚いた。
その後、SOATのサツマイモ畑と大根の生育状況をチラリと観察し、根添状跡地に向かった。サツマイモを見て児童館にもあることを思い出した子どもたちもいた。
昔の根添城はどうなっていたか、齋じいは説明看板のところに子どもたちを集め、大昔の人たちの戦いについて話した。土地の神様を特別に見た子どもたちは空堀を降りる体験をした。
ロープを木に結び、大昔の子どもたちが掘ったという空堀を齋じいの手本通り全員が降りた。
朝、バスから降りたときは小心さが気になった1年生だが、降りるのをためらうこともなく、無事全員降りることができた。
今回は活動開始時刻が遅れたこともあり、近道をして神社に戻り、昼食とした。
昼食後は檜林に行き、前回作りかけの小屋の完成と新たな三角形の大きな木枠作りに挑戦した。
小屋作りでは竹を切り、その枝葉を利用して小屋の隙間を埋めた。三角形のほうは以前切り倒した木を齋じいが指示した部分で切る作業とその木を三角形に組み、5寸釘で固定する作業を行った。
木の切断と釘打ちはすべて子どもたちがのこぎりと金槌で行った。重い木材は子どもたちが協力して抱えながら運んだ。
一方ではシーソーやターザンロープ、綱登りをして遊ぶ子どももいた。綱登りに興味を示す子どもは少ないのだが、今回は裸足になって挑戦する女子がいた。やる気満々。ロープを結んでいる一番上の枝にタッチすることに成功した子どももいた。
腕と足、両方の力をうまく使って登り切った。やってみたいという意欲があれば子どもたちは工夫する、すごい存在だと思った。
帰りのバスでは子どもたちがたくさん手を振ってくれた。その様子から、いかに楽しく満足のいく体験ができたのかがわかった。
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