8月3日(火)10:00~11:30
参加者:新田児童館児童 児童39名、職員3名
講師:齋正弘、サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)
活動内容詳細:
朝から熱中症の警戒情報が出る中、新田小学校の校庭で砂場ワークショップを行った。集まったのは1年生から4年生までだった。コロナ感染対策として30名を基準としていたが若干多い参加数だった。
熱中症対策として子どもたちでテントを建てるところからスタートした。先輩たちがテントを設置し、1,2年生がその様子を見ているというものだった。テントが完成すると、いつものように砂場に大きな穴を掘り始めた。3,4年生は協力関係ができているのか、砂場の中央に集まりスコップで穴を掘り出した。1,2年生はその外側でシャベルで掘り始めた。小さいが深い穴、浅いが広い穴、思い思いに穴を掘り出した。
「なんかある。石だ!」そう言ってその石を私に見せてくれた。「これは石英の周りに茶色い色がついている。珍しい石かもしれない。」そう話すと、その話を聞きながら穴掘りしていた子どもたちが掘るスピードを上げだした。あちらでもこちらでも「あった。」と夢中になって砂を掘った。先輩が面白そうにスコップで深い穴を掘っているのを見て「大きいの使いたい。」と何度も言う子どももいた。その気持ちはわかったがそれを許すと大変なことになり大変なことになると予想がついたので3,4年生だけというルールを話すとあっさりと理解してくれた。
暑さにめげずたくさん掘ったので、掘り出された砂が大きな山となった。齋じいが頂上から水を流すというと、子どもたちは水の流れる水路を山に作り出した。流れた水を溜める池も作った。砂場のあちらこちらに水を流すための山や池が次々できた。水を流すトンネルを掘った子どももいた。
山や池の穴が完成すると子どもたちはバケツやじょうろを手に校舎脇の水場まで走り出した。「大盛り、普通盛り、少し」バケツに入れる水の量を自分で決めさせ、ホースで水を入れてやった。「大盛りでお願いします。」「重いよ。大丈夫?」「大丈夫。頑張れる。」そう言って急ぎ足で砂場に戻った。「少し」を選択した子は一人だけ。しかも1度だけだった。「大盛りよりいっぱいください。」「じゃあ、特盛りだな。」ホースの水がバケツの中でぐるぐる回った。「トルネード!」と言って子どもは喜んだ。
今回の砂場ワークショップでは掘る行為を楽しむだけではなく、山に水路を作ったり、トンネルを掘ったり、池を作ったりと造形的な遊びも楽しむことができた。変幻自在の砂という物質の特長を生かした活動ができたのはよかった。
最後は、いつものように片付けて終了した。
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