開催日時:2021年12月11日(土)10:00~15:30
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童10名(5年生、4年生、2年生)、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、髙橋)
活動内容詳細:
今回は榴岡児童館最後のワークショップだった。12月も2週目となり、寒さ+新型コロナのことを保護者が考慮してか、参加者が10名と、今年最少人数と者となった。気温も冬とは思えないほど暖かく晴天無風だった。学年に幅はあったが意欲的な子どもたちだった。
神社の石段に向かう途中、草ぼうぼうの畦道で黒い塊を発見した。イノシシの糞だった。「珍しいものがあったぞ!」と声を上げると子どもたちが集まってきた。「これなんだと思う?」「うんち!」当たりだったが本当にわかったのか確認。やはり適当に答えたものだった。「これはイノシシのうんちだよ。」そう言うと子どもたちがのぞき込んだ。踏まないように気をつけさせ、先に進むと今度はイノシシの足跡が見つかった。足跡の特徴を説明しながら石段まで歩いて行った。
「あ~階段だ。久しぶり。」そう言いながら登り始める子どもがいた。段差が大きいので1年生で参加したときはけっこう大変だったと懐かしがっていた。苦労した経験は小学生でも懐かしいと思うのだとわかった。
階段の途中で齋じいが待っていた。先頭を登っていた子どもたちに脇道へ行くよう促した。石段をてっぺんまで登らず脇から社務所に行くのは初めてだった。今回は全員が社務所で探検の準備をした。
齋じいはいつものように神様の説明と挨拶を済ませると、昔の大人が彫ったゾウの解説を行って鎮守の杜へ入っていった。鎮守の杜を抜け、畑の中を通り、いつもの添城跡地についた。
興味のある子どもたちは齋じいの周りに集まり、坪沼八幡神社が京都から来た話や、地元の神様についての説明を聞いた。空堀下りでは桑の木にロープを結ばせ、齋じいを先頭にみんな崖を降りた。土が湿り、ヌルヌルと滑ったが、子どもたちは元気に挑戦できた。掘りの中を歩いていくといつの間にか田んぼに出た。子どもたちはそこからトトロの道に行き、墓跡を見学した。
昼食後はヒノキの林で解体中の丸太材を切ったり、釘を打ったりして新しい見張り台つくりに挑戦した。木登りやターザンロープが好きな子どもはそれぞれ興味のある遊びに夢中になった。シーソーで遊ぶ子もいた。製作途中の見張り台にアオキや竹笹、ムラサキシキブを見つけてきて飾り始める男子もいた。
ノコギリにしても釘抜きにしても、参加者がいつもの半分なので、やりたいことを順番を待たずに自由にできたのはよかった。弓矢を作ってほしいと言われ作ってやると、子どもたちは狩人に変身。齋じいが的を作ったので子どもたちの野心に火が付いた。流鏑馬のように矢を打つ子どももいた。打ち方のルールを子どもたちで決めて遊んだり、遊び方に進化が見えて面白かった。
あっという間に活動終了時刻となり、子どもたちは冷えた体をホットドリンクで温め、齋じいの待つ境内へと向かった。挨拶を済ませると弓矢グループは背中の弓を自慢げにバスまで帰っていった。
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