児童館プロジェクト 平成27年度以降

2019年坪沼八幡神社自然探検WS/12月7日 榴岡児童館

開催日時:2019年12月7日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童21名(1年生、4年生)、職員4名
講  師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容詳細:
今年度最後となる坪沼での活動にやってきたのは榴岡児童館の子ども達だ。本来は11月で終了の予定だったが、台風で延期になったぶんが今回になった。
バスから降り、いつものようにみんなで並んで歩いて神社へ向かう。息が白くなる気温で、「寒いね~」と声を掛けると、「寒くないよ!」「逆に、歩いてたら暑くなってきた!」と子ども達は寒がる様子も無く朝から元気いっぱい。まさに子どもは風の子だ。
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長い石段を登りきって神社に到着したら、荷物を置いて身支度を整え、神社の神様へきちんと挨拶をし、さっそく齋じいと探検へ出発した。神社の裏の林を抜けて、電気柵に気を付けながら畑の脇を通り、根添館の舘跡へ進んでいく。途中、道路に出た所で車が1台近付いてきた時、いち早く車に気付いた4年生が「車来てる!危ないから端に寄って!」と1年生をサポートする場面があった。今まで職員やスタッフが掛けていた言葉だったが、何度も参加している4年生はいつの間にか頼もしく成長していたようだ。
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舘跡脇の深い空堀下りでは、上でロープを押さえる係を交代しながら、ロープを伝って順番で堀を下っていった。齋じいの遊び心で、登りはいつもと違う道を選び、一見通れないような草木をかき分けて道を作りながら進んだ。まるで本当の「トトロの道」のようだった。
その後はヒノキ林で木登りやブランコなどそれぞれにやりたい遊びを楽しんだ。4年生男子は齋じいにナイフの使い方を教わり、黙々と棒の先を尖らせることに熱中していた。
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午後は寒い時期ならではの体験、火おこしを行った。乾いた木の枝や葉っぱをたくさん集めて台車に乗せ、みんなで協力してそれらを収穫の終わった畑に運ぶ。
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枝を立て掛け合わせるように組んでいき、一人ずつ火のついたマッチを渡され、恐る恐る焚き木に火を置いていく。
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少しづつ燃え広がり、火はあっという間に子ども達の背丈ほどの高さになった。飽きることなく燃える様子を眺め、皆で暖を取った。火が弱くなると子ども達は「もっと木持ってくる!!」と、さっき覚えた燃焼に適した枝や葉っぱをまたたくさん拾ってきて、火を絶やさないようにと、くべていた。最後はバケツに汲んだ水を掛けて、しっかり鎮火して終了。
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今回で参加が最後になるという4年生は、名残惜しそうにしながらも「最後に参加できて良かった!」と言ってくれた。本当にこの活動を楽しみにしてくれていたようだ。学校でも児童館でも出来ない体験を通して、子どもはもちろん大人も学ぶ事が多くあったように思う。この経験がこれからどのように活かされていくのか、大変楽しみである。
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