開催日時:11月3日10:00~15:00
場 所:坪沼八幡神社周辺
参加者数:児童館児童23名 保護者1名 職員9名
講師:齋正弘
サポートSOAT:藤原久美子、渡邊廣一、佐藤晴香、西村優衣子
活動内容詳細:
成田児童クラブと成田東児童クラブが合同で活動を行った。子どもたちは「おはようございます。」と元気よく挨拶をしながらバスを降りた。何度もSOATの活動に参加している子の中にはバスを降りてすぐスタッフに駆け寄って行く嬉しそうな姿も見られた。11月になり虫の姿は少なくなったが、川沿いの道では猫じゃらしや服にくっつく実を見つけてみんなで遊びながら進んで行った。
晴れたこの日は本殿近くの広場にブルーシートを敷き、ひと休憩して身支度を整えた。準備が出来るとさいじいのもとに集まり、神様へ挨拶をした。
林探検では、今までと違う道のりを進み、「枝がいっぱいで大変だ。」「足元に段差があるから気を付けて。」と周りをしっかりと確認しながらゆっくり歩を進めていった。根添館跡近くの谷下りでは、ほとんどの子が積極的に挑戦していた。
「やらない。」とはっきりと決めた数名は、みんなが戻るまでの間、お城跡の広場で栗を拾ったり駆け回って遊んだ。
この日は午前中に大根の収穫が行われた。葉の部分も含めると1年生の伸長程になりそうな立派な大根を、それぞれ2本収穫した。大きな大根を抱えた子どもたちは「重すぎるよ。」「もうだめだー。」と運ぶ途中で立ち止まる子もいたが手伝おうかと聞くと、みんな「だいじょうぶ。」と頼もしい顔つきで答え、自分の力だけで運びきった。
大根の収穫後少し早めにお昼休憩をとった。
持参したおにぎりを食べ終わると小休憩の時間も、子どもたちは遊び続け午後の活動を待った。
活動再開より一足先に畑の観察日記を描くため、4人の子どもたちとスタッフが出発した。
掘り出したばかりの大根と、大きく立派な白菜をそれぞれの完成で描いていた。すこし悩む姿もあったが、スタッフがすこし助言をするとすぐに手を動かし始めしっかり観察をしながら書き終えることが出来た。
午後の活動が開始され、みんなでヒノキ林に移動した。こどもたちは木登りやそれぞれに興味のある遊びを自分で見つけて遊び、木の枝をノコギリで切ったり釘でつなぎ合わせてものづくりに挑戦していた。ノコギリや釘打ちは何かを作りあげる面白さ以上に、普段できないその作業工程自体を楽しみながら道具の使い方を学んでいた。
ヒノキ林で大いに満喫した子どもたちは「帰りたくない。まだやりたい。」と渋々顔で片付けをした。帰り支度を済ませた後に今年度最後の活動だという実感が沸いたのか、景色を眺めて寂しそうに立つ姿なども見られ、子どもたちにとって坪沼での活動がどれだけ楽しみだったか、思い出深いものになったかを改めて感じた。
長期にわたり中々ない経験をした子どもたちはきっと、楽しかったこと、もっとやりたかったこと、失敗や成功した時の気持ちを忘れずにいてくれることだろう。
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