児童館プロジェクト 平成27年度以降

7/17 成田東小学校児童クラブ / 坪沼自然体験ワークショップ開催

開催日時:2021年7月17日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:成田東小学校児童クラブ 児童20名(1~5年生)、職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、高橋、森)

活動内容詳細:
10時前には30度を超えた。成田東小児童クラブはまだ砂場ワークショップを行っていないので、今回が初めてのワークショップ参加である。

バスから元気に降りてきた子どもたちが「成田よりもこっちは暑いね。」と言った。違うところへ来たという、子どもなりの旅行感が口をついて出たのだろう。水分補給と体調管理に十分配慮して活動を行った。

バスから元気に飛び出した子どもたちは早速、神社の石段を目指し畦道を元気に歩き出した。アスファルトの道と違って照り返しの暑さがないのでその分楽だった。途中でギブアップする子どもが出るかと思ったが元気に100段を上りきった。

荷物を社務所に置くと齋じいの周りに集まった。いつものように神様の話を始めたが、齋じいの話は集中しないと理解できないので、落ち着きのない子どもたちには難しい話だった。ちょろちょろと動き回る子どももいたが、齋じいはそういう子どももいるだろう、と気にも留めず話を続けた。これが学校教育と違うところかもしれない。学校なら「○○くん、先生の話を聞きなさい。」と注意される。SOATのアートワークショップはそこが違う。気づくよう促しはしても注意はしない。

齋じいは一通り説明を終えると裏の林に入っていった。林の探検が終わると、そこから坪沼農園へ向かい、サツマイモや枝豆の生長を確認し、さらに根添城跡地に向かった。

館跡の説明を齋じいが始めたが、しっかり話を聞いたのは高学年が中心だった。やはり学年が進むと人の話を聞くようになるものだと感じた。館跡の空堀の説明まで終わるといよいよ空堀下りだ。

「この木にロープを結んで」とロープを渡すと木登り上手の高学年男子が桑の木に登りはじめた。これまでのワークショップでこの木に登った子どもはいない。その雄姿を見たからかどうかはわからないが、1年生も皆勇気を持って空堀を下りに挑戦した。鎮守の杜に行く途中で昔のお墓を見て、ちょっとした崖を藪漕ぎし、田畑の畦を歩いて目的地に到着した。

鎮守の杜ではアスレチックで遊び、昼食は外で3密を避けながら食べた。境内の昼食場所は日陰で風もあり涼しささえ感じた。

午後からは釘打ちや檜をのこぎりで切る活動をしたり、木登り、ターザンロープやシーソーで遊んだりと普段できない、いろいろな遊びを楽しんだ。子どもたちは自然の中で体を十分動かし、一緒に木を切ったり、アイデアを出し合ったり、たくさんの楽しい体験をすることができたようだ。

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