被災地の復興支援として立ち上げたSOATの「SAVE THE ART ACT~ にじいろぱれっと~」プロジェクトに、このたび山形県の3つの高校から善意の画材が届きました。当会のこの支援活動を山形新聞の記事でご覧になった鶴岡南 高校・美術部の先生と学生の皆さんが、周囲の鶴岡北高校、鶴岡中央高校に呼びかけて集めてくださったものです。お届けも鶴岡南高校の先生自ら遠路はるばる 仙台まで車で運んでくださいました。
石巻のある中学校では、他の復興支援事業への費用が優先されており、今年度の美術教材費の予算が全くつかない状況です。 そのため全校生徒分の画用紙・絵の具セット等が準備できず、美術の授業では残っている前年度分の四つ切画用紙を4等分して使用するなどの苦肉の策が続いて いるとのことです。関係機関や大手画材メーカーから東北への画材支援は実施されているものの、現実には必要とされているところへなかなか画材が届かない状 況が続いているようです。
SOATでは被災地の美術教材支援として鶴岡南高校・鶴岡北高校、鶴岡中央高校の3校から寄せられた画材(アクリル絵の具、筆、筆洗バケツ、画用紙、油絵の具、スケッチブック等)、大小合わせて段ボール箱・計11箱を8/31、石巻の中学校へ無事、お届けしてきました。
現地では校長先生をはじめ担当の美術教諭、学生の皆さんのお出迎えを受け、大変喜んでいただきました。
今後も多くの方々から寄せられたあたたかな気持ちをSOATは被災地へ直接お届けし、現地の状況や願いを生きた情報として皆様にお知らせしたいと考えております。
お忙しいところ画材を集めてくださった鶴岡南高校・鶴岡北高校・鶴岡中央高校の先生方および学生の皆様、本当にありがとうござました。
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