児童館プロジェクト 平成27年度以降

9/4 成田小学校児童クラブ 訪問「ゴム動力のおもちゃづくり」

9月4日(金)14:30~16:30「ゴム動力のおもちゃ作り」実施
参加者:成田小児童クラブ 児童50名(1年20名、2年11名、3年13名、4年6名)、職員10名
指導:佐藤、藤原 サポート:SOAT渡邊
活動内容詳細:
 予定の開始時刻にはほとんどの児童が集合した。広いが1部屋での活動だったため、コロナウイルス対策で1年生のグループと2~4年生のグループを背中合わせに座らせた。各グループも対面は避け、同じ方向を向くことと1つのテーブルに可能な限り2人掛けとした。検温、マスクの着用、手指の消毒を済ませてからの活動とした。
 1年生はおもちゃの動力部分を簡略化し、容器(本体)の装飾と動かして遊ぶことを目的とした。2年生以上の児童は動力部分の作成、装飾、遊びの3つを目的とした。当初の予定では1年生の飾り付けと2年生以上の動力部分作成、装飾を共に40分に設定したが、2つのことを行うのに時間が不足した児童もいた。

 装飾部分を担当した藤原はどのような模様にするか、イメージさせてから色紙やテープ、シール類を取りに来るよう指示。そのため、物取りに一斉に集まって混雑するということが避けられた。また、児童クラブの職員をテーブルごとに固定したことで、子どもの質問や困っている子どもに的確なアドバイスを与えることが可能となった。1年生に40分という長時間、集中させることにも成功した。

 一方、動力作成の場面では当然、説明が多く、しっかり聞き取らないといけないわけだが、聞き逃したところは子ども同士、聞きあったり、相談したりして完成さていた。ゴム動力部分に力を伝える役割の糸がゴムに絡まるアクシデントが多数発生したが、それほど慌てることもなく子供たち自身で解決していた。

 遊びに関しては、作成に使用した長机をコースに見立てて行った。これは児童クラブのアイディアだったが、床で行うよりもやりやすかったのか、子供たちは熱中して遊ぶことが出来た。コースの仕切りを机から落ちない方法として上手く活用できたのがよかった。

 遊び方を決めずに自由遊びとしたが、友達に声をかけて2~3人のグループで競争が始まった。結構長い距離走らせた子どもや走ったと思ったら突然バックして走るおもちゃなど、いろいろな走り方をするおもちゃがあった。飾り付けも女子が作るチョウチョ型おもちゃや男子が作るスポーツカー、ミサイル型やうんち型まであった。子供たちが思い描いた世界観が自由に1台1台のおもちゃに表現されていて、見るだけでも楽しかった。もちろん作った子供たちも大満足だったようで、迎えに来た母親に外で自作のおもちゃが走るのを見せていた。

 今回の動くおもちゃ作りでは児童クラブの職員さんが上手に褒めながら子供たちが飽きることなく飾り作りに集中させたということもよかった。1年生は特に自分の思いと現実のギャップに作ることを諦めやすい。そこを支えたことでその後の遊びも充実したと思う。用意されたビニール袋に大事そうに持ち帰る子どもの姿が印象的だった。

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