開催日時:2019年11月2日(土)10:00~15:00
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童34名(1年生8名、2年生6名、3年生12名、4年生6名、5年生2名)、職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)、宮城教育大学生2名
活動内容詳細:
バスのドアが開くと同時に、「あっ、わたなべさんだ」と声が聞こえてきた。何度か参加している子どもなのだろうが、その弾んだ声にこれから始まる探検ワークショップへの期待が伝わってきた。バスから降りて歩道に並ぶのも慣れた感じで「前に進んで」などと声を掛ける必要がなかった。
田んぼの脇を歩いてくと児童館の半沢さんがヤマカカシの死体を発見した。そこでヤマカカシについての知識を子どもたちは興味津々に教わった。やもちろん気持ち悪がる女子もいたが、話はしっかりと聞いていたようだ。背中の模様の説明や毒があること、そして牙は口の奥にあることなど。しっぽがどこからかという質問には「わかった。頭から下が全部しっぽだ」とか、「このへんから?」といった答えまであった。神社の階段までまだ距離があったが、素晴らしい道草から本日の探検は始まった。
工事中の石段をせっせと1列になって歩いたが、「きつい」「まだまだだ」などと弱音を吐く子どもが一人もいなかった。石段を上がり終え、荷物をブルーシートに置くと、齋じいのお話がスタートした。境内で勝手に遊んでいた子どもたちがいつの間にか齋じいの周りに集まりだした。神様に挨拶をして神社の裏山を歩き、根添舘の堀下りを行った。
堀下りではこれまでの雨の影響で山土がいつも以上にヌルヌルしていた。1、2年生はおそるおそるロープをしっかり持って降りていった。半歩ずつ時間をかけて降りる子や「きゃー」といって怖いのか楽しいのかわからない女子がいたり、上級生としてかっこつけてさっさと降りる男子など、様々だった。嬉しいのは1年生が友だち同士励ましの言葉を掛け合いながら頑張って降りたことである。
その後、森に移動して遊んだ。2階建てのお手製アスレチックに3階部分を作ろうと頑張る高学年男子がいたり、ターザンロープにはまる女子がいたり、一歩橋の丸太を一人で渡りきろうと何度も挑戦する子どもたちがいた。遊びはいい。本気になって頑張る姿があちらこちらでたくさん見ることができるからだ。
午後の大根抜きでは1年生が怖い顔をして真剣に大根と格闘した。大根は大きくて、なかなか抜けてくれないのだった。全員が収穫し、「重い、重い」と言いながら嬉しそうに自分の収穫に満足していた。帰りは重い大根を大事に抱えてバスへと向かった。今日は大満足の一日だったに違いない。
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