開催日時:2019年5月28日(火)14:00~15:30
場 所:成田三丁目第1公園
参 加 者:成田小学校児童クラブ 児童41名、職員7名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 4名(藤原、渡邊、坂下、佐藤)
活動内容詳細:
児童館・児童クラブを訪問して行う今年最初の砂場ワークショップ。学校近くの公園の砂場を富谷市から借りて活動を行った。
公園のすぐ近くに熊が出没したというニュースを聞き、今回の活動は「熊を捕まえるための落とし穴を作る」という事になった。熊はどれくらいの大きさか。まずは熊が入る大きさの線を丸く砂の上に引く。子どもたちは相談し始めた。「えー、こんなに大きく掘るの?」「熊だからこのくらい大きくないと!」熊を見たことがあるという子もいたが、頭の中の熊のイメージや自分の体の大きさを考えながら、穴の大きさを決めた。
「掘っていいよ」と言うとスコップやシャベルを手に持った子ども達は、一気に砂を掘り始めた。隣にぶつかったり砂を掛けてしまったりすると、素直に「ごめん」と謝り、次第に周囲の友だちのことも意識してやるようになった。
1人が靴を脱ぐと僕も私もとほとんどの子が裸足になり、「気持ちいい!」と手や足で直接触れる砂の感触を楽しんだ。職員やスタッフは子どもの出来た、見つけた、などの声に丁寧に答えながら、子どもたちの自発的な活動の様子を見守った。
「川を作るぞ」というさいじいの提案で子どもの1人が砂場に水を流すと、すぐに真似をする子が現れ、蛇口前にはあっという間にバケツや柄杓を持つ子どもの列ができた。
低学年には特に手あたり次第に掘って川を作ろうとする子も多かった。実際に水を流して見せて「水は高いところから低いところへ流れる」という基本構造を理解すると、山の斜面をうまく使いながら水路を掘り進めるようになった。
完成間近だったトンネルが途中で崩壊してしまうと、一瞬ショックを受けていたが、「諦めたら終わり!もう一回やるぞ!」とすぐにまた山を作り直し、2回の失敗を経てなんとかトンネルを開通させることができた。
乾いてサラサラの白砂、濡れてしっとりした黒砂、水を入れて出来た泥、水たまりに浮かんだ泡。同じ砂でも条件が違うと見え方が違うことにも子ども達は関心を示し、砂場遊びに夢中になった。
そろそろ片付けという時間になると急に雨が降り始めた。急いで水槽で手足を洗って、活動は終了。
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